【もっと神保町】シリーズその⑥ 老舗喫茶店〈Part2〉『カフェ トロワバグ』&『味の珈琲屋 さぼうる』

東京都千代田区神田神保町。それは、旅バカ会社員ひとりっPが長年勤務する街。
 
この街で、ひとりっPが20年以上通う店をご紹介するシリーズ「もっと神保町」。
 
神保町といえば、カレーが有名ですが、それだけじゃありません。じつは昔ながらの喫茶店も多い街なんですよ。というわけで、ひとりっPが通う「昔ながらの喫茶店」をお届けするPart2です!
 
ちなみに、今回Part1&2でご紹介している4軒とも、神保町駅最寄り出口から徒歩2〜5分程度。行きやすいのもポイントです。

東京都千代田区神田神保町。それは、旅バカ会社員ひとりっPが長年勤務する街。
 
この街で、ひとりっPが20年以上通う店をご紹介するシリーズ「もっと神保町」。
 
神保町といえば、カレーが有名ですが、それだけじゃありません。じつは昔ながらの喫茶店も多い街なんですよ。というわけで、ひとりっPが通う「昔ながらの喫茶店」をお届けするPart2です!
 
ちなみに、今回Part1&2でご紹介している4軒とも、神保町駅最寄り出口から徒歩2〜5分程度。行きやすいのもポイントです。

神保町駅写真

カフェ トロワバグ

トロワバグ外観写真

神保町交差点近くの雑居ビル地下にある『カフェ トロワバグ』。創業は1976年だそうなので、こちらのお店も創業50年近く! いやー、ひとりっPもまだまだ修行が足りない。全然ひよっこですねえ。

トロワバグ サバと野菜のカレーパン ブレンドコーヒー

階段を下りた先のドアを開けた店内は、しっとり薄暗く、ワインカーブのような雰囲気。落ち着きます。
 
トロワバグにはブレンドコーヒーが3種類あるんですが、苦味派ひとりっPがオーダーするのはもちろん、苦味系のハイブレンド。
 
そして、サンドイッチは、トロワバグならではの「サバと野菜のカレーパン」。サバときゅうりなどの野菜をミックス、カレーで風味付けしたフィリングを使ったトーストサンドイッチです。これが、サバ好きひとりっPにはどんぴしゃり! なんですよ〜〜!

きゅうりがサバと合う! こんがりトーストもサバと合う! トルコ名物サバサンドを思い出すな〜〜! サバとパンは合うんだよねえ! と思いながらペロリ終了〜!

トロワバグ かぼちゃのムース

デザートには、かぼちゃのムース。バターや生クリームはかなり控えめか、もしくは入っていないのではと思われる、かぼちゃ本来の風味を楽しめる優しい味です。
 
カフェ トロワバグのGoogleマップはコチラ

味の珈琲屋 さぼうる

味の珈琲屋 さぼうる外観写真

山小屋のような雰囲気の『味の珈琲屋 さぼうる』。
 
こちらも、なあんと創業は1955年! 2025年で70周年ですよ! いやもー、ほんっとひとりっPなんか、超ひよっこ! どころか、まだタマゴですヨ。
 
1階、半地下、中2階、と、こぢんまりした店内は、意外性のある立体構造になっています。そのぶん天井が低めで、テーブルや椅子も低くてコンパクトな造りなので、ひとりっPはさぼうるに来るたびに、「白雪姫の7人の小人の家に来たみたいだなあ」と思っています。
 
ちなみに、すぐ並びにある『さぼうる2』は洋食店です。喫茶のみの場合は、「さぼうるへ」と案内されるので、ご注意ください。こちらのさぼうるに「味の珈琲屋」とついているので混乱しがちなんですよね。
 
しかし、この写真を見直していて気づいたんですが、この赤電話! 赤電話ですよ! 激レア! なんどもお店に行っていますが、ぜんっぜん目に入ってなかった! 飾り!??と思ったんですが、コードが延びているので現役のようです。調べたら、赤電話の登場は1955年! さぼうると同い年! そして1995年に廃止されたとのことなのですが、現役のものがあったとは!! (いまだ現役の赤電話って、全国

どのくらいあるのか、、、気になる、、、)

味の珈琲屋 さぼうる ピザトースト

こちらでオーダーするのは、ドリンクはカフェオレかアイスココア。クチコミによると人気らしいいちごジュースは、ひとりっP的にはちょっと甘すぎるんですよね。アイスドリンクのマイ推しは、アイスココアです! ちなみに、バニラアイスがのってきます。
 
フードはパン系があります。パンは厚切りだけどライトなタイプ。トーストサンド各種か、こちらのピザトーストをオーダーすることが多いですね。どれも、おいしくいただけます。
 

味の珈琲屋 さぼうる内観写真

そしてそして、ご覧ください! 壁に落書き!! カップル名と日付け!! これぞ、ザ・昭和の喫茶店!! 1992年というのがひとりっPが見た中では最古です。30年以上前! これ書いたカップル、今どうしてるんだろう、、、と気分はタイムマシーンですヨ。
 
という、こんなベリー昭和の正統派喫茶店的たたずまいが、さぼうるのいちばんの魅力ですね。
 
ちなみに、お店のかたに聞いたら、今は落書きはできないそうです。
 
味の珈琲屋 さぼうるのGoogleマップはコチラ

番外編=プリマベーラへ愛を込めて(※2022年に閉店しました)

プリマベーラ外観写真

こちらは、ちょっと番外編です。
 

じつは、ひとりっPが神保町でダントツに! もっとも! かなり通っていた喫茶店は、こちらの『プリマベーラ』なんです。
 
なのですが、2022年に諸事情により閉店してしまったんですよ。ほんとうに残念すぎる、、、。
 
もうもう、クローズの知らせを聞いたときのショックときたら、、、!!! いや、ひとりっPだけではなく、はっきり言って社内に激震が走りましたね。

プリマベーラ コーヒー

閉店の一報が広まってからは、お店は別れを惜しむ常連さんで大混雑。ほんとうにあらゆるお客さまから愛されていたんですよね。
 
店内は撮影NGだったんですが、最後が決まってからは、どうぞ、とのことだったので、思い出用に撮影させていただきました。

が。大大大好きだったメニューのプリマムッシュ(りんごとチーズ入りのホットサンド)とベラ風スープ(野菜たっぷりの、お醤油ベースで酸味もある和洋折衷スープ)は、このときにはもう作っていなくて(お客さまが殺到しすぎたため食事メニューの提供をやめて、ドリンクのみになっていました)。最後に食べたかったなあ、、、涙。いや、20年以上、さんざん食べたので、味はほんとうにいつでも思い出せますけれども。

プリマベーラ内観写真

ベーラー(プリマ好きの常連←命名 by ひとりっP)にはお馴染みだった、手の込んだ作りのメニュー表。木と革と銅板画で、ひとつひとつ丁寧に作られていました。
 
ご夫婦ふたりで営んでいらして、おふたりの人柄が、お店のすべてに表れていたプリマベーラ。ひとりっPも同僚も、ほんとうにほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。
 
老舗も多い神保町ですが、長年通う街だけに、馴染みのお店はそこにあるだけで心強いというか、ココロの拠り所のような存在なんだなあ、と思う今日このごろです。

神保町の古書店MAP

さて、こちら、神保町の古書店MAPです。無料です。神保町内の古書店さんや喫茶店などに置かれていますので、見かけたら、ぜひ。ちなみに、こちらは、さぼうるにてゲットしました。神保町をもっともっと楽しめますよ〜〜!
(※カバーイラストは、グランドジャンプで連載中のマンガ「百木田家の古書暮らし」です←マンガの舞台は神保町の古書店なんですよ。ひとりっP、へええ〜〜〜と思いながら読んでいます)

オンリー@神保町みやげのススメ!

さぼうるのオリジナルスウェット

さて、せっかく神保町まで来たなら、ご当地みやげはいかがですか〜〜??
 
こちらは、そう! さぼうるのオリジナルスウェットです!!
カレッジ風ロゴプリントがナイスすぎるーーー!!!
 
さぼうる=SABOR!!
創業年の1955入り!!
JIMBOCHOロゴにシビれますーー!
(JINBOCHOではなく、JIMBOCHOなんですよーー! オフィシャル表記です!)

 
カラーはこの1色のみ。限りなくブラックに近いダークネイビーです。¥5500 

『澤口書店』のオリジナルブックトート

 こちらは、神保町で3店舗展開する古書店『澤口書店』のオリジナルブックトートです! なんとカラバリがめちゃめちゃ豊富で10色ほど! どれも配色が派手で、しかもこの柄! 福もあるぞ! しかもしかも逆さまの福=倒福! ひとりっP好みすぎるーー!! 全色欲しいくらいなんですが、グッとガマンして、現在2色持っています。
 
お値段¥1500ですが、なんと澤口書店のドリンク自販機かペットボトルのお水1本無料券が付いてきます! 
 
澤口書店のブックトートはほかにも別デザインのキャンバス地タイプもあり、見ていると外国人観光客(最近グッと増えてきました)のみなさんに人気のようです。が、ひとりっP的オシは圧倒的にこちらです!
 
というわけで、みなさまも、ぜひ神保町へいかがですか〜〜??
 
※ちなみに、神保町の喫茶店の年末年始の営業ですが、ひとりっPのざっくりリサーチでは、年内は28日か29日までというところが大半、年始は早いお店は4日からですが、大半のお店は6日から、という感じです。

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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