ZOZOSUITのオーダーデニムから、ファッションの楽しみについて考える vol.66

前々回、「ZOZOSUIT」を使ってみたという記事(数千円で自分にぴったりの服が手に入る!? お手並み拝見、噂の“全身タイツ”)を書いたのですが、その時にオーダーした「ZOZO」のアイテムがやっとこさ届きました!



私がオーダーしたのは、スキニーデニムパンツ(ライトインディゴブルー)とストレートデニムパンツ(ワンウォッシュ)の2着。オーダーしてから手元に届くまで、20日弱かかりました。

こちらが私ぴったりサイズに仕上がったデニムたち。




私は身体の他の部位に比べるとヒップが大きいという悩みを抱えていて、特にスキニーデニムは脚の太さに合わせるとヒップが入らない/ヒップに合わせると脚がブカブカになってしまう、といったように、自分の身体に合うものを見つけるのがこれまで非常に大変でした。

つまり、スキニーデニムこそ、ZOZOSUITが発表された時に私が一番期待していたアイテムなのです……! 期待を込めてレッツ試着!




驚くほどぴったり……そりゃ、ほぼ裸の状態で測った寸法で作ってるので当たり前なのですが(笑)。これまでの苦労はなんだったのだろう……という感じです。強いて言えば、デザイン的にもう少しハイウエストにしてくれると、もっと今っぽいスキニーになるのにな、なんて。

そして、もう1本のストレートデニム。こちらはジャストウエストなシルエットだということもあり、異様にヒップの大きさが強調される感じで、穿くとちょっともんぺっぽい……






こんなにヒップにゆとりがなくても穿けるから、ヒップはもう少しすっきりとさせてくれたほうが、身体がきれいに見えるのではないかな〜なんて思ってしまいました。私が普段あまりストレートデニムを穿かないので、ストレートデニムのシルエットに慣れていないせいかもしれないですが……。

 

ただ、やはり「計測した数値に合わせたサイズであること」と「着ることでスタイルをどのように見せる(演出する)のか」は別の話で、後者までは到達していないのかなという印象。ファッションの楽しみって、サイジングやシルエットで遊ぶことも大きな要素の一つだと思うので、この仕組み自体、それらとは異なる次元にあるものだなーと思いました。

とはいえ、スキニーデニムのように身体にぴったりと添わせないとカッコ悪くなってしまうアイテムをオーダーするにはとても便利。ZOZOの前澤社長のTwitterによると、今後はブラと靴もオーダーできるようにするらしいですよ……! 今後の展開も楽しみです。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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