ひとりっぷフレンドリーな推しレストラン『Piggy Smalls』

オアフ島ひとりっぷ® SMILE FOODの一覧へ

大規模再開発ですっかり生まれ変わりつつあるカカアコエリアにある『Piggy  Smalls』は、ダウンタウンの超人気ベトナムレストラン『The Pig and the Lady』の姉妹店。『Pig~~』よりもグッとカジュアルでカフェ風な雰囲気。ひとりでもまったく気にせず入れる、ひとりっぷフレンドリーなお店です。


この店のマストが、チキンフォー。ベトナム好きでフォーにはちょっとうるさいわたくしひとりっP、ここのチキンフォーはホノルルで食べるべきフォーのひとつと断言させていただきます! ハーブ類は控えめトッピングで、「南部ホーチミン系ではなく北部ハノイ系なのかな?(*ハーブたっぷりはベトナム南部のスタイルなんです)」と思いつつ、まずはスープをひとくち。「げ。お、おいしいーー!!!」。とにかくスープがおいしいんです。フォー専門店のものよりも、さすがいろいろミックスされている感じの複雑な味わい。くさみはまったくありません。フレッシュではなく漬け込まれた感じのベトナムライム(塩ライム?)がなにげに風味をプラスしてくれています。麺はつるっともちっと。ただ量は多め。ひとりだと、大食いの私でも相当お腹が空いているときにしか、さらに1品プラスはできません。気になるメニューがたくさんあるだけに、ほんと残念。ハーフサイズのフォーがあるといいのになあ。ちなみに、別の日にオーダーした「Oyako Pho」。卵とチキンが入ってるのかなあ〜と思ったら、なんと!卵とじされたフォーでした。親子丼ならぬ親子フォーか! こちらは残念ながらイマイチ。日本人としては、「和」な味付けとフォーがどうにもしっくり来ない。おすすめしません〜〜。このお店ではぜひチキンフォーを!

 

Piggy Smallsは単なるベトナムレストランではなく、フュージョンベトナミーズなんですね。魅惑的なメニューがいろいろ。メニュー名を見て思わずオーダーしてしまったのが「Summer Watermelon Salad」。ひとくちサイズにカットされたスイカにカリカリにローストされたキヌアがトッピング! アクセントが甘酸っぱいオニオンピクルス(黄色い透明のかけらです)! ちらしてあるのはバジルかと思いきや、なあんとシソ!! 泡はココナッツミルク。アジアンなアレンジがさすがです。

 

これも絶品!の「Crispy Umami Potatoes」。小ぶりサイズのまるごとフライドポテトは、カプッとかじって「んんー!?」。なにやらものっすごい、まさに「うまみ」のうっすーい衣をまとっているんです。で、すごーくジューシー! 「う、うま〜〜〜いい〜〜!!!」。グリーンはケール。じつはじゃがいもがそんなに好きではないひとりっPですが、これはリピートしてしまいます。問題は量が多くてひとりではとうてい食べきれないことでしょうか。残りは持ち帰りにしてもらいました。

 

自然光の入る店内とアウトドア席があり、窓に面していて落ち着けるカウンター席も。ただ、残念ながらデザートにはあまり魅力的なものはなく、ほかのカフェへ行くことをおすすめします。

1200 Ala Moana Blvd, Honolulu

 

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

記事一覧を見る

FEATURE