さて、というわけで大浪西湾から西貢までの帰路は1人130HKドルの乗り合いスピードボートで移動開始。このボート、波の影響でなかなか大胆にバウンスするので、その度に遊園地状態でお客全員「ヒャーウ!」「ホォーウ!」と歓声です。揺れるのがニガ手な方には、後部座席をおすすめします。そして、じつは西貢のこのエリア一帯は、UNESCOのジオパークに認定されていて、なかなかユニークな地層が見られることでも有名なのです。なのでボート旅=ジオパーク見学の一石二鳥!
なんとあんなところに釣り人が! どうやら岩場まで釣り客を送迎してくれるボートサービスがあるようです。
川が海に流れ落ちてます~~ワイルド! 香港のこのあたりはほとんど人の手が入っていない自然のままの土地なんですね~~。
そんなこんなでボートは30分ほどで西貢の埠頭に到着。
ふと見ると桟橋沿いに人がたかってます。なんだ??と思ったら! なんと! みなさんボートから魚を買ってます! 面白い~~~!!
魚売りボート。
さて、西貢といえば、海鮮レストランがずら~~っと立ち並ぶことで有名です。が、今回のディナーは暑い夏らしくタイ料理で行くことに。そもそも香港にはバンコク並みなのでは!??ってくらいタイ料理店が多く、高級店からカジュアルな食堂まで選択肢もいろいろ。西貢では、超カジュアルなタイ食堂をよくみかけます。だいたいどこで食べてもおいしい。そのうちの1軒で夕食です。雑居ビルの通路と路上を利用したこれまたどローカルな店。
絶対ハズせないメニューが、”ヤムソムオー”。ポメロ(文旦に似たかんきつ類)とえびのサラダです。ポメロが入手困難な日本ではまず見かけないメニューですが、タイはもちろん、香港やシンガポールのタイレストランでもポピュラーなメニューで、私の大好物なんです。香港以南の国でタイレストランに行ったらぜひぜひトライを!!!
ハマグリのカレー炒めとナン。タイレストランなのにナンが出てくるあたり、さすがアジアの交差点・香港やな~と感心。
西貢は、在住の欧米人も多く、海沿いから1歩入った通り沿い付近にしゃれた感じのカフェもあります。タイ料理のあとは、そんな1軒、FIVE COFFEE COMPANYでのんびりコーヒー休憩。メニューはオールディブレックファスト中心。隣の席の香港人男子たちが食べてたホットドッグ目玉焼きのせがおいしそうでした。
■FIVE COFFEE COMPANY 新界西贡海傍街3號
さて、西貢には行列のできてるローカルパン屋さんが2軒。陳福榮餅家はオリジナルの広東お菓子”蛋黃奶皇酥”で有名です。皮はやや分厚くて、しっとりしたスコーンのような感じ。中の蓮の実餡には黄身がひとつころっと入っています。美味。茶餐廳も併設してるので飲食休憩もOK。
■陳福榮餅家 西貢萬年街9號地下
もう1軒の西貢咖啡餅店。こちらは菠蘿包(メロンパン)と蛋達(エッグタルト)が人気の様子。菠蘿包は上のメロンパン生地がしっとり分厚めてうま~~。エッグタルトはポルトガル式で生地がさっくさく。かつちょっとココナッツ風味。どちらも美味!でした。■西貢咖啡餅店 西貢海傍廣場2號金寶閣6-7號舖地下
さて、帰路ですが、4人いるし、疲れたし、、、ってんで、西貢から佐敦までタクシーに乗ることにしました。所要時間30分料金180HKドル。速いし、や、安い!!なんでっ!??と思ったら。西貢は地下鉄で行けないためにものすごく遠いイメージがあったんですが、地図で見てみるとじつはそんなに遠くない。単に山の向こう側にあるだけと判明。人数が揃うなら西貢~香港中心部の往復ともにタクシー利用も全然アリなんだな、と今回悟りました。というわけで思ってたよりも全然気軽に行ける西貢。ビーチではなく西貢目当てで出かけるのも、香港の海辺のローカルタウンが堪能できて結構楽しいです。おすすめですよ~~。
【真夏の月刊香港パトロールスペシャル】
- 世にも美しいシークレットビーチ”大浪湾”へデイトリップ!(上)
- 世にも美しいシークレットビーチ”大浪湾”へデイトリップ!(中)
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- アガる!オシャレひとりっぷ®ホテル(1)”HOTEL STAGE”
- アガる!オシャレひとりっぷ®ホテル(2)”HOTEL TUVE
─ INFORMATION ──
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ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。