ウユニ塩湖にひとりっぷ® してきました③~トリック撮影を制するものは塩湖を制す編~

ウユニ名物、それは”トリック撮影”。誰が始めたのか、どこまでも平らな真っ白な平原の遠近感のなさをうまく利用してのオモシロ撮影がウユニの定番アトラクションなのです。これが、やりだすとたまらなく楽しい!! けっこうハマります。実際トライしてみて、いくつかコツがあることがわかったのでご紹介します~!

①まず、カメラ。高性能のデジカメよりも、iPhoneのほうが向いてます。性能のいいデジカメの場合、遠近どちらかにのみピントを合わせてしまうため、仕上がりがよく見るとイマイチに。と、撮り始めてすぐ気づき、iPhoneに切り替えました。iPhoneの場合、遠近の被写体両方まとめてピントを合わせてくれるので、失敗が少ないんです。ただ、それにもコツがあって、近いほうの被写体からもある程度離れること。そうすると両方にピントが合いやすくなります。で、撮影後トリミングしてできあがりです。ちなみに、服の色、結構大事です。わたしは、出発前に読んだブログに「白や黒、青はあまり映えない」と書かれていたのを見て、確かに!!と、あわててこの赤いジャケットを買いに走りました(ばか?)。

②撮影者ができるだけ地面に近い位置から撮る。これで遠近感をごまかしやすくなり、トリックを仕掛けやすくなるんですね。で、ここで問題が。塩原は固いうえに亀甲柄もあり、這いつくばるのは結構痛いです。私の場合、寒さ対策で手袋をしていたのですが、撮影中は塩原に手をつくことが多いので、じつはこの手袋が便利でした。あとは同じく寒さ対策で厚着をしていたので、クッション効果が多少あって助かりました。

③小道具を駆使する。出発前に、「なんかトリック撮影に使えるかも」と普段山登りの際に持参しているプラスチックカップを持っていきました。で、撮影した写真がこちら。あるものを使うもよし(シューズやメガネを使ったトリックもポピュラー)、トリック撮影を想定して持参するもよし。ラパスで会った日本人旅行者から聞いたんですが、年末年始だったので、トリック撮影用にシメ縄を持参していた日本人がいたそうです←ナイスアイデア!!ちなみに、白いモノは塩湖映えしないので、鏡餅はイマイチですね、たぶん。定番小道具のひとつに恐竜人形というのがあるのですが、これは、ウユニのツアー会社が持ってる場合も多いので聞いてみるのをオススメします。わたしもサンライズツアーから帰ってきたときに、ツアー会社の棚に恐竜人形が置かれてるのに気づき、地団駄。あと、塩湖脇の村コルチャニのおみやげ市場でも売ってました(言い値1コ2~3ドル程度)。

④これまた定番のジャンプ写真の場合は、デジカメの連写モードを使うのをオススメ。その上で、撮影者ができるだけ地面に近づく。跳ぶ側は、できる限り腕を広げ、ひざを曲げて跳ぶのが大事。が、ウユニは標高3700メートル。かなーりゼーハーします。

⑤動画撮影のススメ。ウユニでしか撮れないトリック動画。これもかなーり楽しいです。アイデアを駆使して、ぜひ。プリングルスのパッケージを使ったトリック動画ってのがある、というハナシを出発前にちらっとネットで見かけ(動画そのものは見つけられず)、そーなんだー、と思いつつのウユニ行き。途中立ち寄った村の売店でプリングルスを発見。ビールより高かったのですが、”買うべし!”との啓示を受け、結果の動画撮影は、想像以上に楽しくって最高でした! 画像は、動画をキャプったものです(動画はひとりっぷインスタにてぜひご覧ください~)。 チリ、アタカマから2泊3日のウユニ抜けツアーのメンバー、ドイツ人4人組オザン、オリアナ、ヨハネス、アレックスと韓国人のスビンの5人に協力してもらいました~!みんなありがとう~~~!!

⑥最後に。トリック撮影は、撮影者の緻密な気配りが大事です。画角や距離感など、ちょっとしたディテールが仕上がりの出来を大きく左右します。なので、はっきり言って”雑”な人は撮影者に向いてません。で、説明するより自分でやったほうが確実!!と、メラメラとカメラマン魂(!?)に火がつき、途中から私は撮影者に徹してしまいました(というわけで気づいたら手元にはあまり写真がない。。。)。次にウユニに行ったときは、かなりうまく撮る自信あるよ自分、と自画自賛中。(つづく)

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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