スマートウォッチ、私の使い方 Vol.10

先日、sacaiからApple Watch用のバンドが発売されることが発表されましたね。Apple Watchも発売から1年と少しが経ち、エルメスバージョンやらベルトの新色やらいろいろなアクセサリーが発売されて、私もシーンやその日の服装に合わせて楽しんでいます。

一方で、こういったスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスを身に着けていると、目新しさも手伝って「どんなふうに使ってるの?」「便利?」と訊かれることが多いので、今回はどんな風に私がスマートウォッチを日常で活用しているのか、書いてみたいと思います。



私が持っていて現在使っているのは、Appleのスマートウォッチ「Apple Watch Hermès」(左)そしてAndroid Wear搭載のスマートウォッチ「Moto 360」(右)の2つです。もちろん写真のように2つ同時につけていることはありませんし、某サッカー選手のように両腕にしているわけでもありません(笑)。

これらをどのように使っているのかと言われて一番に思い浮かぶのは、正直「腕時計」としての機能だったりします。今まで腕時計を使ってこなかった私にとって、手元で時間が確認できることがこんなに便利だとは思わなかったというのが正直な感想。スマートウォッチを手にして、改めて、腕時計の存在価値を体感したのですから、不思議なものです。

Apple Watchに関しては、ガラケー時代にあった“パカパカケータイ”の一部についていた、小さなサブディスプレイのような役割。iPhoneの通知がそのまま腕に来ます。腕に来てほしくない通知は設定でオフにすることもできるし、短文のメールやLINEはこの画面でサッとチェックしちゃいますが、結局返信するのにはスマホが必要なので、イマイチ「スマートウォッチでスマホの画面を見る機会が減った」というところまではたどり着いていません(笑)。

一方で、Android WearGmailGoogle Calendar, Google NowなどのGoogleのサービスを利用している人で、外にいる機会が多い、という人には是非一度試してもらいたいスマートウォッチ。自分の専属アシスタントのような役割を担ってくれます。特にスケジュール周りの機能がよく出来ていて、Google Calendarに予定と場所を入れておけば、現在地ベースで「◯◯にXX:XXに到着するには、XX:XXまでに出発」といつまでに出発しなければならないのかを教えてくれたりします。これで遅刻や約束のすっぽかしもきっとなくなる……ハズ!

その他、行った場所にチェックインしてログを貯めていく「swarm」というアプリを私はここ数年愛用してるのですが、Apple WatchAndroid Wearといったスマートウォッチがあればスマホをカバンから出さずにワンタップでチェックインできるので、これはとても便利に毎日使ってます。スマホの通知が腕に飛んでくる、というよりも何かしらと連携して「手元に常にあるスイッチ」のような使い方ができると、もっと色々活用できそうなのにな〜、なんて。

まだまだスマホのように、“劇的に日常を変えた”とは言い難いスマートウォッチですが、今年はファッションブランドからも色々なスマートウォッチがリリースされるようなので、引き続き、お財布の中身が許す限り(笑)、色々と試してみたいと思っている次第であります。

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市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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