まるでかしこいアシスタント!?会話で答えてくれるAI【ChatGPT】 vol.171

「人工知能」や「AI」というキーワードはこれまでもいろいろなところで耳にしてきましたが、2022年後半くらいからは、AIが絵や写真を生成してくれたり、自然な文章でやりとりができるようになったりと、まるで自分のアシスタントのように活用できそうなサービスや仕組みが増えてきて、なんだかこれまでとはだいぶ潮目が変わってきた印象です。今年はもっと身近なところで、AIが活躍し始めるだろうし、自分もどんどん活用していきたいなあ、とワクワクしている今日このごろ。

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最近、話題にもなっており、私も活用してみているのが「ChatGPT」です。これは質問などをテキストで入力すると、AIが対話形式で答えを教えてくれるというチャットボットのようなものでして、びっくりするくらい色んなことにスラスラと答えてくれます。プログラムのコードをChatGPTにレビューしてもらったり、英文の添削をしてもらったり、メールの返信文面を考えてもらったり、講演資料の構成を考えてもらったり……個人個人のアイデアでいろんな活用がされ始めています。

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飛騨高山に行く予定があったので、おすすめスポットについてChatGPTに訊いてみた

だいぶニッチな使い方にはなってしまうのですが、ふと思いついて、YouTubeにほそぼそと投稿している動画の字幕の英語翻訳をChatGPTにお願いしてみました。簡単な英文翻訳ではあるのですが、翻訳字幕の作成って自分でやろうとすると恐ろしく時間がかかってしまうので、ここはAIの力をお借りして、少しでもラクをしたいところなのです。

英語翻訳自体は「Google翻訳」や「DeepL」などの翻訳サービスがたくさん存在してるので、それを使えばいいのでは、と想像してしまいます。ところが、YouTubeの字幕ファイルってこんな感じで「XX分XX秒から○○分○○秒まで、この字幕を表示する」ということをタイムコードと共に指示するような形式になっているので、単純にこのファイルの中身をコピペして翻訳サービスにかけたとしても、タイムコード部分が邪魔になって、うまく翻訳できないんです。

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キャプション:日本語の字幕ファイルの一部

こんな感じで「この、買っておいた」「コーヒー豆で」=「This, I bought」「with coffee beans」のようにタイムコードに続く日本語を1行ずつ、そのまま翻訳するので、文章、会話として成り立っていないことがわかります。もちろん、口語で喋ってる日本語なので、ただでさえ機械的に翻訳しづらい部分もあるとは思いつつ……。

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AI翻訳の「DeepL」にかけてみたところ

では、ChatGPTに「次の会話を日本語から英語に翻訳してください」とお願いして、先程の日本語字幕をそのままChatGPTのテキストボックスにコピー&ペーストしてみます。すると、どうでしょう。よく見ると、日本語を1行ずつ英語に翻訳しているのではなく、日本語の前後関係をちゃんと理解した上で、英語に翻訳していってくれているのがわかります。かしこすぎる……。

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ただし、動画1本分全ての字幕を一気に翻訳するのは難しく、10個ずつぐらい細切れにして翻訳していくしかありません。少し面倒ではありますが、翻訳のベースをザッと作ってもらうアシスタントのような使い方をするのであれば、アリでしょう。もちろん「言いたいことはそうじゃないなあ」という部分も出てくるので、手直しが必須ではありますが。

かしこすぎるChatGPT。いろんなことに答えてくれるので、どんどん質問したくなってしまうのですが(笑)、それっぽい言い回しでサラッと間違っている内容を答えてくることもあるので、あくまでも補助ツールとして活用する、機密情報にあたる内容は入力しない、という点には、どうぞご注意を。活用アイデアはネット上にいろいろとシェアされているので、チェックしてみると面白いと思います。

市川 渚プロフィール画像
市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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