台湾ランタンフェスティバルとは、毎年旧暦1月15日ごろからスタートする、台湾の国をあげてのお祭りです。年ごとに台湾の各都市で巡回開催され、今年2023年の開催都市は、23年ぶりの台北!
台北市全体での開催ともいえるのですが、メイン会場は、国父祈念館のある中山公園を中心に、台北101がある信義区内4か所に設置されています。
ランタンと聞いて日本人が想像するのは、もしかして提灯かもしれませんが、台湾ランタンフェスティバルのランタンはぜんっぜん違います! (タイ・チェンマイのランタンフェスティバルともまったく違います)
今回の旅の目的=台湾ランタンフェスティバルとは
ご覧のように、まず、でかい! 派手! めっちゃクリエイティブ! なんなら動くし! この2頭の龍なんて、動くだけじゃなく口から煙も吐いちゃいますヨ! しまいにゃ、プロジェクションマッピングによってカラーチェンジまで!
とにかく広ーーい会場に、巨大サイズから中サイズまでのカラフルで超絶技巧なランタンがズラズラズラーーーーッと並んでいるんです! その規模! 宵闇に浮かぶランタン群の幻想的な光景!「ぎゃーー!! きれいすぎるーーー!スゴいーーー!!!」を連発しっぱなしです。
じつは台湾ランタンフェスは2回目のひとりっP。2020年2月に台中で開催されたフェスティバルに出かけて、「なんじゃこりゃ〜〜!!?」と大コーフン&大感激! そして想定外の規模の大きさに、ひと晩では見終わらず。予定外だったんですが、2晩GOしてしまいました! (もともとは1晩だけ見学の予定で、1泊2日の日程でした。なので、2晩めはフェスを見たのち、まじでギリッギリで最終の新幹線に飛び乗り、なんとか無事に台北に戻れたという、、、← ひとりっPあるあるな件)。結果たっぷり堪能できて大満足だったんですが、台湾ランタンフェスの想像のはるか上を行く面白さに、「いやー、なんなのこれ! もうもう、絶対毎年来る!」と決意。が、パンデミックにて結局3年のブランク(涙)。今回、悲願のランタンフェスリピートでした。
この巨大ウサギは、シンボルランタンの “玉兎”(月の兎)。ほかとは別格のテクノロジー駆使系デジタルランタンです。月から来たうさぎちゃんなので宇宙服着用! CGで表情がくるくる変わるのがキュートすぎてメロメロ〜〜!(←ほんっとにかわいいんですよ〜〜! もう夢中!) さらには、30分ごとに音楽と光のショーがはじまり、デジタルに宇宙服もチェンジ! 回転もしちゃうスペクターキュラー!なうさぎちゃんなんですよ〜〜! (※毎年のシンボルランタンはその年の干支をモチーフにしています)
こちらの鳥もシンボルランタンのひとつで、30分おきにライトショー&回転&羽ばたきます〜〜!
ひとりっPがめちゃ楽しみにしているコンテストコーナーのランタン。やっぱりチャイニーズテイスト&干支モチーフの作品は多いですねえ。どれもうっとりの技巧&造形なんですよ〜〜〜!
台北開催なので、台北名物をモチーフにしたランタンも多数。ランタン見物で観光もできるという一石二鳥っぷり!?
こちらは、お伽話コーナーの『孫悟空』〜〜!! ほかにも『ジャックと豆の木』『桃太郎』などなどなど、、、!!!
会場が公園だけに、ふと見ると森の仲間たちや光る花々も。夜の公園が幻想的な表情を見せてくれています〜〜!
インターナショナルコーナーには、日本の地方自治体も多数出展しているんですよ〜〜! 日台友好〜〜!! こちらは、そう、名古屋です〜〜〜!! しゃちほこ〜〜!!
インターナショナルコーナーのひとりっP的No.1は、こちらの愛媛です!! 愛媛名物をてんこ盛りにしたバラエティっぷりと造形デザインの素晴らしさ!! 愛媛県のキャラクター=みきゃんもいます〜〜!! あっぱれ〜〜〜!!
てな感じで、さすが首都台北開催の広大さ! やはりのひと晩では到底すべてを見終わらず、結局、夜な夜な、合計3晩に渡ってランタンフェスティバル会場へ出かけてしまいました(それを見越しての5泊6日の旅程だったんですが)。
まさに、百聞は一旅に如かず!
台湾ランタンフェスティバル、ぜひ一度お出かけになることを激おすすめします!
(もちろん、ひとりっP、来年以降も行く気まんたんです!)
※まだまだ感動のアラシなランタン多数なのですが、ぼちぼち旅ワードローブのハナシを始めなくてはなので、続きはひとりっぷインスタグラム(@hi_trip)にて〜〜〜〜!
※ランタンの点灯は22時まで。エリアごとに順番に消灯していき、22時20分には全消灯でした by 最後まで粘って見学していたひとりっPの体験談より。
5泊6日のリアルコーディネート
さて、そんなランタンフェス目的で訪れた台北ですが、昨年10月に続いてまたしても! お天気が悪かったんですよー! 思い切って5泊6日で出かけたのに、連日どんより。ほぼずっと雨模様(泣)! ザーザー降りではなかったんですが、基本的にはグズグズしていて、傘は必携。太陽と青空を見られたのは最終日の午後にちらりくらいで。
毎日の気温もだいたい最高18℃〜最低15℃前後。最高&最低の気温差はあまりないのですが、風も冷たくて、肌寒い。
事前の天気予報もそうなっていたので、前回10月の経験から、「これは結構うすら寒いはず!」と予測して、旅ワードローブは、寒さ対策を最重要視してセレクトしました。
結果、やはりの天候不順と気温低めな毎日。持参したワードローブには本当に助けられました。地元の人いわく、2月から端午節(旧暦5月5日。年によりますが、だいたい6月ごろ)までの、春先〜夏になるまでの台北は天候が不安定なんだそう。台湾渡航60回超えのひとりっPの経験では、とくに2〜3月の天候には要注意だと思っています。この時期、天気のよい日は最高気温は20℃を超えるので、もう春だよね〜、日本よりあったいかいよね〜、と思って出かけると、「ぎゃー! なんで寒いの!?」ってなことになりがち。
そんな台湾を、ひとりっPは、どんなワードローブで効率良く乗り切ったのか!? 行き帰りには、寒波真っ最中の日本のことも考えないとだし、いろいろ配慮が必要でした。というわけで、6日間のリアルコーディネートをご紹介させていただきます!
【DAY1】
日本は寒波襲来中で、自宅を出た朝7時半の気温は1℃。ひいーーーー! が、台湾は、台湾的には寒いらしいとはいえ、18〜15℃。こうなると、日本で絶賛ヘビロテ中のユニクロのヒートテックデニムは、台湾では確実に暑い。というわけで、考えた末、東京〜台湾の行き帰りの日はWボトム作戦に出ることに。マキシ丈スウェットワンピース+春秋向けボトムのコンビネーションです。気温ヒトケタ台だと春秋ボトムでは厳しいものがあるんですが、やはりのWボトム効果で、自宅→羽田空港の移動時にも全然平気、かつ、台湾についてからも、ちょうどいい感じでした。
Wボトム作戦、ヨシ!
ちなみに、通常の海外ひとりっぷでは、手洗いしづらいこのテのワンピースを旅ワードローブに入れることはまずナイです。が。今回は、滞在先ホテルに洗濯機&乾燥機ルーム(なんと無料でした!)があるとわかっていたので、洗濯の心配要らずだったんですよー! ほんと、助かりました!(パンデミック後の旅で気づいたんですが、台北には、日本のビジネスホテルのようにランドリールームのあるホテルがときどきありますね。すばらしい〜〜!)
そして、思った以上に便利だったのが、中わた入りベスト。今現在の日本でもかなりヘビロテ中なんですが、肌寒いのに蒸しているという今回の台北の気候には、日中はこのベストを羽織るくらいでジャストでした。夜になって気温が下がってきたら、インナーダウン(日中は手のひらサイズのきんちゃく袋に収納してバッグイン)を取り出してレイヤード。ちなみに、自宅→羽田空港までは、さらにゴアテックスアウターとカシミヤマフラー(両方とも【DAY6】で紹介しています)をオンしていました。「寒い」と思うのが大キライなひとりっPですが、これで無事、気温1℃でも問題ナシでしたー。
*ワンピース/MXP
*ベスト・インナーダウン/ザ・ノース・フェイス
*スキニーデニム/Joe's
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY2】
季節の変わり目の気候・気温が安定しないとき、日本では何を着てるっけな〜〜?と考えて、「あ、そうだった」と気づいてバッグインしてきたのが、このスウェットです。こちらも普段だったら海外旅には持参しないんですが、今回はホテルにランドリーがあるとわかっていたので、愛用の1枚を迷わずチョイス。6〜7年前にハワイのSaks Fifth Avenueで買ったものです。軽くてかさばらない&乾くのも早い&暖かいけど暑くはない混紡タイプのスウェットなので、ビジホステイの国内旅(コインランドリーあり)にはよく持参しているんですが、今回の台湾の気候にもジャストでした。コットン100%のスウェットは重たいし乾きづらいので、旅には持参しません。ボトムは起毛混紡コットン製で、こちらも季節の変わり目にめちゃ活躍してくれる1本です。ただ、グレイッシュホワイトなので、雨の日にはいて泥ハネが目立ってしまったのはちょっと失敗。ホテルの洗濯機で洗濯できたので大きな問題にはなりませんでしたが。ちなみに日中は、【DAY1】と同じベストをオン。夜は同じくインナーダウンを着用していました。
*スウェットトップス/Saks Fifth Avenue
*パンツ/コグ ザ ビッグ スモーク
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY3】
この日のコーディネート最大のポイントは、スウェットトップスです! こちら、わかりますか? 国立台湾大学(National Taiwan University)のカレッジアイテムなんです。前日に台湾大学構内のストアで買いました! ほかにもカレッジグッズをあれこれプチ爆買い! そう、ひとりっPはカレッジアイテムには目がないんですヨ〜〜! このスウェット、内側はしっかり起毛されていて、かなーりあったかい冬仕様。なので、この日は日中はアウターなしのスタイルでした。小雨だった夜には、ゴアテックスアウター(【DAY6】でご紹介)を羽織ればOKでしたね。そして、ボトムは、どんなときも頼れるザ・ノース・フェイスのバーブパンツ。天候不順な旅にはマストな1本です!
*スウェットトップス/台湾大学
*パンツ/ザ・ノース・フェイス(バーブパンツ)
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY4】
よもや、しゃれたレストランに行くような場合にもイケるし!とバッグインしてきたsacaiのトップスです。夜な夜なランタンフェスを見に出かけてしまったため、結局おしゃれレストランには行く余裕はなかったんですが。重ね着しているのは、ザ・ノース・フェイスのウォーム仕様アンダーウエア。ボトムは、【DAY1】でWボトムにしていたスキニーデニム。やや肌寒いので、ここにベストを重ねつつ、夜はインナーダウンを羽織りました。
ちなみに、今回の旅シューズは、ナイキの「ペガサス トレイル 3 GORE-TEX」。『ひとりっぷ5』でもご紹介していますが、アッパーはゴアテックスで防水透湿仕様。トレイルラン用シューズなのでソールのグリップ力も抜群な1足です。
前回の台湾旅(2022年10月)も、同じような肌寒くて連日雨の気候だったんですが、そのときのスニーカー(リーボックのポンプフューリー)がソールのグリップ力がやや弱いタイプで、なんども滑って転びそうに。その反省から、「台湾旅には絶対にグリップ力がしっかりしたシューズで来るべき」と悟り、今回はこちらのシューズに。いやもう、ほんと大正解でした。前回あんなに滑りそうになったのに、今回はゼロ! ちなみに、同時期に来台していた友人は、アディダスのスタンスミスを履いていたんですが、雨に濡れた歩道でツルッと滑って転んでしまい、肘をめちゃくちゃ打ち付けてしまったそうです。ひいいーーー! もちろん、そのシューズで日本で雨の日に滑ったことはナシ! やはり台北の歩道は濡れると滑りやすい!というのが、ひとりっP的結論です。なんというか、どうも濡れると滑りやすくなる材質の床材を使っている歩道がちょいちょいあるんですよね。日本では見かけたことのないタイプかと。というわけで、みなさまもくれぐれもご注意ください!
しかし、このシューズ、あまりにも普段にも旅にも愛用しすぎて、ちょっとくたびれてきているんですよね。予備を買っておけばよかった!と大後悔中です。(※現在、後継モデルが販売されていますが、ひとりっPはこのときのデザインがめちゃくちゃ気に入っているんですよ、、、)
*トップス/Sacai
*下に重ねたアンダーウエア/ザ・ノース・フェイス
*スキニーデニム/Joe’s
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY5】
【DAY2 】のトップスと【DAY3】のボトムを着回し。着用しているベスト以外に、インナーダウンも持ち歩きました。ちなみに、同じトップスでも、その日の天候によってアンダーウエアを変えています。DAY2ではアンダーウエアはモンベルのウォームタイプのキャミソールでした。が、この日は、「東北季風」と呼ばれる肌寒い季節風が吹く天気予報だったので、【DAY4】と同じザ・ノース・フェイスのウォームアンダーウエアに。結果、やはりの風がやや冷たい日だったので、正解でした。気候が不安定なときは、アンダーウエアで体感温度を調節する作戦をよく使います。
ちなみに、台湾のテレビ番組は、画面に文字情報がかなーり多用されています。日本人なら、同じ漢字の国どうし、落ち着いてじっと画面を見ていれば、書いてあることの3分の1〜半分くらいはなんとなくわかると思います。ひとりっPはニュース専門チャンネル(いくつもあります)をよく見るんですが、天気予報はそこでチェックします。
*スウェットトップス/Saks Fifth Avenue
*ベスト・パンツ(バーブパンツ)/ザ・ノース・フェイス
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
【DAY6】
帰国日は、荷物を減らす意味もあって、来たときと同じく、ワードローブの中でいちばんかさ張るマキシワンピースで。もちろんホテルの洗濯機で洗濯済みです(←しつこく強調)。ボトムは【DAY2】と同じ。このパンツはウエストゴムなので、機内でもノーストレスです。そして、この日、ついに、やっと、午後から太陽が顔を出し(感喜!)、気温もやや上昇(感喜!)。台北ではベスト1枚を羽織って行動。アンダーウエアはモンベルのキャミソールにしました。
羽田空港に帰着後は、インナーダウン、ゴアテックスアウター、カシミヤマフラーと、フルでレイヤード。台湾では、寒い寒いと言っても15℃を下回ることはなかっただけに、降機した途端、「寒っ〜〜〜!!」と日本の寒さが身にしみました、、、(泣)。
機内持ち込みバッグは、現地でエブリディ持ち歩いていたトートと、PC関係とおみやげに買ったワレモノを入れたバックパックの2個持ちです。
*ゴアテックスアウター・インナーダウン・ベスト/ザ・ノース・フェイス
*ワンピース/MXP
*パンツ/コグ ザ ビッグ スモーク
*スニーカー/ナイキ(ペガサス トレイル 3 GORE-TEX)
*マフラー/ユニクロ
*バッグ/ひとりっぷ×レスポートサック(ライアン トラベル トート)
*バックパック/ひとりっぷ×レスポートサック(エディターズ バック パック)
毎度毎度言っていますが、改めて → 気候・気温が安定しないときの旅ワードローブは、レイヤードを駆使するのがポイントです。今回の台湾旅は、連日の低め気温(最低約15℃〜最高約18℃)と雨模様&湿度の高さを、アウター(ゴアテックスアウター、インナーダウン、中わたベスト)の活用と、アンダーウエア(長袖ウォームタイプ、キャミソールウォームタイプ)での調節で乗り切りました。風のあるナシで、体感温度がずいぶん変わるな、ということも再認識。
今回は、宿泊先ホテルにランドリー設備があったのも、旅先で洗濯する派のひとりっP的にはめちゃくちゃポイントでした。かなーり助かりましたヨ。じつは前回2022年10月に泊まったホテルもランドリー付きで、今回と同じくスーパー快適でした。というわけで、ひとりっP的には、今後は、「ランドリー設備の有無」を、台北でのホテル選びの際に重視したいと思います!(たぶん、ワードローブがかさ張らない&手洗いもラクな夏場は気にしませんが)
ノーストレスな旅は、ノーストレスなワードローブから! by 『ひとりっP旅の格言』より
というわけでみなさまも、次回の旅は、ぜひぜひ快適完璧ワードローブで、Have a nice ひとりっぷ〜〜〜!!!