片道26時間! 東京最南端カフェ in 小笠原・母島に行ってきました〜〜〜!

ひとりっP、じつは先日(つーても、もう4か月以上前ですが)、東京都最南端のカフェに行ってきました! さすが最南端! たどりつくのに片道26時間! 言ったら“日本でもっとも遠いカフェ”について、ご報告させていただきます!
 

東京最南端カフェがあるのは、これまた東京最南端の有人島=小笠原諸島・母島(ははじま)です。
 
ユネスコ世界自然遺産に登録されている小笠原諸島は、れっきとした東京都。車のナンバープレートは品川ナンバーなんですよ〜。

Go to 母島への道

片道26時間! 東京最南端カフェ in の画像_1

小笠原諸島は、東京から南へ1000km。ざっくりですが、日本とグアム・サイパンの真ん中あたりにあります。緯度は、沖縄本島と同じくらい。南〜〜〜!! 
 
が、小笠原諸島には空港がありません。島へ行く唯一の交通手段は、東京・竹芝桟橋〜小笠原諸島・父島間を結ぶ、週1回運航の客船「おがさわら丸(通称おが丸)」。なんと所要片道24時間! 母島は父島の南50kmに位置しているので、父島にて母島行きの客船「ははじま丸(通称はは丸)」に乗り継ぎ、さらに2時間。
 
つまり、東京〜父島〜母島間は、船でのみアクセス可能&所要合計26時間(乗り換え時間含まず)。そんな島、国内にはほかにはありません。“日本でもっとも遠い有人島”、それが母島なんですよー。 

片道26時間! 東京最南端カフェ in の画像_2

こちら、母島の玄関口、はは丸などの船が発着する沖港です。とはいえ、さすが東京の南1050km! うしろの山のうっそうとした感じ! 秘境感漂ってますーーー!! いやもー、片道26時間かけて、ついに来たーーー!!! 「趣味は秘境」のひとりっP。コーフンが止まりません! 胸躍るとはこのことか〜〜〜!!! 
 
そして。「片道26時間」といっても。目指せば、たどり着けるんですよ!! 時間がかかるだけで、船に乗っていれば到着できる。大事なことは、「行くぜ!」という気持ちと、実際に行動に移すかどうか。「母島への旅の難易度は、相対的には高くない」というのが、ひとりっPの結論です。

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母島は人口約450人。人が住む集落はひとつだけ。食品を売っている商店は3軒。飲食店は数軒。島自体は想像よりも大きく、ワイルド&ナチュラルなんですが、人が住んでいるエリアはめっちゃこぢんまり。集落内は、徒歩で回れます。

ここが東京最南端カフェ『88cafe』です!

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そんな母島の、母島漁港に面して建っているのが、こちら、『88cafe(ダブルエイトカフェ)』=通称ハハカフェです。
 
母島唯一のダイビングサービス『ダイブリゾート母島』に併設、というか、2つでひとつ=ダイビングサービス&カフェという感じです。そして、じつはどちらも母島漁協が経営母体と聞いて、めちゃびっくり!!&ありがたや〜〜〜!!

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カフェ内は、イチゲンさんのひとり旅人でも居心地のよいリラクシングな雰囲気。ひとりっP、母島には3泊4日の滞在だったんですが、ダイビングした日以外もついついGO。結局毎日通ってしまいました。つまり計4回リピート訪問!
 
で、3回目の訪問時に、「あれ?」と。ハハカフェがあるのは、母島の集落の南の端っこだよな、と気づき、スタッフのかたに、「あの〜〜〜、もしかして、こちらのカフェって、東京最南端のカフェじゃないですか?」と聞いてみたらば。
 
「え?? あ、、、!!!たしかにそうかもーーー!!!」←なんと、カフェのみなさんも気づいていませんでした! 
 
ハイ、みなさーーーん! というわけで、東京都最南端カフェは、小笠原諸島・母島にある、こちらの『88cafe』ですよーーーー!!!
 
言ったらメニューはすべて、“東京最南端コーヒー”とか、“東京最南端ランチ”ってことですよね!!! “東京最南端パフェ”とか、あったらいいなあ〜〜〜。

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こちら、カフェのテラスエリア。母島漁港に面していて、海を眺めながら、のーんびりランチタイム&カフェタイムです。

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ハハカフェ遠景。2階テラス席もあります。が、ひとりっPは、海をグッと目の前で眺められる1階テラス席LOVE! です。

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目の前は母島漁港。こののんびりさ! 桟橋からは、ダイビングボートや釣り船なども発着します。

全部、東京最南端メニューです!

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ハイキングから戻ってハハカフェへ直行したときのオーダーは、アイスオレ。至福〜〜〜!

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ランチタイムには日替わりのランチメニューが。こちらは、ダイビング後のランチにオーダーした「ロコモコ丼」。美味! ランチメニューはテイクアウトも可能です。

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気に入って滞在中に2回リピートしてしまった、ローゼルソース掛けアイスクリーム(ローゼルはアオイ科の熱帯植物で、ハイビスカスティーの原料になっているのもローゼルです)。小笠原産のローゼルを使ったソースは、ハハカフェの自家製。フルーティな甘ずっぱさとローゼルの独特の歯応えがサイコーでした!

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こちらは、日替わりランチのタコライス。帰路の母島→父島のはは丸の船上で食べるため、テイクアウトしました。こちらも美味〜〜〜! 甲板で風に吹かれながら、遠ざかる母島&近づいてくる父島を眺めながらのランチタイム。 ほんと、旅に出ると、すべての瞬間が一期一会なんだなあと気付かされます。

これが東京最南端Tシャツ!!

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なかなか行けないエリアに出かけたときは、ついつい買ってしまうご当地Tシャツ。小笠原でも「買わねば!!」とバイイング魂を燃やしていたのですが、『88cafe』&『ダイブリゾート母島』内のショップで「これだ!!!」という1枚に出会ってしまいました!! ひとりっP史上、トップクラスに気に入っています(ぜひ、写真を拡大して見てみてください〜)!
 
プリントモチーフは、小笠原の固有種「おびしめ」。おびしめは、オス1匹(真ん中のグリーンの1匹)&メスが大勢で群れる習性だそうで、それを落とし込んだグラフィックがサイコーすぎる!!! 聞けば、スタッフのかたのデザインだそう。すばらしい〜〜〜!! 好きすぎる〜〜〜!! と、色違いで2枚買ってしまいました。母島から帰途につくときには、もちろんこのTシャツを着用!

行くべし!母島!

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さすが絶海の孤島群、小笠原諸島。中でも母島は、町の灯りも少ないので、ハハカフェのちょっと先にある鮫ケ崎展望台から見上げたトワイライトタイムの空には、三日月と、すぐ下にはきらめく金星! 

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島の街路樹としてもよく見かけるハイビスカス! 街路樹がハイビスカス!! 街路樹がハイビスカスの東京都!!
 
ほんと、旅って目からウロコの体験だらけ。そんな体験がてんこもりで待っている小笠原。中でも、よりナチュラル度満点の母島。滞在3泊4日ではぜんぜん時間が足りませんでした。もっとじっくりのんびり追求したくなる島なんですよー。行くのに片道24時間+2時間かかりますが(※ちなみに、おがさわら丸が週1便のため、小笠原への旅は最低6日間かかります)、ひとりっP、激推しします!! 次回は、ハハカフェで日がな1日読書もしたいぞう〜〜!
 
そんな小笠原への旅の詳細ルポは、3月25日に発売された『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』にて、たーーーっぷりご紹介しています! 
 
ぜひぜひ、みなさんに読んでいただきたい、ひとりっPが小笠原旅で感動したあれやこれや。本の中にて、ひとりっPがお待ちしています!!
 
そして、本には書ききれなかった、小笠原でのびっくり体験談の数々については、4月2日のトークイベント↓にて、暑苦しくお話しさせていただきました! こちら、4月30日(土)まで絶賛アーカイブ配信中! これからのお申し込みもOKです! よろしければぜひ〜〜〜!! 詳しくは下のバナーから! ご視聴をお待ちしています!!
 
*88cafeは、3月29日現在、休業中です。再開予定は現時点では未定とのこと。なるはやのオープンを、ひとりっP、切望しています。

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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