東京国立博物館の貴重な歴史的建造物で、日本文化の魅力を再発見。「TOHAKU茶館」開催

東京・上野の東京国⽴博物館では、2023年7月14日(金)〜2024年1月28日(日)の期間、敷地内の応挙館にて、さまざまな日本文化を体感できる「TOHAKU茶館」を開館する。「ZEN 呼吸法」や「5分で着られるKIMONO体験」、「盆栽教室」などの教室が開催されるほか、⽇本全国の厳選素材を使った料理やお酒なども楽しめる。

東京・上野の東京国⽴博物館では、多彩な⽇本⽂化を280年の歴史を持つ⽇本家屋で体験できる「TOHAKU茶館」を、2023年7月14日(金)〜2024年1月28日(日)に開館する。

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普段は一般公開されていない応挙館。

会場となる応挙館は、普段は⼀般公開されていない貴重な⽇本家屋。名古屋市郊外の明眼院の書院として寛保 2 年(1742)に建てられた後、三井物産の初代社⻑で茶⼈としても知られる益⽥孝(鈍翁)邸内に移築、昭和8年(1933)に東京国⽴博物館に寄贈された、築280年を超える建物だ。

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「ZEN呼吸法」講師の椎名由紀。

今回は応挙館で、「訪⽇外国⼈の⽅々に届ける、東京国⽴博物館で本物の⽇本⽂化、コト体験」と題したアクティビティ各種を実施予定。「ZEN呼吸法」は臨済宗中興の祖、⽩隠禅師が「夜船閑話」に遺した呼吸法に基づいたもので、⾃⾝で創り出した数々の不調を、姿勢と呼吸を調えることによって⼿放していくというもの。「TOHAKU茶館」では「ZEN呼吸法」を主宰する呼吸アドバイザーで、⾃然栽培⽶農家でもある椎名由紀が不定期で指導する。

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着物姿で東京国⽴博物館内を観覧できるのも魅力。

「5分で着られるKIMONO体験」は京都で仕立てられた着物を、自分で簡単に着られるやり方で着付けし、着物姿で⾷事やお茶を楽しんだり、⽇本庭園を散策したりしようというもの。東京国⽴博物館内も着物で観覧できる。また、盆栽芸術家の⼩林國雄の講演と教室を開催するほか、応挙館の中庭で弟⼦による盆栽教室も開催する。こちらは不定期開催となる。

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漆塗りの器など、料理を盛り付ける器にもこだわりが。

また、8月からは海外から訪日した外国人に「⾷の体験を通じて⽇本⼈の⼼と、⽇本の⾷⽂化の成り⽴ちを感じてほしい」として、メイド・イン・ジャパンにこだわった食材で作る料理やドリンクも用意。うどん、蕎⻨、おいなりなどの軽⾷が出るほか、週末には予約限定で御膳も食べられる。いずれも漆塗りのものなど、器にもこだわっているそう。抹茶や⽣菓⼦もあり、簡易的なお抹茶体験(予約制)も用意されている。テイクアウトもある。

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世界のウイスキー大会での受賞歴も多いイチローズ・モルトのウイスキーも登場。

お酒もあり、秋⽥県の造り酒屋、新政酒造による⽊桶仕込みの⽇本酒や、世界でも権威ある⼤会で多数受賞している埼玉県のイチローズ・モルトのウイスキー、日本の梅農家が育てた有機梅を有機砂糖、有機酒精で漬け込んだThe CHOYAの「⼤地の梅」が楽しめるのも嬉しい。お酒のおつまみにぴったりの、素材に妥協しない⽸詰「K&K ⽸つま」シリーズもあり、こちらはお土産にもできる。

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応挙館の中庭を使っての盆栽体験も興味深い。

円⼭応挙の襖絵(現在は複製画)を眺めながら、さまざまな日本文化を改めて学べる、またとない機会。海外から遊びに来た友人を案内すれば、喜ばれること間違いなしだ。アクティビティプランと飲食メニューのチケットを購入する際に予約ができるが、空き状況によっては当日参加も可能だそう。チケット発売情報などは「TOHAKU茶館」のSNSでチェックして。


「TOHAKU 茶館 ―東京で本物の⽇本、コト体験」
会期:2023年7月14日(金)〜2024年1月28日(日)
会場:東京国立博物館 応挙館(東京都台東区上野公園13-9)
時間:10:00〜16:30(L.O. 16:00)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、9月23日(土)、12月23日(土)・24日(日) その他博物館の休業日に準ずる
制作:株式会社Air Media
chakan-tokyo.com 
https://www.instagram.com/tohaku_chakan/

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