台北で真っ先に食べたものは!? 台湾ひとりっぷ3泊4日くいだおれ全リスト2022【DAY1】
土砂降りの中、食べに行ったのは? 台湾ひとりっぷ3泊4日くいだおれ全リスト2022【DAY2】
ついに、絶品すぎるあの店へ! ひとりっぷ3泊4日くいだおれ全リスト2022【DAY3】
初日、台湾に着いた途端に、3泊4日の日程を後悔していたひとりっP。
3年近く来てなかった台湾。くいだおれの都・台湾。なのに、たったの3泊4日。しかも到着日と帰国日はそれぞれ半日しかない! って、台湾なめとんのかあーーーー!!! ← 自分で自分を罵倒ですよ。いや、わかっちゃいたんですが、たったの3泊4日、いや、実質2.5日(ひとりっPの印象です)で、とうてい食べ切れるはずなんてないに決まっとるやろーーー!! 自分のバカやろうーーーー(滝涙)! と、初日から大後悔ですヨ。
で、最終日。ハイ、わかっちゃいたんですが、帰国便は13時35分発。ホテルからタクシーで10分の台北松山空港発とはいえ、くいだおれサーキットはせいぜい11時半までで切り上げなくては。
というわけで、ひとりっPは考えた。
よっしゃああああーーーー!! 朝食3回食ったるわーーーー!!
最終日はいきなりの朝活態勢! 早朝6時半から朝食サーキットSTART!です!
【劉媽媽飯糰】
台湾式おにぎり=飯糰のお店です。なんと、朝5時オープン! 営業時間はいちおう11時30分までになっていますが、ひとりっPの経験では、9時すぎにはご飯がなくなって売り切れ&閉店する感じです。なので早起きして行く必要あり。月曜定休なので、最終日の火曜の朝、真っ先に行くことにしました。
滞在していたホテル近くのバス停からバスで1本。到着したのは7時。
以前と変わらず、年季の入った建物!!
通りの反対側から見るとちょっとわかりにくいかもしれませんが、この赤いのぼり旗が目印です。
外観は以前のままでしたが、近づいてみたら、なんと!
カウンターができてる! 以前はおにぎりを作っている奥スペースは仕切られてはいませんでした。
見違えるくらい立派に〜〜〜!
そして、今まではいつ来ても7〜8人くらいが並んでいたんですが、さすが早朝7時。ひとりっPの前に並んでいたのは2人で、すぐに注文できましたー!! いやー、やっぱ早起きは三文の徳〜〜〜!!
台湾おにぎりは、まずもち米を使うのが特徴です。さらには、中にいろいろな具が入っていて、それを巻き寿しの要領でぐるぐるっと巻いて作るので、おにぎりというか、太巻きor恵方巻きに近い感じですね。かなり巨大です。
『リュウマーマー』(と呼んでいます)でのひとりっPのオーダーは、こちらの「招牌紫米傳統飯糰」一択です。紫米のもち米に、具は全部入りミックス。オーダーを受けてから作ってくれるので、あっつあつです。手で持つのが難しいくらい。満を持してひとくち〜〜〜! あちちあちちあちちち〜〜(猫舌なもので、、、)! カリッカリの中国揚げパン、肉でんぶ、煮卵、漬物、などなどの具がひとくち食べるごとに次々登場〜〜! めくるめく至福〜〜〜! 大きいは大きいんですが、うまい! うまい! と思っているうちに、気づけばペロッと完食です。台湾おにぎりは、ぜひできたて熱々を。買ってすぐに食べるのがポイントですよーーー!
というわけで、次へと移動します!
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【溫州街蘿蔔絲餅達人】
再びバスに乗ってやってきましたー! こちらも絶品の店『溫州街蘿蔔絲餅達人』です!
ここも、台北でははずせないマストGOスポットです。
ここのシグニチャー=「蘿蔔絲餅」が激ウマなんですよ〜〜〜!
こちらも、いつ来ても行列で、経験上、10人並んでいたら30分は待ちますね。1個作るのに意外に時間がかかるのと、ひとりで10個20個と大量買いするお客が多いので、思ったよりも時間がかかるんです。
時刻は7時半すぎ。こんな早朝に来たのは初めてなんですが、さすがに並んでる人は3人ほど! しかもみんな大量には買わない! おそらく自分用の朝食として買っているのではと思われ。
なので、ほんの1〜2分で買うことができましたーーー!! ブラボーーー!!
ご覧くださいー! おわかりでしょうか? 蘿蔔絲餅とは、直訳すると、細切り大根パン。細切り大根(=蘿蔔絲)が入った “大根パン” を、じっくり油で揚げ焼きしたものなんです。
これがもうもうもう、超絶絶品! なんです!
生地はもっちもち。そしてシンプルな大根の細切りの具がこんなにうまいとは!
日中30分以上並んででも食べる価値あり! が、早朝ならすぐに買えるとわかったからには、次回以降も早朝に来ることにします!(ひとりっPは行列に並ぶのが大キライ)
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【湯包洪】
いったんホテルに戻って1時間ほど休憩ののち、ふたたび外出。本日3回目の朝ごはんスポットは、こちらの『湯包洪』。どうもニューオープンらしい、おしゃれでカジュアルな小籠包店です。ちなみに、ユウマスイが検索で発見しました。
こちらが店主さん。おそらく洪さん?→ショップカードを確認したら、やはりそうでした。
メニューは、小籠包3種類(ベーシック、ニンニク入り、麻辣)と酸辣湯、豆乳のみ。うしろの蒸籠でもうもうと蒸し上げていますーー! しかし、小籠包のこのバリエーションはちょっと珍しいですね。ニンニク入りってどんなんや!? 餃子的な!??(※ひとりっPは辛いものが苦手なので、麻辣はスルー) とはいえ、初回はやはりベーシックをオーダーしてみます!
んんん!? 出てきた小籠包は、蒸籠入りではなく、なにやらたこ焼きスタイル!? しかも、千切りショウガ以外に、わけぎ、たまねぎもトッピングされている!??
こんな小籠包は初めてー! ニューウェーブ系か!??
と思いながら、まずはひとつ。
ほーーーー。
皮の厚みは普通。肉は粗挽き系。味付けは小籠包としてはかなりあっさりです。
「ふむふむ」と思いながら、最初はトッピングのうちショウガだけをのせて食べていたんですが、食べ進むうちに、わけぎやたまねぎ(なんと酢漬けでした!)をのせて食べると味変になるし、そもそもの餡のあっさりした味付けとのバランスがいい! とくに、たまねぎピクルスとの組み合わせは新鮮だしナイスやね! ということに気づいて、「なるほどーーー!」。
有名高級小籠包とはまた違うジャンルの小籠包ですね。これはこれで、ときどき食べたくなる味というか、今この記事を書いていて、すでに「食べにいきたーい!」と思っているひとりっPです。
たぶんきっとリピートすると思いますーー! 次はニンニク味にトライかなあ。
店舗デザインも、シンプルでトラディショナルな台湾食堂風でありつつ、細部がちょいちょいおしゃれ。こだわって作ったんだろうなと。こういうノリの店舗は、カフェやデザート店にはあったけれど、小籠包店というのが新しいなあーと思いました。さすが、台湾は動いてますねー! と思ってよくよく調べたら、どうもお店自体は2020年にオープン。ただし別の場所にて営業。今年の9月に移転&新装&ちょっと改名してリ・オープンしたらしいと判明! へえええーーー!
●『湯包洪』のGoogleマップはこちら
【余談ですが、、、】
『湯包洪』へ行くべく、バスを降りてざくざく歩いている途中で出会ったのは、有名な『微笑萌郵筒』(微笑み萌えポスト)。2015年の台風で曲がってしまったポストです。
「こんなところにいたのかーーー!!!」と感激。
いや〜〜〜、バスで移動していると、ほんっといろんな出会いがありますねえ!!!
※このポストについて&ポストとひとりっPとの関係(!?)については、ぜひ、ひとりっぷインスタグラムをご覧くださいませ〜〜!
【台北松山空港ラウンジ】
朝ごはんを3回食べたあとで、後ろ髪を引かれながら空港へ。もちろん、まだ食べる気まんたんで、ラウンジへGO! 台北松山空港のラウンジはエバー航空が運営していて、さすがフードのラインナップは台湾的! 日式カレーがあったのも、ある意味台湾的!
ルーロー飯と大根スープ、小籠包をセレクトしましたー!
えーと、、、
ルーロー飯は、つねづねひとりっPが『ひとりっぷ』の中などでも主張しているとおり、安定のぼけ味。やはり。安定のがっくり。小籠包は、街中で絶品を食べまくった舌にはまったくアカン味でした。でも大根スープはかなり美味でしたよ! 次回はカレーかなあ。
ちなみに、ビュッフェではビニール手袋着用必須でした。さすが!
そして、このあと、ぼちぼち搭乗時間だなーとゲートに到着してみたら、出発が50分ディレイするというアナウンスが。
「ええええーーーーーーっ!! 50分も!?」
いや、遅延自体は全然いいんです。まったく気にしません。そのぶん、この2年7か月のあいだにリノベーションされていた台北松山空港ゲートエリアをパトロールできたし。ただ、「遅れるのがもっと事前に判明していたら、市内で朝食あと2回食べられたのに〜〜〜!! 地団駄!!」 というだけのことです、ハイ。朝食5回!! 食い意地上等!!
【おまけの機内食(羽田→台北)】
せっかくなので、機内食もご紹介します。
行きは、胃袋温存のためのいつもの作戦で、フルーツプラッターを事前オーダーしました。
【おまけの機内食(台北→羽田)】
帰りは、もう胃袋温存する必要ないし、と卵・乳製品抜きのベジタリアンミールを事前オーダー。
なんと、さすがというか、めちゃくちゃ台湾的なアジアンベジタリアンメニューが出てきて、「おおおっ!」。
野菜以外に、豆腐、揚げ、麩などなど、大豆製品のオンパレード! 味付けも台湾的。正直、味は、おいしいものとイマイチなものがありましたが、なかなか面白かったですー!
【くいだおれサーキット中の移動手段は、、、】
ひとりっPが、今回、台北でどういう手段で移動していたのかについて、お話しさせていただくと。
今回に限らず、台北ではいつも、基本は路線バス利用です。
もともと、外の景色が見られる&乗り降りが気軽&手軽なバスLOVE!なバス派なのもありますが、台北のバスシステムはとっても優秀なんですよ。
台北の大通りには、バス専用レーンが設けられていることが多いんです。つまり、渋滞がほとんどない。かつ、全4車線のうち3車線が一方通行だとしても、このバス専用車線だけは逆方向への一方通行になっていることもたまにあって、タクシーで移動する場合は大回りになるのに、バスだと最短ルートを取れたりもするんです。
というわけで、こちらの写真のように、大通りの真ん中のバス専用車線沿いにバス停が設置されていることがよくあります(香港のトラムの駅や広島や長崎の市電の停留所みたいな感じです)。バスの運行状況が電光表示されるバス停も多くて、ほんとに便利!
乗るべきバスのナンバーは、Googleマップで検索すればイッパツOKです!
地下鉄よりも断然こまめにバス停があるので、ほとんどの行きたい場所に簡単に行けます。
料金は市内は一律15元! この円安下にあって、たったの約65円! ありがたや〜〜〜!
ちなみに、乗りたいバスが来たら、腕を地面と平行に出して(手を上げるのではなく、道路と平行に腕を出す)、「乗ります」という意思表示を忘れずに。台湾人もみんなやっています。これをしないと、たとえバス停で待っている客が自分ひとりだとしても、乗る意思がないと判断されて、バス側に降りる客がいない場合(←ありがち)、停まらずに行ってしまいます ← おかげで、京都などで路線バスを待っているときにも思わず手を出しそうになるひとりっPです。ハハハ。
で、今いる場所から次に行きたい場所への移動がバスだと遠回りでどうにも時間がかかるとか、乗り換えが必要で時間の無駄が出過ぎるとか、バス停までがちょっと遠いとか、あとは終バス後の移動などの場合には、タクシーに乗ります。台北は流しのタクシーが多いので、利用はしやすいです。行き先は、メモ帳に大きく漢字で住所を書いて見せます(ありがとう!漢字の国どうし!!)。なので、メモとペンは必携!
地下鉄(一部は高架鉄道ですが)は、地上〜駅のホーム間の移動に意外に時間がかかる&本数がそこまで頻繁ではないため、ホームでの待ち時間でロスが出てしまいがち ← というのが好きではなく、ほとんど使わないですね。台北くらいの大きさの街だと、バスのアドバンテージのほうが上だな、と判断しています。
【帰ってきた海外ひとりっぷで思うこと】
世界のドアが開き始めて以来、ときどきですが、「リベンジトラベル」という言葉を見かけます。
ひとりっP、この言葉に接した瞬間、ものっすごく違和感を覚えました。
「いや、何に対してのリベンジなのさ!????」
2020年2月以来、2年8か月ぶりの台湾。台北松山空港でものすごく感じたのは、政府・空港職員のみなさんからの「ようこそいらっしゃいました」という歓迎の気持ちです。直接そう言われたわけではありません。でも、以心伝心というか、醸し出す雰囲気というか。あとは、みなさんの笑顔ですかね。入国関係の職員のかたから笑顔で応対されるって、どこの国でも滅多にないので。まさに「歓迎光臨」をめちゃくちゃ感じました。ずっとドアを固く閉じていた台湾だけに、そんなふうに歓迎されるとはまったく思っていなくて、「いやいやいや、むしろこちらこそ、ありがとうございます」と、ココロの中で何度も深々とおじぎを返してしまったくらい。
(余談ですが、台湾入国時に、「いや、いま、めっっっちゃ久しぶりに中国語しゃべったーーーー!!!!」と、ハッとしました。2年8か月ぶりですよ! もっと言うと、今年のGWにタイに行くまで2年以上、一度も外国語を話してなかったんですよねえ。すごい。書いたり読んだりはしていましたが。国境のドアが閉じるってそういうことか!と改めて実感しました)
コロナ禍が始まった当初にも書きましたが、旅バカひとりっP、ずっと、「台湾は京都で、大阪は香港。シンガポールは福岡かなあ」という感覚で、「そうだ、今週末行こう!」と思ったが吉日、ほいほいと旅立っていました。いや、ほんとにそう↑思っていたんです。
でも、コロナ禍が始まって、まさに音を立てて次々と国境のドアが閉じていったときの衝撃。「ここはあなたの国ではない」と、あのときほど思い知らされたことはありません。外国は外国。日本以外の国では、自分はあくまで外国人なんだと痛感しました。
なので、まだまだコロナ禍とはいえ、多くの国が外国人に国境を開いてくれて、また再び旅ができるようになったことには、感謝しかありません。各国政府には、「ドアを開けてくれて、ほんとうにありがとうございます」という気持ちでいっぱいです。
「旅は感謝と謙虚」というのも、ひとりっPの旅の格言のひとつなんですが、ようやく再開させられた海外ひとりっぷでは、以前にも増して「旅させていただいて、ほんとうにありがとうございます」と思わずにはいられません。
旅ができることのありがたさをココロの底から感じながらの、今日も世界のどこかでひとりっぷです!
世界は広い。人生は短い。
旅は人生の貯金。
すべてのひとりっぷは世界平和に通ず。
Have a nice & safety ひとりっぷ!(でもふたりっぷでも、それ以上でも〜〜!)
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。