iPhone 13シリーズの魅力を大解剖! vol.142

先月末に発売されたiPhone 13シリーズ。皆さんもうチェック済みでしょうか。今、私の手元には期間限定で「iPhone 13」と「iPhone 13 mini」、そして「iPhone 13 Pro」の3機種があるので、並行して使ってみています。

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なんだか最近、新しいスマホ、というとカメラ機能のことばかりが語られがちですが、今回のiPhone 13シリーズのユニークな部分もやっぱりカメラ。iPhone 13 / miniのデュアルカメラとiPhone 13 Pro / Pro Maxのトリプルカメラというスタイルは変わりませんが、カメラとしての性能が上がってより多くの光を取り込めるようになり、「フォトグラフスタイル」という自分好みのテイストをプリセットのように登録しておく機能と、ポートレートモードで撮ったかのようなボケを動画でも再現できる「シネマティックモード」という機能が追加されています。

こんな感じで、フォーカスの位置を移動させる映画のようなショットもiPhoneだけで撮れてしまうという……これまで背景ボケを生かした動画を撮るには数十万円くらいの機材が必要だったことを考えると、これはスゴイ……!

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そして、このシネマティックモード、単純に動画の背景をボカしてくれるだけでなく、撮影した後にフォーカスを当てる位置やボケのレベルを調整することもできるんです。フォーカスが思わぬところに当たってしまったりすることもあるので、そんな時も後から調整できると思うと安心かも?

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もちろん、映像表現として背景ボケを活用するのも楽しいのですが、プライバシーにも配慮が必要な街中で動画を撮影する時などに、背後にいる人をボカせてしまうという点でも便利な機能だなと思います。そしてこのシネマティックモード、フロントカメラと背面カメラのどちらでも使えるのも◎。これはiPhone 13 miniのフロントカメラで撮ったものですが、風に揺れる髪の毛もしっかり認識しているのがすごい。

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そして、これまでこういったカメラの“すごい新機能“はProシリーズだけに搭載されていたことが多かったのですが、13シリーズ全てで使えるのも嬉しいポイントです。

今回、自分用にはiPhone 13 Proの128GBモデルを購入したのですが、正直なところ今回のiPhone 13 Proは重い(笑)! 重さは203gで、iPhone 12 Pro(189g)と比べると14gの増加。調味料で例えると大さじ1杯弱程度にもかかわらず、なんだか明らかにずっしりくる感じがあります。カメラもひと回りほど大きくなり、迫力大。カメラのレンズ部分の厚みも増しているので、テーブルに置いた時などのアタリが気になる人は、保護フィルムなどを貼った方が良さそう。カメラが大きく分厚い方がiPhone 13 Pro、そうではない方がiPhone 12 Proです。

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で、個人的に「やっぱりこっちを買えば良かったかも……?」とコッソリ思っているのが、iPhone 13 mini。このサイズ、片手で持った時のホールド感が抜群で安心できるんですよね。そして断然軽い! iPhone 12 miniでは少し心許なかったバッテリー駆動時間も改善され、最大1時間半長く使えるようになりました。

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とはいえ、私は写真を撮る機会が多いので、Proシリーズにしかついていない望遠カメラが欲しい、そしてルックスはProシリーズのステンレスピカピカのシルバーが好き!ということでiPhone 13 Proを選択したことは後悔していませんが、今回の13シリーズはProのついていない無印iPhone 13とminiのコスパが良い印象です。

望遠カメラが欲しい、Proシリーズのソリッドなデザインやカラーが好き、iPhone 13 Pro Maxの大きな画面が必要だ!ということであればiPhone 13 Pro / Pro Maxを。淡いカラーで優しい雰囲気のデザインが好き、スマホは毎日持ち歩くモノだからできる限り軽い方がいい!ということであればiPhone 13 / miniがおすすめ、かな。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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