2022年10月13日、台湾のドアがついについに、フルオープンしました〜〜〜〜!!
なんと2020年3月以来、2年7か月ぶり(涙)!! な、長かった、、、!
(ひとりっPに最後の訪台は2020年2月なので、個人的には2年8か月ぶり)
まさかこんなに長い間、台湾に行けなくなるとは、まったく思っていませんでした、、、。
というわけで、早速すかさず台湾GO!してきましたよ〜〜!
目的はもちろん「くいだおれ」!!
もー、ひとりっPが2年7か月の間、マッチ売りの少女状態でずっと妄想し続けた、“神グルメ”の数々!!
そのくいだおれサーキットの全貌を、日ごとに時系列で、ご紹介させていただきます〜〜〜!!!
【冰讃】
台北に到着後、真っ先に食べに行ったのが、こちら!! 台湾かき氷の店『冰讃』です。
ここでのひとりっPのオーダーは、マンゴーかき氷=「芒果雪花冰」一択です。
6〜7年前でしょうか? 日本人観光客のあいだでイッキに人気が爆発した「台湾かき氷」。水の段階で練乳を加えて固めた氷をこまかーーく削った、その名のとおり雪のようにふわっふわなかき氷=雪花冰が特徴です。
中でもマンゴーかき氷は、台湾での必食メニューの筆頭と言えるくらい。なのですが、ひとりっPは、芒果雪花冰はこちらの冰讃でしか食べません。一択です! じつは台湾では、人工香料のかおりが気になるファンシー系雪花冰が結構多いんですが、こちらの雪花冰はそんなことはありません。ナチュラルな練乳風味です。その雪花冰のうえに、愛文マンゴーをごろごろトッピングし、仕上げにマンゴーソース&追い練乳がオン!
一見かなりのビッグサイズですが、ふわっふわのかき氷なので、食べ始めるとペロッといけちゃいます。複数人での訪問だからといって、ゆめゆめ、シェアしようなどと考えてはいけません。後悔しますよ〜〜! ひとり一杯はマスト! です!
でもって、こちらのお店、例年4月中旬ごろ〜10月中旬ごろまでの半年間しか営業していません。マンゴー界のルビーロマン(by ひとりっP)と言っても過言ではない台湾産愛文マンゴーのシーズンにしか営業しないんです。なんというこだわりっぷり! アッパレ! それ以外のシーズンは名前も業態も違う店(火鍋店だったかと)になっています。
2020年3月に、台湾のドアが閉じると聞いた瞬間、ひとりっPが真っ先に思ったのは、「えーーーっ!? うそでしょ!? いやてか、待って待って! 今年のマンゴーかき氷は!?? 冰讃は!?? あと1か月でオープンなんですけど!!?」
毎年、「今年はシーズン中に何杯食べられるかなあ〜〜」と、ひとりっPが夏場にせっせと台湾通いする最大のモチベーションのモトだった冰讃! 「いや、うううーーーーん、、、今は仕方ないけど、、、シーズン終わりまでには行ける、、、んだろうか、、、!??」と悶々とするうちに、10月になってしまい。
「だ、だめだ、、、、ぜんぜんあかん。今年は冰讃のマンゴーかき氷には会えない。ってことですね。がーーん、、、」。こ、こんなこと、、、シーズンをまるっと棒に振るなんて、冰讃を知ってこのかた、初めてなんですけど!! ありえないーーー(滝涙)!! ああ、無情!!
「いや、くじけませんよ! 来年こそは!!」
と、歯をくいしばって(←ウソ)冰讃のない砂漠の日々を耐え、満を持して迎えた2021年4月。
「いや、、、なんか、、、まさかの今年も、、 冰讃には行けないーーーーっ!! ぜんっぜん行けそうにない!! ってまじかーーー!!! ありえないーーー(号泣)!!」
ほんとうに、まさかまさかの2シーズンも冰讃のマンゴーかき氷が食べられないなんて!! なんということ!!!
いったい何杯の芒果雪花冰を棒に振ったのか、、、、(号泣)!!!
胃袋の無駄遣い(おいしくないものを食べてしまうこと)が大嫌いなひとりっPですが、この場合は、胃袋の持ち腐れ!! 地団駄ですよ。
というわけで、台湾のドアがクローズしていた間、ひとりっPにとって常に希望の星だったのが、この「冰讃の芒果雪花冰」でした。それはまるでポーラスター。ともすれば進む方向を見失いそうになる旅人ひとりっPに、目指す方角をひたすら示してくれていたのは、この冰讃!! マイ北極星!!
正直、今季もほとんど諦めていました。
が、急展開で台湾のドアが10月13日に完全オープンとのニュースが!! 「ま、ま、まじかーーー!!!!」。いやもー、めちゃくちゃアガりました! ドアが開くと聞いただけで、こんなにアガるとは! 自分でもびっくり! とはいえ最初はボケてました。「ほんじゃあ年内には台湾行こうかしらねえ」とのんきにカレンダーを見ていて、「はっ!!」。
「ちょっと待って!! 冰讃てだいたい10月15日までは絶対に営業してるじゃん!! てことは、すぐ行けば間に合う!?? 今年は食べられる!?? のか!?!」と気づき、「やばいーーー!! これは行くしかないでしょーーーーっ!!!」。
ハイ、冰讃のために渡台を決意しました! さすが、ひとりっPにとってのポーラスター!!
冰讃の営業に間に合う10月13日にドアオープンしてくれた台湾政府には、感謝しかありません〜〜〜!! 謝謝台湾!!
3年ごしの対面に、もうドキドキしてしまいました。しかも店内貸し切り状態だったし。
ひとくちめの至福の瞬間〜〜〜!! 愛文マンゴーがごろっごろ〜〜!! しあわせすぎる〜〜!!
そして、店頭に貼り出されている今年の営業期間を見て、「ををっ!! 今年は10月いっぱい営業するんだ!! すばらしいーーー!!!」と思ったんですが、なんと!
ひとりっPがお店に行ったのが10月15日。その後21日で愛文マンゴーの在庫がなくなり、今季のマンゴーかき氷は終了したとの情報が!! お店は31日までオープンしているけれど、マンゴーかき氷以外のかき氷メニューでの営業になったってこと!!
ええええーーーーーーーっ!!??
そんなことあるの!?? とびっくり!
いや、初めて聞きました!
「よ、よかった、15日に台湾に行っておいて、、、!!」← ぎりぎりセーフだったわけですが、ひとりっP思うに↓
コロナ禍以前は、冰讃はいつ行っても行列で、20分は待つ覚悟が必要だったんですよ。並んでいるのはほぼ日本人観光客。
今回もそれを覚悟して、ホテルに荷物を置いて早々に向かったんですが、着いてみたらお客はゼロ!! ひとりっPの貸し切りですよ! びっくり! しばらくして日本人観光客がポツポツとやってきましたが。
というわけで、当初、日本人観光客は見込んでいなかったのだけど、お店にとっても想定外にドアが開いて、想定外の日本人観光客がやってきたので、仕入れていた愛文マンゴーが足りなくなってしまったってことなのではと。
ちなみに、愛文マンゴーの旬はじつは結構短くて、店頭に豊富に出回るのは7月の1か月間です。なので、冰讃の4〜10月営業というのはかなりレア。おそらく独自のルートでシーズン外の愛文マンゴーを仕入れているんだろうなと思っています。なので、想定外に売れたからといって急には手配ができないんだろうなあと推測。
よく見たら営業時間も時短になっていますね。コロナ禍前はたしか22時半までオープンしていたかと。
ともあれ、また来年を楽しみに待ちます〜〜〜!!
再見〜〜〜!!
※ちなみに、冰讃の「かき氷」には、ふわふわの雪花冰のほかに、ふつうのかき氷もあります。オーダー時にはお間違えのないよう。
●『冰讃』のGoogleマップはこちら
【巧之味手工水餃】(済南店)
冰讃に並ばずに入れたので、当初の予定よりも時間に余裕ができ、「ならば」と向かったのがこちら。ひとりっPが激推しする “台湾で食べるべきメニュー” のひとつが水餃子なんですが、個人的にマイベスト水餃子だと思っているのが、この『巧之味手工水餃』です。同名のお店が別の場所にもあるのですが、支店ではなく、単に名前が同じだけのあくまでも別のお店です。お間違えなきよう。なので、いちおう、「済南店」と表記しました & Googleマップでもそう表記されています。
こちらのお店、昼&夜の食事のピークタイムには行列ができる人気店です。『冰讃』で時計を見たら15時すぎだったので、イケる! と踏んで出かけました。到着したのは15時半すぎ。が、店頭に人だかりが。「ええ!?」と思いましたが、台湾くいだおれ歴百戦錬磨のひとりっP、「いやいやいや」とお店の入り口に近づいていったら、やはりの!
すぐに入れました。
店頭にいる人たちはみなさんテイクアウト待ち(冷凍品を持ち帰り用に販売しています←うらやましい! ひとりっPもテイクアウトしてみたいぞー! とずーーーっと思っています)のお客さんなんですね。
ひとりっPのオーダーは、常にコレです!「招牌水餃」(黄ニラ、キャベツ、豚肉入り)と「韮菜水餃」(ニラ、豚肉入り)。この2種類以外に、濃緑の皮が特徴の「干貝水餃」(キャベツ、豚肉、乾燥ホタテ貝柱入り)があり、おそらくいちばん人気はこのホタテ水餃なんですが、個人的にはホタテの風味はいらないなあと思っていて、初めてのときにオーダーしたっきり、以降はずっとこの2種類です。ちなみに、1個いくら方式で、オーダーは最低5個から&5個単位です。テイクアウト用には、この3種類以外のものがあるのがずっと気になっていて、キッチン付き物件に宿泊することがあったら絶対にトライするぞ!と誓っています。
台湾の水餃子は、日本とは違います。日本の水餃子は、焼き餃子をそのまま茹でただけのものが多いと思いますが、台湾では、まったく別物。というか、焼き餃子よりも圧倒的にポピュラーなのは水餃子です。でもって、セイロで蒸した蒸し餃子というのもあって、これもまた別物。つまり、台湾では、「水餃子(水餃と表記)」「焼き餃子(鉄貼と表記)」「蒸し餃子(蒸餃と表記)」の3種類の餃子があって、それぞれ、絶品必食なんですよ〜〜!
台湾の餃子のいちばんの特徴は、皮がもっちもちなことなんですが、水餃子は、そのもっちもちの皮が分厚い!んです。なので、かなりお腹がふくれます。完全に主食ですね。
黒酢をつけていただくと、もう至福〜〜〜!! ほんとは20個くらい食べたいところなんですが、くいだおれサーキットはまだまだ続くので、控えめに10個でストップです。
こちらのお店は、混んでいるときは相席なんですが、テーブル上にはパーテーションが置かれていました。
閉店が19時と早め&日曜休みなので、ご注意を!
●『巧之味手工水餃』のGoogleマップはこちら
【閑話休題】
水餃子のあとは、あらかじめ日本から予約を入れていた、ブルースさんのマッサージ(正式名:BRUCE足部健康館)へ。
ひとりっPが台湾に行くときはマストでGO!
何年も前から、「普段通っているマッサージやさん、ありますか?」と聞かれたら、「ああ、はい。台湾ですけど」と、ここを答えていたくらい行きつけているマッサージ店です。
いやもー、めちゃお久しぶりのブルースさん〜〜〜〜(感動)!!
変わってないーーー!!! お元気そうでよかったーーーーー!!!
やおら3年分のマッサージということで、たっぷり2時間コースでお願いしました!
は〜〜〜、至福〜〜〜〜!
痛くない! けどすっきり! が特徴ですかねえ。台湾では今までに、人からおすすめされていろーーんなマッサージ店に出かけましたが、ハズれ率の高さときたら!! 施術中はもう苦行でしかなかった、、、。結局はマッサージのうまいorへたは、お店ではなく、人。なので、ブルースさんひとりしかいないこちらは、間違いがないんですよ〜。あ、ちなみにブルースさんは日本語ペラペラです。
●『BRUCE足部健康館』のGoogleマップはこちら
【北大行】
続いてやってきたのが、このお店。コロナ禍以前から、土日にこのお店の前を通ると常に入店待ちのお客であふれていて、気になっていたんですよ。
改めてGoogleマップのクチコミを見ると、わりと賛否両論。
果たして、、、、と思いながらの入店。
この店では、ちょうど台北ファッションウィークの取材で台湾に来ていたファッション・ジャーナリストのユウマスイとジョインしたので、小籠包としゅうまいをオーダーしました。お店はカジュアルな中華料理店という感じで、小籠包以外のメニューも豊富です。
結果。
好みのタイプではなかった、、、がく。
まずくはないです。ひとりっPの好みではなかっただけ。
小籠包に関して言うと、皮は厚め。庶民的小籠包ですね。中の餡の肉は粗挽き系で、かつ、ややこってり。おいしいのですが、2〜3個でじゅうぶんというか、飽きてくるというか、、、。Googleマップのクチコミが割れている理由がなんとなくわかりました。複数人で来て、小籠包以外にもいろいろオーダーして、小籠包はひとり2〜3個くらいっていうのが、ちょうどよいのかも、とは、あくまで個人の意見です。
●『北大行』のGoogleマップはこちら
【二吉軒豆乳(SOYPRESSO)】
北大行のあと、ユウマスイと協議の結果、「なにかデザートを、、、」となったのですが、台湾のデザートが食べられるようなお店は閉店が結構早いんですよ。このときすでに21時。なかなか開いてる店がないねえ、と言いながら、とりあえず目の前の光復南路を北上したら、すぐ目の前に「あ! ニキチだ!」。
コロナ禍以前に永康街にオープンしたおしゃれ系ニューウエーブ豆花店の筆頭『二吉軒豆乳』(英語の店名は『SOYPRESSO』)。勝手に「ニキチ」と呼んでいます。こんなところにも支店があったのかー! わーい!と即入店。
「ニキチ」はなんと22時までオープンしているんですよ〜〜! ビバ!ニキチ!!
表通りに面したカウンターでオーダー&お会計後、できあがったら店内席に持ってきてくれます。
こちらのお店、店名にもあるとおり、豆花専門店ではなく、豆乳系列品専門店なんですね。各種豆乳ドリンク、豆乳ソフト、豆花など、豆乳関連のデザートメニュー&お豆腐が揃っています。豆乳はもちろん自家製。濃い! けれどクセは控えめで飲みやすいです。豆乳ソフトもおいしい〜〜! のですが。ひとりっPの推しは断然、傳統豆花!
ひとりっPの定番=「傳統原味豆乳豆花」をオーダーしました。お腹いっぱいだったのでトッピングはナシ。こちらの豆花は、ざらっとした重ための質感で、シロップor豆乳が別々にサーブされるのが特徴です。が、ひさびさでうっかりしていました。これ、「傳統微糖豆乳豆花」にしないと、豆乳が無糖で、豆花ももともと無糖なので、めっちゃ豆腐&豆乳になってしまうんですよね。てことにひとくちめを食べて気づいて、ががーーーん。甘くもしょっぱくもなく、かなり苦しい、、、。
さいわいユウマスイが傳統糖水豆花(シロップ豆花)をオーダーしていたので、シロップを分けてもらって、なんとかなりました。みなさまもご注意を〜〜。たぶん、食べ始めてからでも、お店の人にお願いしたら豆乳にシロップを足してくれるとは思いますが。値段も同じなので。
よく考えたら、「豆乳」は日本語で、台湾式表記は「豆漿」。こちらのお店は日本式表記を採用しているんですねえ。と今更ですが気づきました。
お腹いっぱいだったのでオーダーを断念したんですが、LAVAZZAのコーヒーを使用したソイラテがあって、めちゃくちゃ気になりました。以前はなかったような、、、。次回絶対にトライします!!
●『二吉軒豆乳』のGoogleマップはこちら
※こちらのお店、今回ひとりっPが行った支店のほかにも台北市内数か所に支店があります。行きやすいお店を目指すのがよいかと。
というわけで、ひさびさの台湾、初日のくいだおれサーキットは終了! ホテルに戻ったのは22時すぎでした!
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。