日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せな邂逅。「JULIA」の夏のドリンクペアリング

「ミシュランガイド東京2025」に2024年に続きセレクテッドレストランに掲載された、東京・外苑前のレストラン「JULIA」では現在、サマーシーズンメニューを提供中。シェフのnaoによる、厳選の国産食材を使った独創的な「OMAKASE」メニューは、夫でオーナーソムリエの本橋健一郎が選んだ日本ワインとのペアリングで堪能したい。

東京・外苑前のレストラン「JULIA」では現在、旬の素材を贅沢に使ったサマーシーズンメニューによる「OMAKASE」コースを展開中。シェフnaoの料理と、夫でオーナーソムリエの本橋健一郎が選んだ日本ワインとのペアリングこそ、このレストランの真骨頂だ。

「ミシュランガイド東京2025」に2024年に続きセレクテッドレストランに掲載された、東京・外苑前のレストラン「JULIA」では現在、サマーシーズンメニューを提供中。シェフのnaoによる、厳選の国産食材を使った独創的な「OMAKASE」メニューは、夫でオーナーソムリエの本橋健一郎が選んだ日本ワインとのペアリングで堪能したい。

東京・外苑前のレストラン「JULIA」では現在、旬の素材を贅沢に使ったサマーシーズンメニューによる「OMAKASE」コースを展開中。シェフnaoの料理と、夫でオーナーソムリエの本橋健一郎が選んだ日本ワインとのペアリングこそ、このレストランの真骨頂だ。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_1

「生産者の温度を感じる食材で、私なりの日本の料理を創りたい。そんな一皿で誰かを笑顔にできたらな、と今日も料理をしています」と話すシェフのnao。

「ミシュランガイド東京2025」に2024年に続きセレクテッドレストランに掲載されたほか、「The BEST CHEF 2024」でもOne Knife(EXCELLENT)の評価を得るなど、評価がうなぎのぼりの「JULIA」。料理はアルコールもしくはノンアルコールのドリンクとのペアリングで楽しむ、スナックやデザートを含むおまかせコースのみが用意されている。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_2

紅芯大根を使った花のようなスナック「大根/マグロ」。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_3

3種のスナックに合わせていたジオヒルズワイナリー(長野)の「Hạnh phúc Sparkling2022」。

現在展開されているサマーシーズンメニューでも、ペアリングの妙が堪能できる。まず最初に1階のラウンジで提供されるスナックメニュー(「大根/マグロ」「毛蟹/卵黄」「雲丹/酒粕」)に合わせていたのは、長野県小諸市のジオヒルズワイナリーによる「Hạnh phúc Sparkling2022」。小諸市産のシャルドネを100%使いノンドサージュで仕上げた、繊細かつふくよかなスパークリングが、一口サイズながらしっかり個性を主張する美しいスナック3種の魅力を引き立てていた。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_4

前菜の「鰹/ルバーブ/さくらんぼ」。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_5

前菜に合わせたグレープリパブリック(山形)「ビアンコ マチェラート 2023」。

コースは、しょっつるを軽く塗って藁焼きにした鰹に発酵クリームと発酵したルバーブのソース、塩漬けにしたさくらんぼを合わせ、上に薔薇の花びらをのせた前菜「鰹/ルバーブ/さくらんぼ」からスタート。山形県高畠市のグレープリパブリックによる、フレッシュで瑞々しい辛口の白「ビアンコ マチェラート 2023」が、しょっつるや発酵クリームなどの旨味とよく合い、食欲を刺激する。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_6

「ズッキーニ/ラタフィア」。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_7

ズッキーニの一皿に合わせた、三養醸造(山梨)「甲州2024」。

続く、レモンクリームとロブスターを詰めた花ズッキーニのフリットや、2種類のズッキーニのソテーなどを一皿にした「ズッキーニ/ラタフィア」には、 山梨市牧丘町の三養醸造による「甲州2024」を。こちらは自社農園の甲州種を使った、やわらかく爽やかな味わいのワインだ。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_8
日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_9

「鮟鱇/パイナップル」。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_10

菊鹿ワイナリー(熊本)の「菊鹿シャルドネ樽熟成2022」。

メインは、茨城を代表する魚、鮟鱇のローストにパイナップルサルサとパイナップルのソースを添えた「鮟鱇/パイナップル」。こちらには、熊本県菊鹿町で菊鹿ワイナリー(熊本ワインファーム)が手がける、菊鹿地区で育てられたシャルドネ種100%で作る「菊鹿シャルドネ樽熟成2022」がベストマッチ。温暖な土地で育ったブドウならではのふくよかな味わいが、パイナップルの風味を引き立てる。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_11

デセールの「メロン/ミント」。

日本の食材で作る料理と日本ワインの幸せなの画像_12

都農ワイナリー(宮崎)の「Sweet Tsuno」。

デセールは、茨城が誇るメロン品種のひとつ、イバラキングと、ミントのアイスクリーム、カモミールのブランマンジェ、デザートワインのゼリーを寄せたデザートプレート「メロン/ミント」。これには宮崎県都農町の都農ワイナリーが、サニールージュ種のブドウを

収穫後即凍結して作るエレガントなデザートワイン「Sweet Tsuno」を合わせていた。ねっとりとした甘さがありながら、余韻は意外にも軽やか。コースの締めくくりにはぴったりだ。

生産本数が限られた貴重なワインなどもあるので、登場するワインやドリンクはその時々によってさまざま。シェフの料理とワインのセレクトの息の合いぶりはさすが夫婦というところ。料理の記憶をさらに鮮明にしてくれるペアリング、一度体験してみては。

JULIA
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-25
営業時間:ランチ ​11:50ドアオープン/12:00スタート、ディナー 18:50ドアオープン/19:00スタート ※各時間一斉スタートにつき、到着が遅れた場合はコース料理の途中から提供/完全予約制
定休日:火曜、不定休
電話番号:03-5843-1982
https://www.juliahospitalitygroup.com/