【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO! 長崎・上五島のビーチはワイキキ超えの美しさ!

ひとりっP、昨年の夏に長崎県五島列島に出かけてきたんですが、みなさまの今年の夏旅のお役に立てていただければと、遅ればせながら、そのご報告です。


ユネスコ世界遺産にもなっている、列島内に点在する教会群の美しさで知られる五島列島ですが、じつは!
 
ビーチがめっちゃきれいなんですよーーー!!!

という情報を地元出身者から得たうえで出かけたわけで、ひとりっPの五島旅のいちばんの目的は、海水浴!でした!

(教会群に関しては、オフビーチシーズンに再訪すればよい、と今回はほぼ除外) 




 


もう、ビーチを見た瞬間、「な、なんじゃこれーーーっ! 日本のビーチ(沖縄除く)のきれいのレベル超えとるがな! きれいすぎる! てか、はっきり言ってワイキキ超えなんですけど!!? ワイキキ歴30年のひとりっPが断言させていただきますよ〜〜! これもう南国リゾートのビーチだよ! てのがなんで知られてないのーーっ!?? はるばる来る価値ありまくり!!!」と大コーフン。


ちなみに、後述しますが、五島列島にはじつは地理的にちょいトリッキーな部分があって、それをズバッと解説しているサイトがなかなかない! なので、ネット検索がスムーズにいかず、五島列島内のどの島のどのビーチを目指すのかを決定するのにやたらと時間がかかってしまいました。

 
この記事がどこより詳しくそこんところを解説&この記事を読めば五島列島訪問にあたって無駄にネット上をさすらうことはないはずです〜〜!

 

というわけで、ひとりっPが感動した五島のビーチ探訪記をお届けします!

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_1

 

そもそも、ひとりっP、ビーチにはかなりうるさいです。

(というわけで、ここからの前振り、ちょっと長いです。すみません)
 
単に「きれいですー」ってなクチコミにはナットクしません。「きれいって、砂の色は!? 透明度は!?」などなど、もっと具体的に評価してくれよ〜〜! といっつも思っています。ひとりっPの旅のテーマのひとつは、ナイスなビーチを求めて世界あちこち三千里! なんですよ〜。
 
ひとりっP的ナイスなビーチの条件とは↓

 

*ビーチの砂の質(白ければ白いほどヨシ! 砂が細かければ細かいほどヨシ!)
*水の透明度(一見キレイに見えても、透明度はそうでもないことも多い)
*砂浜の幅&奥行のバランス(のんびりくつろげるビーチかどうかはここで決まる)
*砂浜のクリーン度(砂浜の石ころ具合、漂着物具合などなど)
*シュノーケラーにつき、波はないほうが好き&できたらシュノーケルが楽しいと言うことナシ!
 
てな感じです。
 
ひとりっPの密かな特技は、世界中のビーチを調べまくった&旅しまくった結果、ビーチの写真を見ただけで、「どこの国(リゾート)のビーチなのか」がわかることです(威張り)!
 
キメ手は海の色と砂の色、ヤシの木などの植生です(威張り)!

最近ときどき見かけるのが、レタッチでカラーを改変したビーチ写真 ← 「○○○のビーチがこんな色ってありえないから! ひとりっPの目はごまかせませんヨ〜〜! 怒!!」と鼻息荒く憤慨ですヨ!

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_2

で、国内でずっと気になっていたのが、長崎・五島列島のビーチ。
 
最初のきっかけは、10年くらい前に取材で五島出身のかたにインタビューした際、海のハナシになり、「五島の海は、ほんっとにきれいですよー!」と言われたことです。軽く調べたら、たしかに、ひとりっP基準でもきれいっぽい。こりゃあいつか行かねば! とずーーっと思っていたんです。
 
で、昨年8月に、ついにとうとう10年越しで野望達成!できたというわけです。


 

ここで、ひとりっPがてこずった五島列島のトリッキーな部分について解説させてください。
 
五島列島の島数は129(うち有人島18)。主な島は、福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島の5島です。 

じつは行政区域としては、中通島(通称:上五島=かみごとう。実際、中通島と呼んでいる人はほぼ皆無では。橋でつながっている若松島ともども、“上五島”呼びしか聞きませんでした)を中心とする新上五島町と、福江島を中心とする五島市に分かれているんですね。
 
なので、観光案内サイトも上五島町と五島市どちらかについてのみになっていることが多いんですよ←わかりにくっ!! 
 
もっと言うと、北端にあるいくつかの島々は佐世保市と北松浦郡小値賀町に属していて、新上五島町でも五島市でもない!!
 
OMG!! 一般的にはすべてひっくるめて五島列島と呼ばれていて、実際、地図上ではどう見てもひとかたまりの島々です。なのですが、というわけで、五島列島全部まとめての観光情報をカバーする使い勝手のよい公式サイトがない(おそらく。ひとりっPは見つけられませんでした)ので、五島についての検索が一網打尽というわけには行かないんですよ。
 
で、一般的に「五島」とだけ検索すると、五島市関連=福江島のものがヒットしがち。おーーーーい!! 
 
ってことを理解していなかったので、検索がどうも要領を得ず、滞在先や目的ビーチの決定までに結構手こずりました。みなさまもそこのところをお気をつけください〜〜!

というか、五島は有名観光地なんだから、長崎県が、全体を網羅しつつ、詳しくてわかりやすい五島まとめ的観光案内サイトを作るべきでは??とひとりっPは思いましたね。「五島はじつは入り口のドアがいくつかに分かれている」ってアナウンスをしてくれれば、あとはそれぞれのドアに進めるんですけどねえ、、、。ほとんどの人は気づかずに福江島の情報だけ検索しているのではないでしょうか? いやいやいや、それじゃあ五島列島のポテンシャルがもったいなさすぎます! 
  
というわけで、ひとりっPが断言させていただきます!
 
五島について検索する場合は、「上五島」「五島市」「小値賀島」「宇久島」←それぞれのキーワードで検索してみてください!(※観光地としてメジャーなのは「上五島」と「五島市」ですが、検索してみると、小値賀島と宇久島もかなり魅力的です)

 
 

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_3


 

今回ひとりっPが目指したメインの目的地は上五島(中通島)です。
 
五島列島の中から上五島を選んだのは、2021年末に取材先で上五島出身の人に会ったからです。ご当地クチコミに勝るものナシ!
 
「え!? 五島出身!? 五島のビーチって超絶きれいって10年くらい前に言われて、それ以来気になっているんですよ」と訴えたら、「自分は上五島の出身ですけど、めっちゃくちゃきれいですよ。いやホントに。水も透明だし砂も白いし。ぜひ夏に行ってください」と強力リコメンドされ。こりゃ行くしかない!と決意したわけです。
 
上述した五島列島のトリッキーな事実に気づくまで時間がかかり、検索しまくって実際に行き先を決定するまでが想定外に大変でしたが、満を持して昨年8月、上五島を目指して、羽田から出発〜〜〜!!!

(ハイ! お待たせしてすみません。ここからようやくの五島旅報告本編です!!)
 
行きのフライトは、よく考えたら、人生初のソラシドエア!! イエローグリーンがかわいくて気分アガるわーー!

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_4

羽田から約2時間で長崎空港に着陸。
到着して気づきました。ひとりっP、人生初の長崎!ですヨ!! 長崎空港、ディテールがなんだかラブリー!?? と着くなりコーフン!
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_5

到着ロビーに出て、「なにこのランタン!! アジアか!!(いやアジアですけど)」← ひとりっP、ランタンも大好物なので、ますますコーフン!!
 

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_6

長崎空港から市内へはバスにて移動。1泊して、翌朝7時55分発の高速フェリーにて長崎港ターミナルから上五島(中通島)へ向かいます。
 
ちなみに、五島列島で空港があるのは福江島のみ。そのほかの島へは船便移動になります(※厳密には上五島にも空港があるのですが、現在定期便の運行がなく、船でしかアクセスできません)。
 
この五島行きの船便を調べるのにも、ちょっとばかり落とし穴がありました。
 
五島列島のどの島に行くのかだけではなく、ひとつの島に港が複数あったり(どの港に行けばいいの!?)、運航船会社も複数あったり(時刻表をイッキに見られない)、船会社によって同じ島でも到着する港が違っていたり(またしても! どの港を目指せばいいんじゃーーい!?)、便によって所要時間が違うし!(船舶の種類による)
 
詳細はそれぞれの船舶会社のサイトに行かないとわからない! まとめ時刻表サイトがないため、サクッとイッパツ検索ができないんですよーーー!!! ぜーはー! 

 

どうにかこうにか調べてわかったこと↓
 
①上五島(中通島)の場合、客船が到着する港が4か所(有川港、青方港、鯛ノ浦港、奈良尾港)ある。
②島内のどの町に滞在するかを決めたうえで、到着港を決めるべき。
③滞在する町は、行きたいビーチへの移動のしやすさを考えて決めるべき。
④滞在する町に関しては、自動車免許を持たない=移動は公共交通機関利用派のひとりっPの場合、島内移動アクセスの利便性+周辺に飲食店があるかどうかも重要。
 
というわけで、いろいろ検討した結果、そこそこ店などもあるらしく、バスでの島内移動にも便利そうな青方(あおかた)エリアへ滞在することにしました。

 

※長崎港ターミナルの公式サイトに行くと、各船舶運行会社へのリンクが張られています。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_7

じつはこのフェリー便選びには、さらなる困難が待ち受けていたんです(大げさ)。
 
滞在先は青方がよさそうだなと決めたものの、なあんと青方港へのフェリーは、博多&福江島からしか出ていない!! と判明!! 
 
え?? ナニ!? 青方に滞在するのは悪手なの!??と、ここからまたもや検索のオニっPに!

 
①長崎港から便があるのは、有川港と鯛ノ浦港、奈良尾港行き。

②このうち長崎からの便が多いのは有川港と奈良尾港だが、奈良尾港は行きたいビーチ=蛤浜(五島列島の“仕組み”がわかって、上五島に集中して検索した結果、ロックオン!したビーチがこの「蛤浜」です)から離れすぎているので除外。

③鯛の浦には宿泊施設がないことが判明し除外。

④調べたら、有川港へ到着する高速船に合わせて島内を巡回するシャトル便(無料)があると判明! おおー! いいぞー!

⑤宿が多いのは有川と青方。そして、蛤浜は有川〜青方の間にある。迷った末に、青方にあるホテルに滞在することに。

⑤有川港〜青方間には、島内を走る公共バス便が1時間に2本程度あるとわかったのも、青方滞在決定の決め手でした。
 
有川に滞在するという選択肢もあったんですが、泊まってみたいと思った宿が青方にあったんですよね。街の規模も検索した限りでは青方のほうが大きくてなにかと便利そうだったのもあり。

てな具合で、長崎港〜有川港間の高速船(運航会社は九州商船)に乗ればよいという結論に達するまでのリサーチにひと晩かかりましたヨ〜。フー。

ちなみに、行ってみて理解したんですが、上五島(中通島)は想像よりも大きな島です。
 
有川や青方の街も想像より大きい! 調べたら、十字架型とも言われる形の島は南北約40km、東西約20km、人口約18000人。日本の離島の大きさランキングでは13位! 伊豆七島(←ひとりっPが行ったことがあって馴染みのある島々)でいちばん大きい大島より断然大きい! どおりで! ナットクです。
 
ひとりっP的結論としては、レンタカーなしで上五島に滞在するなら、有川か青方へ泊まるのが最適解だと思います。どちらも徒歩で行ける範囲にスーパーや食事処が複数あって、この2か所間は路線バス(1時間に2本程度あり←離島ではかなり頻繁! ただし夜は運行ナシ。夕食へは徒歩かタクシーになります)で15〜20分程度です。
 
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_8

長崎港のフェリーターミナルには複数の船会社の窓口があり、行き先もいろいろで(さすが離島行き客船発着港!)、「ど、どれ!??」とまごついてしまいました。こんなこともあろうかと早めに到着してよかった! ちなみに乗船チケットはネット予約済みで、窓口で引き換え&支払いでした。
 
チケットを無事入手後、桟橋エリアへ出たのですが、案内表示がない! 似たような時間帯に出港する船が複数あるので、「んんん?? どの乗り場!??」とまたもまごつくひとりっP。とりあえず係員がいる桟橋へ行き、乗船口で「有川行きですか?」と確認のうえで乗船しました。
 
乗った船が、こちら。九州商船の高速船「シーエンジェル」です。なんと乗船口の奥の扉にはステンドグラス!! 五島の名産=椿の花モチーフ!! か、かわいい〜〜〜!!

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_9

キャリーバッグをバッグ置き場に置いて、指定席についてみたら、「ぎゃーー!! シートの柄が! 椿のマルチパッチワーク! かわいすぎる〜〜〜!!」とさらにコーフン!

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_10

客席脇の窓もステンドグラスモチーフ!!
 
「ちょっとちょっとちょっとーー!! 長崎ってもしかしてめちゃくちゃかわいいだらけ!?? なにこのディテールが基本 “乙女ちっく” !! さすが南蛮渡来! 出島ビバーー!!」(←バカ)と、ひとりっP、ひとりテンションあげですヨ。

 

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長崎港から上五島・有川港までは、高速船で1時間40分。ほぼ定刻に到着です。そしてこちらが九州商船の有川港到着に合わせて出発する、港から島内主要箇所を回ってくれる無料シャトル便です。ありがたや〜〜!! 高速船の到着後ほどなく出発なので、有川港ターミナルをパトロールする時間がまったく取れないのが残念ですが、致し方ナシ。
 

 

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青方の宿にいったん荷物を置いたのち、蛤浜へ行くべく路線バス乗り場へ。青方のバス停は、島内各方面行きのバスが発着するミニバスターミナル的なバス停です。
 
道路を挟んで向かい側には地元産食材&食品を売っている『メル・カピィあおかた直売所』(道の駅的なお店ですね)があるのも便利! 売られていた地元パン屋さんの菓子パン&調理パンをビーチでのランチにしたんですが、おいしかった!! ちなみにここから徒歩5分くらいの場所に大型スーパーやコストコ的な大型量販店もあって、やはり青方滞在を選んだのは正解だった!と思いましたね。

 

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青方から10分ほどで、蛤浜の最寄りのバス停=蛤(バス停名が漢字1文字!)に到着。ここからGoogleマップを見ながら5分ほど歩いて、いよいよ蛤浜が見えてきた〜〜〜!!
 

ぎゃーーーーっっっ!! すっっっごいきっれーーーーー!!!

 

って、「あ、あれ・・・!???」。

 

 

 

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海が、、、、
 
遠い〜〜〜!!!!???
 

引き潮!!!? いやでも、「引き過ぎじゃないーーー!???」

 

なんと、蛤浜ってそもそもめちゃくちゃ遠浅&ご覧のように、引き潮のときの引きっぷりがハンパないんですよ〜〜〜!! 波打ち際までヨユーで100mくらいあります!
 
いやー、こんなに引くビーチ、ザンジバル以来人生2回目だわー、と思いつつ、「満ち潮を待つか」と、一旦、ビーチ近くのカフェに行き、早めのランチタイム。
 

 

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1時間半後に舞い戻ってきたけれど、あんまり大差はなく。
 
ビーチパラソルなどを貸し出していたブースのかたに聞いたら、蛤浜はだいたいこんな感じだそうで、そもそも遠浅なので手前の波打ち際まで満々に水が来ることはないとのこと。へええーーー、さすが九州!(※ひとりっP的脳内イメージは有明海)
 
そして、なんとパラソルとチェア2脚で1日¥1000!! お手ごろ!

しかも、パラソルは砂浜に刺すタイプではなく、自立式! 当然重いので、スタッフのかたが希望の場所にセッティングしてくれると! すばらしい〜〜〜!! とレンタル決定! 
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_16

 

そして! 引き潮ビーチならでは! ご覧のように、潮が引いたビーチ=波打ち際にパラソルのセッティングが可能なんですよ! スタッフのかたからのおすすめだったんですが、これ、開放感ハンパないですよ。もー、サイコーすぎる! 
 
ちなみに、当然ですが、だんだん満ち潮になってきます。「あーー、満ちてきたなあ〜〜」と思っていると、急にバババーーーっとイッキに満ちてくるんですね。びっくり! すかさずスタッフさんがすっ飛んできて、パラソルを移動してくれます ← コレ、満ち潮に合わせてなんどかまめに移動していただけました。感謝!
 


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蛤浜は引き潮だと波打ち際がはるか遠くにあります。が、パラソル&チェアを満ち引きに合わせて波打ち際にセットできたので、泳いだあとでいちいち浜まで戻らなくてもいいんですよ! ちょっと泳いではパラソルに戻ってのんびり、てな過ごし方ができて、めちゃくちゃサイコー! 周りにはほかのパラソルはナシ! 超プライベートビーチ感! これで1日1000円なんて、どんだけお得!??

あと、遠浅で波が全然ないので、ちゃぷちゃぷ浅瀬で座りながらの読書もOK! 温泉読書が趣味のひとりっPですが、これはまさに「海水浴読書」!!! すばらしい〜〜〜!!
 
 

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ちなみに、ほんっとーーーに遠浅なので、パラソルをセッティングしたのが波打ち際とはいえ、そこから泳げる深さのところまではこのようにじゃぶじゃぶと歩いて行く必要があります。ちょっと大変。
 
 

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水中ですが、このように、結構透明度いいです。魚はたま〜〜にお目にかかるくらいでしたが、とにかく砂が白くて水の色がキレイ! これ、嘘偽りなくワイキキビーチより上ですよ! いやマジで。ワイキキビーチ、見た目の海の色はきれいですが、水は結構濁っているんですよねえ。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_20

満ち潮のときに沖(といっても遠浅なので、これで水深は膝下です)から見た蛤浜です。
 
しかし、こーーーんなに日本離れした南国ビーチってことは、泳げる時期も長いのでは!??と思ってスタッフさんに聞いてみたら、「いや、さすがに9月半ば過ぎくらいまでですね」とのことでした。
 
日本の海水浴場の鬼門=お盆すぎのクラゲはどうなの!? と思ったら、やはり水温が高くなる(気温より遅れて水温は上がります)と出るそうで、「今年(昨年2022年)はちょっと早いですねえ」とおっしゃっていました。

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_21

ビーチにはかなり立派な木造のビーチキャビンがあって、利用料はなんと無料! が、ひとりっPは断然パラソル&チェアレンタルをおすすめします!
 
でもって、有料の温水シャワーもあるんですが、真夏でめちゃくちゃ暑かったし、宿まではバスで15分だし、で、このキャビンの入り口脇にある、誰でも利用可能な砂落としのための水道(ホース付き)でじゃばっと全身に水をかけて終了。十分さっぱりすっきりでしたー。
 
とまあ、こんなにサイコーだらけの蛤浜ですが、ひとりっP的にひとつだけ残念だったのは、、、、


 
ビーチに大音量で流されているBGM!!!(※個人が流しているものではなく、蛤浜として流しています)

「プ、、プールかっ!!!」
 
せっかくの素敵なネイチャービーチなのに、この大音量ミュージックがほんとなんというか、、、はっきり言って邪魔でした。波の音や風の音、鳥の声などなど天然のBGMが台無し、、、、(涙)。
 
ビーチの両端付近だとスピーカーからの位置の関係でほとんど聞こえないんですが、たとえ音楽がうるさくてもセンター付近が圧倒的にキモチも居心地もいい、、、と苦渋の決断。BGMにはココロの中で耳にフタをして過ごしました。

いやほんと、アレは不要だと思います、、、、。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_22

さて、滞在2日目、早朝から路線バスを乗り継いで出かけたのが、上五島の東の端にある頭ヶ島教会
 
有名な教会なのですが、いかんせん、島の端。頭ヶ島に在住の住民もかなり少ない様子。離島あるあるで、これはバス便は走ってないだろうなあ、と思ったものの、いやしかし有名教会だし、路線バスでのアクセスができたりしないのか?と調べまくったら、朝8時45分に有川港を出る「頭ヶ島教会行き」があると判明! これで向かった場合、帰りは「頭ヶ島教会」発12時という便がある! イケる!! となってバスで向かいました(※ルートは、青方→有川港、有川港→頭ヶ島教会)。
 
ちなみに、頭ヶ島教会自体の見学は予約制となっていたので、前々日にWEBサイトから予約しましたが、見ていると、突然やってきて見学している人もいるようで、「???」。係のかたに聞いたところ、枠にアキがあれば予約ナシで来た場合でも見学可能とのことでした。
 
こちらの教会、内部は撮影禁止なのですが、めっちゃかわいいんですよ〜〜!!! 重厚な石造りの外観とはうってかわって、ラブリーなディテール満載! かわいすぎて思わず絵葉書セットを買ってしまいました。教会内部の装飾モチーフになっている花がまたかわいいんです。「お! さすが五島、椿か!」と思って係のかたに質問したら、なんとバラと言われ!! いや、見た目はバラというより椿っぽいんですよ。いや〜〜、なんでも聞いてみるって大事ですねえ。誤解したまま帰るところでした。
 


【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_23

教会と付近の見学は30分もあれはじゅうぶん。でも戻りのバスは12時発。付近には飲食店などはもちろんナシ。
 
フツーの観光客の場合、3時間後のバスで帰るというパターンはおそらくほとんどないかと思います。実際、行きのバスの運転手さんに、終点の頭ヶ島で下車したときに「帰りはどうするの?」と心配されたくらい(この日、このバスは出発してほどなく乗客はひとりっPだけに。乗っているあいだ、ほぼ貸し切り!)。「12時の便で戻るつもりなんですが、、、便ありますよね?」と答えたら、「え!? ああー。まあ、そうだね」とちょっと驚かれました。ハハハ。
 
なので、ほとんどの観光客は車(レンタカー)か島内めぐりタクシーツアー(?)でやってきていました。
 
が、ひとりっPにはたくらみがあったんですヨ。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_24

ご覧ください! こちら、頭ヶ島教会&頭ヶ島集落を路線バスから見下ろした写真です。
 
そう! ビーチが!! ビューティフル!!
 
事前にGoogleマップであれこれチェックしていて、「あれ?? 頭ヶ島ってもしかしてビーチがある!?? 泳げるのかな!??」と気づき。というわけで、「帰りのバス時間まで3時間弱あるから、ビーチで泳いだりのんびりしたりできる!」と、ひとりっP的にはむしろ渡りに船だったんです。
 
ただ、このビーチのクチコミがまったく見つからない。「もしかして遊泳禁止ビーチなのか???」と思いつつも、水着を着込んで、いろいろ装備は持参していたひとりっP。
 
教会のスタッフのかたに「あのビーチは泳いでも大丈夫なんでしょうか?」と聞いたら、「大丈夫ですよ。たまに泳いでいる人いますね」と言われたので、よっしゃーーー! と教会見学後はビーチへGO!したわけです。
 
なのですが、はっきり言って、あんまりきれいなビーチではありませんでした。残念! というわけで、写真は掲載しません、、、。
 
砂利と石の多いビーチで素足だと辛いタイプ、かつ、上から見下ろしたときに期待したほど水も透明ではなく、水中も石がごろごろ、海藻ときどきで、魚は見かけず。早々に水からあがり、あとは持参していた折りたたみチェアに座ってのーんびり。これはこれで大変よい感じでした。ときどき、教会見学を終えた観光客のみなさんがビーチを見にやってきますが、泳ぐ人は皆無。あたりまえか。
 
で、ここで突然、「フクイさん!??」という声が。

「???!」と一瞬混乱しつつ振り向くと、

ええええ〜〜〜〜っ!!!
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_25

な、なんと、会社の同僚ファミリー(夫妻&お嬢さん)がいるではないですか!!(※部署は違います)

な、な、なんでーーーー!!??

いや、こんなところで会うかなフツー!?

とびっくりですヨ。

「教会見学したあとにちょっと浜にも寄ってみようと来てみたら! 地元の人がいるなー、海女さんかな、と思ってよくよく見たら、フクイさん(爆)!!」(同僚談)

彼らも夏休みで五島に来たそうで、滞在先は違うところでしたが、いやー、日本のどこかの長崎の離島の上五島の端っこの頭ヶ島教会でならまだしも、その先の誰も泳がないビーチでばったりとは!!! 

人間、悪いことはできませんねえー←そこ!?

もちろん全員で記念撮影しましたが、お見せするのもなんなので、代わりにこちらの写真で。この百合、ちょうど季節だったようで上五島のあちこちで咲いていました。このちょっと前に出かけた仙台ではもっと大型のヤマユリが自生していて、おおーーー!とコーフンしたばかり。ひとりっPの地元・石川県ではオレンジのオニユリをよく見かけるんですが、白百合が自生しているのは初めて見ました!! 五島にはぴったり〜〜!としみじみ。

同僚ファミリーが去ったあと、再びバス時間までのんびり三昧。
 
無事、12時発の戻り便に無事乗り込み、帰りは途中下車して蛤浜へ。フフフ。ナイスルーティングでしょう?
 
またもパラソルを借りてのーーんびりしていたら、ここでふたたび同僚ファミリーと遭遇! ま、上五島いちばんのビーチなので、これはあるある。で、レンタカーしている同僚から、「これから島でいちばんきれいって地元の人に教えてもらったビーチに行くんですけど、一緒にどうですか?」と。

そ、そこは、知ってるぞ!
 
Googleマップをガン見してて見つけたけれど、 クチコミで島でいちばんのビーチって書かれててめちゃくちゃ気になったけれど、近くにバス停もなくて、車がないと行けないから諦めてたビーチ!!
 
「えーーっ! いいのー!? めっちゃうれしいーー! ありがとうーーーー!!!」 と車に同乗させてもらって、ウワサのビーチへGO!!! いや〜〜〜、持つべきものは同僚ですねえ〜〜〜!
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_26

というわけで、同僚のレンタカーでやってきたこちらが、『ハマンナビーチ』です。
 
すでに夕方4時すぎだったのでビーチの色が完全ではありませんが、確かにとってもナイスなビーチ!! クチコミによると満潮時は浜がほとんど水没するらしいですが、このときはまあまあありました。

 
海水浴場としての施設はいっさいありませんが、駐車場は整備されています。

浜を見物に来ている人はいましたが、夕方だったためか泳ぐ人はなく。
 

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_27

もちろん、われわれは早速ビーチにイン!! 貸切です!

ビーチの色をエンジョイするにはベストタイムではなかったけれど、キモチよすぎるビーチ!!
 

いやもう、このビーチのことは諦めていただけに、超感動!

ほんとにありがとうーーー! 同僚ファミリー!
 
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_28

水もこんな感じでクリア〜〜! 底の砂地も真っ白〜〜!!
 
30分ほどの滞在でしたが、ひとりっP、付近をシュノーケリングでパトロール! 沖に向かって左側の岩場沿いを探索したんですが、まあまあ魚がいました!

ただ、よくよく目を凝らして見ると砂地付近にときどきクラゲが!!! やっぱり!! 蛤浜のスタッフさんの言ってたとおり、もうクラゲが出現か! とちょっと怯えたひとりっPです(クラゲに刺されるのが超ニガ手)。
 
 
このハマンナビーチ、じつは、有川港〜頭ヶ島を結ぶ道路途中にあるんです。なので、バス停はありませんが、もしかしたら有川港〜頭ヶ島教会路線で途中下車&乗車をさせてもらえるかも、とは思ったのですが、上五島の路線バス運行会社の西肥バスがこのルートをフリー乗降制で走らせているのかどうか未確認です。すみません。ちなみに、バス道路からビーチまでは坂道をくねくねと下ります。Googleによると高低差約40m。なので、もしもバス利用できたとしても、下りと上りを徒歩でちょっとだけ頑張る必要がありますね。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_29

最後にちょっとだけ、福江島のことを。

ひとりっP、せっかくなので福江島にも行ってみようと、1泊だけしてきました。上五島から福江島へは、奈良尾港からフェリー便が出ています。青方から奈良尾まではこれまたフェリー便に合わせてシャトルバスが出ていて助かりました。
 
そして、行ってみてわかりました。平地が少なく山がちな上五島とは違って、福江島はなだらか〜な丘陵島なんですね。そもそも空港もある拓けた島なんですが、もうなんか、地形も含めて雰囲気が全然違います。
 
そんな福江島でいちばん有名で、おそらくいちばん美しいビーチは高浜海水浴場。写真を見る限り、たしかにめっちゃきれいです。なのですが。このビーチへは車でしかアクセスできないんですよ。公共バスでは行けない! 滞在していた福江港からは島のほぼ反対側で車で35分だそうですが、往復タクシーで行くのは厳しい。というわけでこのビーチへの遠征は断念。なぜバス便がないんだーーーー!??

検索した結果、もうひとつ評判のよい香珠子海水浴場というビーチを発見! ここは福江港からそんなに遠くはない。車なら15分ほどらしく、しかも、最寄りのバス停から10分ほど歩く必要があるけれど、バスでもアクセスできるらしい。とわかり、目指すことに。
 
しかもしかも、フェリーで福江島に到着したときに立ち寄った観光案内所の窓口に、ズバリこの香珠子海水浴場行きの臨時路線バスが今の時期だけ運行しているとの張り紙を発見!! まじかー! ラッキーー!!
 
というわけで、翌日朝から、こちらの路線バスに乗って出かけてきました。始発は福江島港で、途中のバス停を経由しつつ香珠子海水浴場が終点です。戻りも同じルート。
 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_30

こちらが、香珠子ビーチです。広い! 美しい〜〜!! 砂も白い〜〜〜!
 
バスが停まるビーチ上にある駐車場には土産物店があり、ビーチには有料シャワーありの海の家(利用は有料)もあります。って、よくよく調べたら、この海水浴場も土産物店も海の家もすべて、路線バス会社の経営なんですね。納得!
  
見たときは遠浅かと思いましたが、そんなことはなく、フツーに深くなります。この日はちょっと風があり、波がやや強め。なので、左右の岩場付近では泳がないようにアナウンスが入っていました。 波があるせいか、水の透明度は蛤浜のほうが上でしたね。海の家のスタッフさんに聞いたら、今日の波の感じはわりと普通とのことで、蛤浜のようにまったく波のないビーチではないようです。湾ではないので、そりゃそうか。

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_31

ところで、このビーチ、なんと、福江空港を飛び立つ飛行機が見えるんですよ〜〜〜!!
 
波が高くてのんびり泳ぐにはイマイチだったのと、ビーチ自体の居心地の良さは蛤浜のほうが上だなーとは思いましたが(※個人の感想です)、飛行機ビューはちょっとうれしかった!!
 

 

【五島列島ビーチ旅】梅雨が明けたらGO!の画像_32

というわけで、五島列島の中では上五島オシのひとりっPですが、ご当地キャラクターとしては、こちらの! 五島市のイメージキャラクター=つばきねこを圧倒的に推させていただきます!!

めちゃくちゃいい感じ!!

ゆるキャラじゃない!
 
ひとりっPは、このマウスパッドを購入しました〜〜〜!!
 

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最後に、【五島列島ビーチ旅の概要マトメ】です!
 
*五島列島はじつは行政区分が複数に分かれている。そのため公式サイトも別々に存在。一網打尽で検索することは難しい。
 

*おもな行政区分は、上五島(中通島)を中心とした新上五島町、福江島を中心とした五島市。

*免許ナシ・車ナシで五島列島に海水浴に出かけるなら、上五島・蛤浜が圧倒的推し! 最上級にビューティフルで居心地もバツグンなうえに、路線バスで簡単にアクセス可能。

*蛤浜に行くのに便利な街は青方か有川。滞在するならこのどちらかに。
 

*上五島にはフェリー到着港が複数あり、運航会社も違うため、イッキの時刻表検索がしづらい。総合的に見て、長崎港〜有川港がいちばん使い勝手がよい。とくにレンタカーしない派はこれ一択! 高速船のみ、上五島内を回る無料の連絡シャトル便サービスあり。※利用の際は船舶会社のサイトにて詳細確認を
 

*福江島の有名ビーチ=高浜海水浴場は車でしか行けない=バス便はなし。
 
*福江島の香珠子海水浴場への直行バスはごく限られた限定日のみ運行。ほかにバスで簡単にアクセスできるきれいなビーチはおそらくない。 


*五島の必食は、「五島うどん」! 細くてつるつるっとイケます! ぜひ〜〜!

 
海水浴 in JAPAN好きのひとりっP。

日本各地のナイスな海水浴場求めて三千里の旅を繰り広げて(大げさ)きましたが、「いやもー、これからは毎年の海水浴は蛤浜でのんびり3日間でキマリ!! 」と思ったくらい気に入りました。
海外ビーチとは違うのんびり&リラックス感! でもワイキキよりきれい!(←しつこい)サイコーですよ!
 

みなさまもぜひぜひ今年の夏は、Have a nice ビーチひとりっぷ!!
 

 

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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