朝、仕事場のドアを開けた瞬間、エアコンはすでにほどよく効いていて、照明もふんわり点いている。ここ最近、空調や照明、鍵が“私より先に”動き出す仕組みを仕事場に取り入れています。
朝、仕事場のドアを開けた瞬間、エアコンはすでにほどよく効いていて、照明もふんわり点いている。ここ最近、空調や照明、鍵が“私より先に”動き出す仕組みを仕事場に取り入れています。
音声アシスタントから、手ぶらオートメーションへ
スマートホーム機器は10年ほど前から色々使い始め、自宅では以前からGoogle Assistantに「OK Google」と話しかけて空調や照明を操作できるようにしていました。でも、たまに反応しなかったり、思った通りに動いてくれなかったり。そういう時モヤっとすることもあり、気づけば、話しかけること自体が面倒に感じるようになっていたりして……。であれば、何の操作も必要とせずに、自動で整ってくれるほうがいい。そう思って、仕事場は可能な限り、何も触れずに空間が整うよう自動化をしています。
快適さをつくる、4つの仕組み
使っているのは、この連載でも過去にご紹介しているSwitchBotやPhilips Hue、SESAMEといったスマートホーム機器。仕組みは大きく分けて3つ。「空調・換気」「照明」「鍵」「掃除」です。
まずは、空調・換気。リモコン操作ができる家電が操作可能になるSwitchBotのハブミニで、アトリエに近づくとエアコンとサーキュレーターが自動でオン。離れるとオフ。SwitchBotのアプリからオートメーションを設定できるので、CO2センサー(温湿度計)で計測したデータをもとに、肌寒い季節は室温が20度を切ると暖房が入るように設定していました。そろそろ冷房の季節がやってくるので、設定を夏仕様にアップデートしようと思っています。
テクノロジーの力を借りて、快適な空間を手に入れる
実感しているメリットは、何も気にせず、心地よい環境が先に整っていること。真冬は寒い外からふんわり暖められた空間に入室するとホッとしますし、朝と夕方で光が変わるので、目も疲れにくい気がしています。夜まで仕事をしていると、気づけば眠気を誘うようなムーディな照明になっているので「ハッ! そろそろ帰らなきゃ!」と気づかせてくれるのもありがたい。環境が自然と、気持ちを“始業モード”、”終業モード”へ導いてくれる感覚があります。
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。








