ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。今回は、仕事ができない上司とはどういうスタンスで接すればいいかを教わりました。
ニッポンのエンタメ界を牽引し、各方面で引っ張りだこの活躍を見せる佐久間宣行さん。今回は、仕事ができない上司とはどういうスタンスで接すればいいかを教わりました。
今月のお悩み
今月のお悩み(31歳・会社員)
仕事ができない上司がいます。かつて業務のことで何度かやらかした経験もあるらしく、上層部からの信頼もない。そういう人に指摘や注意をされても、表面上は「すみません、気をつけます」と返しますが、素直に聞き入れられず。内心は「私のほうがまだマシですが」「なぜあなたに注意されなければいけないのか」と思ってしまいます。
佐久間Pからの回答
“上司や先輩を評価する後輩”というキャラ作りをしておく
僕自身、社会人になりたての頃は、理不尽なことに対し、いちいち腹を立てていたこともありました。しかし30代になると、性格や仕事のやり方含めて相性がよくない人は一定数いるものだから、心の中でこっそり「僕はポケモ ンの世界にいてキャラクターを操っているのだ」という感覚で過ごすように。上司や先輩であっても自分がコントロ ールするつもりで業務の報連相を行なったほうが、実は接する時間が少なくてすむし、腹を立てるのは結果的に時間の無駄になると気づいたから。
あと、会社という組織には、一生ついていきたいと思わせる上司や先輩とそうじゃない人がいて、部下や後輩だってそれを選ぶ権利はあると思うんです。社内で噂になるほどの問題児って、相手が受け身で歯向かわないタイプとわかると、ますます攻撃的な言動をしがち。かつての僕はそういう人が誰かにハラスメントや間違った指南を行なっていたら、すかさずメモ。数カ月たっても明らかに非があると判断したら、論理的な理由をまとめて上層部に報告しました。
“上司を評価する後輩”のイメージが定着したおかげで、後輩含め理不尽な被害を受けることがぐんと減りましたね。気が弱い人には難易度は高いし、無理して強気に出る必要はないけれど“正しく接しないと、反撃されるかも”くらいのキャラは作っておいたほうがいいと思います。あえて落ち込みやすいキャラを設定して何も言わせない術もあるけれど、それだと心が折れやすいヤツというレッテルがつくだけ。面白い企画を任せられにくいし、いろんな部署をたらい回しにされる可能性も。社会人として長期的に見ると、おすすめはできません。
さて今回のおすすめは、「アンリ・シャルパンティエ」の缶入りクッキー「プティ・タ・プティ」。9種類のクッキーが可愛くぎっしり詰まっています。こんな感じで、個性的な人たちを自分がうまくまとめる術を身につけるのも、面白いのでは?と思います。
佐久間Pの今月のおすすめスイーツ:「アンリ・シャルパンティエ」のプティ・タ・プティ

「プティ・タ・プティ Mボックス 9種44個入」¥2,614
人気ブランドの知る人ぞ知るクッキー缶。フロマージュ、フレーズ、サブレ・バニーユ、ガレット・ブルトンヌ、フランボワーズなど、フランスではポピュラーな味がイン。
アンリ・シャルパンティエ
TEL:0120-917-215(受付時間は9時~17時)
https://www.henri-charpentier.com/

さくま のぶゆき●TVプロデューサー&ディレクター。働く人を救う『ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方』(集英社)が人気。 Netflixのバラエティ『罵倒村』も大ヒット。