【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ! 台湾ひとりっぷ3泊4日くいだおれ全リスト2022

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3日目は月曜。台湾の飲食店は、日曜か月曜が休みのことが多いです。家族経営のような小さな店は特に。
 
なので、もし週末がらみの3日間で台湾に行くなら、絶対に金・土・日がおすすめです。土・日・月は、はっきり言って悪手です! 日曜と月曜に「あああー! 食べにいきたい店が休みだーー!!」が頻発しますよーーー。
 
  

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_1

【梁記嘉義鶏肉飯】
で、ここ何年も、ひとりっP的大問題になっているのが、本日の、いや、この旅最大のハイライト『梁記嘉義鶏肉飯』です。もともとは日曜のみ定休日だったんですが、数年前から土曜も休みに! つまり、土日休み! これは有休ナシで行く週末弾丸無茶旅派にはツラい! ツラすぎますーーー(滝涙)!!

 
というわけで、以来、台湾への弾丸旅には、無理やり金曜を組み込むようになったことは言うまでもありません。
 
今回、悪手なのはわかってはいたのですが、諸事情、というか、単に金曜発の航空券代が爆上がりしていたからなんですが、土曜〜火曜の3泊4日という日程を組んでしまったひとりっP。ほんとうはすぐにでも駆けつけたかった『梁記嘉義鶏肉飯』ですが、休みにつき、じりじりと月曜を待っていました。
 
台北の宿を予約する際は、この店へのアクセスの良さで選んでいるひとりっP。いやマジで。今回は徒歩で行けるホテルなので、バッチリですよ。フフフ。
 
この日はここんちのために胃袋温存で朝食はナシ。昼時は店が混むので、その前に行くぞ、とホテルを出て歩くこと約10分。店の看板が見えてきたーーーーーっ!!!
 
高鳴る胸! もうもう、思わず小走りです。いやマジで。なんだこの、映画『初恋の来た道』状態! あたしゃチャン・ツィイーか!

 

 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_2

ひっさびさの梁記! 変わってないーー!! と入店しようとしたらば!
なんと大変です!!!
お店のオーダー方法に仕様(?)変更が!!

 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_3

ご覧のように、以前のような単品オーダーは不可で、4つあるセットメニューからの選択式になりました! 

鶏肉飯、魯肉飯、鶏魯飯、白飯のどれか+目玉焼&小菜(おかず)3品が必ず付いてきます。そこに追加する形でだけ単品オーダーができます。
 
最初は、ランチタイムだから??と思ったんですが、よくよく聞いたら、これがデフォルトと判明!
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_4

くいだおれ派ひとりっPの場合、胃袋温存のため、オーダーは "鶏肉飯と目玉焼 (+余力があればスープ)" が基本だったんですが、小菜ナシの “素注文” は不可に!
 

ならスープはやめるか?と一瞬迷ったんですが、いやいやいや、ここんちの「苦瓜排骨湯」は絶品だし! 2年8か月ぶりだし! 飲まずに帰るわけにはいかんでしょ! と鶏肉飯のセットメニューにスープをプラス。

小菜は、キャベツ炒め、ナス炒め、ブロッコリー炒めの3品を選択しました。

入口でオーダーしてから入店、席に着いて1分くらいで出てきますが、お会計はそのときに支払う方式。

 
鶏肉飯 → 泣く〜〜! 
苦瓜排骨湯 → 沁みる〜〜!
小菜→ やっぱ、んまい〜〜! 
 
ここの鶏肉飯食べずには台北からは帰れませーーん!! 台湾での必食メニュー! ぼけ味多発のルーロー飯や牛肉麺を食べてる胃袋の余裕あるなら、絶対こっち!ですから!! 
 
ひとりっPは台湾でなにか1品だけ推すとしたら、圧倒的にここの鶏肉飯を推します!
こまかく割いた鶏肉(あっさり系)に秘伝のタレがかけられて、そこに目玉焼きをオン! ひとりっPは「台湾親子丼」と呼んでいます。この目玉焼きはマストです! いや、今はセットになりましたけどね。ちなみに推し小菜はキャベツ炒め(高麗菜)です! 小菜3品の中にぜひ!

しかし、今回、セットメニューのために想定外に満腹になってしまいました。

なぜこのシステムになったのかなあ? 店内オペレーションスピードアップのため??よくわからないけどコロナ対策??? あと、卵が食べられない人はどーするんだろうか??

梁記はおかずも美味だし、目玉焼はもとからマストオーダーだし、まあいいんですが、くいだおれサーキットにはちょっとだけ厳しい、、、
 

いや、がんばりますけど!
 
こちらも相席制なので、店内テーブル上にはアクリル板がセットされていました。
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_5

食べ終わって店を出たら、外には行列が!! やはりの大人気っぷり!

ひとりっPも、もし台北に住むことがあったら、ここに歩いて来られる物件を希望します!!
  


●『梁記嘉義鶏肉飯』のGoogleマップはこちら
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_6

【白水豆花】
続いてやってきたのは、昨日来るつもりでいたのに、なりゆきで中止にしてしまった、ご新規の豆花店『白水豆花』です。
 
Googleマップをじっくりチェックしていて発見しました。『二吉軒豆乳』とはまた違ったテイストのおしゃれ系豆花店と思われます。
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_7

こちらのお店、内装は豆花店というよりも、おしゃれなカウンターバー風。
 
本店は宜蘭にあって、台北店は当初は屋台形式でスタート。2021年に店舗をオープンさせたそうです。
 (んもー、やっぱりパトロールに来ないあいだにいろんなご新規店がオープンしてるし。アップデートが大変だーー!)
 
豆花の材料は、お店のインスタアカウントによると、雪深い宜蘭の山々から湧き出る新鮮な水と台湾東海岸沖の海洋深層水を使用。古来より伝わる直火炊きの製法と天然にがりを使って作った豆花とのこと。へええー! 期待!
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_8

豆花は2種類。ひとりっPは、タピオカトッピングをオーダーしました。食べてみて、「んむっ!!?」。
 
結論! こちらの豆花は、おいしい個性派! です!
 
トッピングされている茶色い粉は、ピーナツ粉と書いてある記事やクチコミが多いみたいですが、台湾でおなじみのピーナツを麦芽糖の飴で固めたお菓子を細かーく砕いたものかと。なので、ソフトな豆花×飴ならではのカリカリした食感と香ばしさが新鮮!
 
1枚だけトッピングされているパクチーが、さりげなーくいい仕事をしてるのにもびっくりです。
Googleのクチコミにパクチーのことを書いている人が多かったので、そこそこの量がトッピングされているものを想像していたら、「1枚!?」。 てことは飾りかあ、と思ったら、全然違いました! ちゃんとパクチーとしての仕事してます! いや、てか、パクチーとデザートの組み合わせがこんなに合うなんて! もっとのっててもいいのでは?とも思いましたが、ちょっとしたアクセント程度なのが、ある意味味変てことでベストなのかも。
 
そして、こちらのシロップは黒糖なんですよ。これもポイント! コクのある甘さ! テーブル上には、追い黒糖シロップも置かれていました。
 
というように、個性の強い材料同士なのに、絶妙なバランスで引き立てあっているのがすごいー! 唯一無二の豆花! でも、あくまでやさしいおいしさ。食べながらカンドーしました!
 
いや〜〜、ごちそうさまでした!!

このお店、じつは永康街にある『二吉軒豆乳』のすぐそばにあります。なので、豆花のハシゴ食べもできますよ〜〜〜! てか、ひとりっP、次回は絶対にハシゴします!
  


●『白水豆花』のGoogleマップはこちら
 

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【榕錦時光生活園区】
豆花店を出たところで、「カフェでまったり休憩したいーーー」という気持ちに。Googleマップで検索したら、今年9月にオープンしたばかりで話題の『榕錦時光生活園区』が徒歩5〜6分ほどの場所にあると判明。築100年以上、日本統治時代の台北刑務所官舎をリノベーションした施設で、カフェや雑貨店、レストランなどがテナントとして入っているとのこと。台北の人気カフェ『SIMPLE KAFFA』も出店しているらしいとわかり、とりあえず行ってみることに。
 
通りの向こう側に、日本風建築が。あれですねー。
 

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たどり着いてみてわかったんですが、こちらの『SIMPLE KAFFA』は、完全予約制で数千円するような超高級コーヒーを提供するカフェか、テイクアウトオンリーのキオスク式カフェの業態しかないんですね。室内で座ってゆっくりしたかったので、ここでのコーヒーブレイクは断念。結局、夕食まではお土産を買いに、市内あちらこちらへGOしました。
 

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【正好鮮肉小籠湯包】
本日の夕食は2本立てです。まずやってきたのが『正好鮮肉小籠湯包』ひとりっP命名「ネギロンポー」の店です。

 
家族経営と思われるんですが、お店の店頭で、みなさんでせっせと包んで、蒸しています。
 
こちらのお店は営業が夜だけ。ピークタイムには行列ができるので、開店直後の17時すぎに訪問。すぐに座れました! よかった!
 
 

 

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こちらの小籠包には、宜蘭の名産=三星ネギが入っています。
 
じつは、初めて食べたときは、「んん?? なんだこの小籠包??」と思ってどうにも馴染めなかったんですよ。「葱いらなくね?」と。が、あとから味を反芻していて、「そうか! あれは小籠包というよりも、まったく別の“ネギロンポー”ってやつなんだな!」と意識をチェンジしたら、めちゃくちゃ好きな味になりました! むしろ、葱で小籠包のしつこさが中和されているので、ひとりで蒸籠ひとつ分食べるのには向いているんじゃないかと。 
 
と、わくわくして待っていると、蒸籠キターーー!!
 
はーー、ごちそうさまです。今夜もおいしゅうございました!
(欲を言うと、しょうがの千切りがもうちょっと細いといいなと思うんですが、まあ贅沢は言うまい)
  


●『正好鮮肉小龍湯包』のGoogleマップはこちら
 

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【明月湯包】
続いて向かったのは、ひとりっPのフェイバリット小籠包店『明月湯包』です。ネギロンポーの店からは、徒歩7〜8分。で、たどり着いてみて、ぎょっ!!
 
え? え?? まさか、閉店!??? 
 


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いやまさか、とすぐ近くにあるもう1店舗のほうへ行ったら、やっていましたーーー!  
よ、よかった、、、!!!
 
こちらは、あとからできた広い2号店です。
 

 

 


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お店のかたに聞いたところ、元のお店はクローズしたそうです。残念! 古くて小さい店舗だったけれど、ローカル感があって、好きだったんだけどなあ。。。
 
そういえば、台湾に来る前にGoogleマップでチェックしたんですが、なにやら不審な感じだったんですよー、明月。改めて見てみたら、旧店舗は消えていますね(涙)。 
 
あと、そうそう! 
コロナ禍以降、Googleマップに掲載されているお店の営業時間の信用度は、その都市や街によってバラッバラです(日本含む)。情報がアップデートされていない街もよくあって、チェンマイやペナンはかなり間違っていました。営業時間どころか、掲載されているのにすでに閉業してしまっていたり。が、台北はわりとアップデートされているようで、今回、間違っていたことはありませんでした。ヨシ!


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とにかく、無事食べられてよかった! 明月湯包の小籠包! 
 
薄皮でやや小ぶり。餡はなめらかですが、あまりしつこくないのがポイントです。そして、しょうがの細切りっぷりがさすが!と、ネギロンポー店からのハシゴ食べだっただけに、感心してしまいました。
 
フー、ごちそうさまでした!!
 

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明月では、お箸はこちらの除菌ボックスに入っていて、セルフサービス方式になっていました。なるほどー。
 
台湾では、いろんなお店でそれぞれのコロナ対策をしていますねえ。
 
●『明月湯包』のGoogleマップはこちら 


【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_18

ちなみにこちらは、『正好鮮肉小籠湯包』の店内奥側に置かれていた扇風機です。じつは昨夜行った『古早味豆花』にも店の奥に扇風機が置かれていたんですよ。
 
これ、コロナ対策で換気のために置いているんじゃないかと思いました。暑さ対策、もしくは、雨なのでお客の入店で濡れた床を乾かすための可能性もありますが。いや、たぶんきっと換気のためなんじゃないかなあと。
 

 
 

【DAY3】ついに、絶品すぎるあの店へ!の画像_19

雨が止んでいれば、このあとは寧夏夜市か南機場夜市に遠征しようと思っていたんですが、いかんせん、全然降ってるーーーー。さっき通りかかったこちらの通化街夜市も、ご覧のように、屋台の数もひと気も少なかったんですよねえ。
 
というわけで、夜市は次回のミッションということにして、まだ19時でしたが、3日目のくいだおれサーキットはこれにて終了。このあとはお土産バイイングのために『誠品生活南西店』へ。ドラッグストアやコンビニなどもパトロールして、ホテルに戻ったのは22時でした。
 
明日は最終日! お昼前までしか活動できないので、早起きしますーー!

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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