デジタル×アナログを体感できるモノづくりのシェアスペース Vol.11

今までご紹介したようなスマートウォッチやIoTデバイスのように、デジタルデジタルしたものも大好きなのですが、最近はデジタルとアナログのかけ算の可能性を探ることにも夢中になっています。

最近、会員登録した東京・都立大学にある「Makers’ Base」。ここは最近増えているモノづくりのシェアスペース。5階建の建物全てがモノづくりピープルのために開放されています(札幌と博多にもあるみたい)。

最近良く耳にするようになった3Dプリンタやレーザーカッター、UVプリンタ(皮革などにも印刷できる特殊なプリンタ!)などといった最新のデジタルのモノづくりマシンを揃えた“デジタルファブリケーション”のフロアから、ろくろや窯を備えた陶芸フロア、各種ミシンが揃い染色まで出来ちゃうテキスタイル/縫製のフロア、リングなどのジュエリー作りから溶接まで可能な金工のフロア、大型のマシンを備えて家具まで作れる木工のフロア、と「何か作りたい!」と思ったらまずはここに行けば、ほぼ困ることはなさそうな、モノづくりの可能性がぎっしりと詰まったワクワクな場所なのです。



自分が描いた柄をプリントしたオリジナルのアイテムなんてのも(あなたに作る意気込みさえあれば!)簡単に作れちゃいます。



これまでは専門的な知識と設備が必要だったけれど、前出の3Dプリンタなどといったデジタルファブリケーションマシンの登場で可能になったことが沢山あります。例えば3Dプリンタで作った自分だけのオリジナルパーツを組み立ててアクセサリーにしてみたり、オリジナルの柄をデジタルプリントした皮革を縫って小物にしてみたり……デジタルで生み出す新しい素材と手仕事を組み合わせて、何か面白いものを作れたらな〜、なんて考えています。



とはいえ「モノづくりは面白そうだけど、手始めに何を作ればいいんだ……」なんて方には、ワークショップがおすすめ。生地からデザインするクラッチバッグ作りや、オリジナルリング/バングル作り、アクリルを切って作るピアス、ろくろで作る器づくりなど、気軽に参加できるワークショップがたくさん開催されています(私も一度、オリジナルデザインのバングルづくりのワークショップに参加してみました)。

都内にはMakers’ Baseだけでなく、他にも「FabCafe」「TechShop」「HappyPrinters」といったモノづくりスペースが増えていて、どこも DIYに気軽にトライできる設備が整っています。スマホの画面とにらめっこしてるのも悪くないけど、たまの休日に自分の手を動かして、何かを生み出してみ る、なんてのも、乙なものですよ♪

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市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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