カカオレモンチーズケーキ【長尾智子の持ち寄りレシピ 第23回】

長尾智子さんに教わるのは、友人を訪ねたり、みんなで集まるときの"誰かのための料理"。「持ち寄りの楽しみは工夫すること。コンパクトにまとめて、行き先で盛りつけて食べて、始末よく終わるのが理想」。おいしい時間を共有するためのレシピをご紹介。

長尾智子さんに教わるのは、友人を訪ねたり、みんなで集まるときの"誰かのための料理"。「持ち寄りの楽しみは工夫すること。コンパクトにまとめて、行き先で盛りつけて食べて、始末よく終わるのが理想」。おいしい時間を共有するためのレシピをご紹介。

カカオレモンチーズケーキ 【長尾智子の持ち寄りレシピ】

冬のお茶会なら、持ち寄りの主役に誰もが大好きなデザートを。

「レモンの酸味をきかせたシンプルなチーズケーキはさっぱりと軽やかな配合で。皮つきのアーモンドパウダーを混ぜたビスケット生地が香ばしく、よいアクセントに。チョコレートクリームはカカオ含有率が高いものを選び、お湯で溶かすとクリームがしつこくならず、甘さ控えめの柔らかいガナッシュのように仕上がります」

チーズケーキとチョコレートクリームは前日に準備しておくと、しっとりとなじんでよりおいしくなる。さらに注目は、あえてランダムにした個性的なチーズケーキの切り方。

「選ぶ楽しさがあって、器に盛ったときのさまざまな形の違いもデコレーションの代わり。大小いろいろになっても可愛いし、一皿に2切れのせてもいい」。シンプルなケーキも切り方ひとつで見栄えよく、選ぶワクワクや盛りつける楽しみが加わって、お茶会のテーブルがいっそうにぎやかに。

カカオレモンチーズケーキ【長尾智子の持ち寄りレシピ】

材料

カカオレモンチーズケーキ【長尾智子の持ち寄りレシピ】

カカオレモンチーズケーキ

スイーツ
WHAT TO USE
4人前
  • クリームチーズ

    350g

  • プレーンヨーグルト

    100g

  • 大2個

  • てん菜糖 

    100g

  • レモン汁

    50㎖

  • レモンの皮

    1個分

  • コーンスターチ

    30g

  • 全粒粉ビスケット

    約80g

  • アーモンドパウダー(皮つき)

    40g

  • 無塩バター

    50g

  • チョコレート(カカオ80%以上)

    70g

  • 生クリーム

    100g

  • ドライクランベリー、ドライブルーベリー

    各40g

  • はちみつ

    適宜

RECIPE
1

〈下準備〉クリームチーズはボウルに入れ、常温に戻しておく。ヨーグルトはコーヒーフィルターを敷いたざるに入れ、軽く水切りする。レモンの皮はすりおろし、レモン果汁と合わせておく。ケーキ型の底と側面にオーブンペーパーを敷いておく。

2

ビスケットはポリ袋に入れて口を閉じ、平らなところに置きめん棒でたたいて細かく砕く。アーモンドパウダーとともにボウルに入れ、電子レンジで溶かしたバターを回しかけ、手早く混ぜる。ケーキ型に入れて全体に広げ、底が平らなグラスで均等に押し、冷蔵庫で冷やす。

3

クリームチーズに水切りしたヨーグルトを加え、ゴムべらで柔らかくなるまで練る。てん菜糖を加えてさらに練り、溶きほぐした卵を加えて泡立て器でしっかり混ぜ込む。コーンスターチを加え、最後に①のレモンを入れてなめらかに混ぜ合わせる。

4

オーブンを190℃に温める。湯煎用のお湯を用意する。②の冷やしておいた型を取り出し、③の生地を流し入れる。型を天板にのせ、2㎝くらいの深さにお湯を張ってオーブンへ。30分焼き、150℃に下げてさらに30分焼く。そのまま生地が落ち着くまでしっかり冷ます。

5

チョコレートをボウルに入れ、お湯70㎖(分量外)を回しかけてラップをし、5分ほどおいて溶かす。生クリームを加えてよく混ぜ、容器に入れて冷蔵庫で保存する。ベリーはボウルに入れてお湯適量をかけ、3〜4分おいて柔らかくなったら水気を切り、はちみつと和えて容器に入れる。

6

〈仕上げ〉チーズケーキはアルミホイルで包み、チョコレートクリーム、ベリーもそれぞれ容器に入れて小さめのナイフを添えて持っていく。食べるときにランダムに切り分け、室温で柔らかくしたチョコレートクリームを添えて、ベリーを散らす。

今月のお気に入り

ミルクティー

「冬のしっとりしたチーズケーキには、スパイシーでコクのあるミルクティーがよく合います。濃いめに煮出してミルクは少なめ、はちみつの甘さを加えてもおいしい」。しっかりとコクのある茶葉、キャンベルズ・パーフェクト・ティーとSOUPsのティースパイスミックスは相性がよく、合わせれば香り高いスパイスミルクティーに。

長尾智子プロフィール画像
フードコーディネーター長尾智子

フードコーディネーター、雑誌や書籍で活躍。一方、オンラインストア、SOUPsを展開。「2025年は、作るものや食べるものをどれだけシンプルにしていくかがテーマ。“断捨離”じゃありません、いわば“すっきり暮らし”かな」

SOUPs

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