今年の秋、これまでの自宅とは別に仕事場(ちょっと気取って“アトリエ”と呼んでいます)を借りました。ここ数ヶ月は仕事環境を整えるために奮闘しつつ、新しい買い物も楽しんでいます。
そんな中、最初に悩んだのが掃除機選びでした。私は髪が長く抜け毛が目立つこともあり、床をこまめに掃除したいのですが、床材をホワイト系に張り替えたことで、汚れやホコリも気になるように。それでもアトリエは30平米ほどとコンパクトなので、掃除機が場所を取るのは避けたい。さらに掃除に手間をかけたくない……。
こうした条件を考え抜いた末に出した結論は「ロボット掃除機しかない!」でした。選んだのはXiaomiのS20+という機種。
Xiaomi のロボット掃除機 S20+を選んだ理由
Xiaomiのロボット掃除機にはさまざまなモデルがありますが、私が選んだS20+はオムニステーションが付属しない、シンプルな充電ドックタイプ。ゴミ収集や水拭きモップの自動メンテナンスができるステーション付きモデルもありますが、場所を取るため、当初からステーションなしを探していました。
ステーションがない分、他社製品では機能が簡略化されがちなのですが、S20+は一味違います。障害物を検知する2つのセンサーに回転するデュアルモップ、カーペットを検知してモップを持ち上げるリフトアップ機能も搭載。上位機種X20+からオムニステーションを省いただけと言ってもいい“ほぼ全部入り”のモデルなのです。
最近のロボット掃除機はどれもそれなりに賢いと思われますが、実際に使ってみると、家具にぶつかることなく丁寧に掃除をしてくれる賢さに驚き……。複雑な三脚の間もすり抜け、テーブルや家具の脚周りも丁寧に掃除。10年以上前に使っていた初代ルンバとは雲泥の差で、この間の技術進化に感動しています。
価格も3万円台とコスパ抜群。透明なガラス製品にはぶつかってしまったり、延長コードは巻き込んだりすることがあるので注意が必要ですが、一人で使う仕事場だからこそ「掃除の自動化」が叶うのは大きなメリットです。
ゴミが溜まるボックスと水拭きモップ用のウォータータンクはこんな感じ。どちらも小さく見えますが、週に1回程度のメンテナンスで問題なく使えています。一人暮らしの空間や数人の事務所で使うには十分です。
水拭きモップのパッドはマジックテープで固定されているため、取り外して水洗いできます。本体につけたままにしておくと生乾きになるため、朝出社した際にモップを取り外して干しておき、仕事終わりに乾いたモップを本体に戻して次の日の朝に備える、といった運用をしています。
一方、部屋が広い場合や家族が多い場合は、モップもより汚れるでしょうし、ゴミの量も増えると考えられるため、メンテナンスフリーで容量の大きいステーション付き上位機種がおすすめです。
ただし、ひとつ気になるのが、Xiaomi製品は新型モデルの登場サイクルが早いため、モップやフィルターなどの消耗品が手に入りづらくなってしまうのでは……ということ。Xiaomiの公式サイトや楽天の公式ストアで購入することができるので、早めにストックするようにしています。
2ヶ月ほど使ってみて、とても満足しているXiaomiのロボット掃除機 S20+。「ロボット掃除機は場所を取るから……」と諦めていた方に、ぜひ一度試してほしい製品です。