2022.09.17

2種の米粉ビスケット【長尾智子の保存食レシピ 第19回】

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作って楽しく、食べておいしい。あると心強くて安心するもの。季節を感じ健やかな自分を持続させる保存食、今月は米粉を使った、滋味深いビスケット。
「生地を保存袋に入れて薄くのばし、冷凍して使いたい分だけ焼くビスケットです。保存袋2枚分の分量ですが、倍量まとめて仕込んでも。冷凍生地は食べたいときにすぐ焼けるので、作っておくと便利です」。

米粉をベースに、バターなどの乳製品を使わないヴィーガン対応の生地。
「片栗粉で軽さを出して、アーモンドパウダーで風味や油分を。ストイックにしすぎるとおいしくないので、ナッツやカカオなどを使うのもおすすめです。アーモンドミルクは、オーツミルクや豆乳に替えても。それぞれ材料の風味があるので好きなもので作ってみてください」。

気軽な朝食やおやつ、ちょっと口寂しいときに。冷凍生地を取り出して、焼き立てを楽しもう。

2種の米粉ビスケット

スイーツ
WHAT TO USE
  • 米粉

    80g

  • 片栗粉

    40g

  • ベーキングパウダー

    小さじ1/2

  • きな粉

    20g

  • アーモンドパウダー

    60g

  • てん菜糖

    50g

  • 菜種油

    70ml

  • アーモンドミルク

    60ml

  • くるみ

    40g

  • カカオニブ

    10g

  • 粗塩

    少々

RECIPE
1

米粉、片栗粉、ベーキングパウダー、きな粉をボウルに入れて、泡立て器でよく混ぜ合わせる。ふるったアーモンドパウダーを加え、てん菜糖も加えてしっかり混ぜ合わせる。

2

①に菜種油とアーモンドミルクを加え、ゴムベラで全体がなじむまで混ぜ合わせてひとまとめにする。生地の重さを量り、2等分してふたつのボウルに分け入れる。

3

くるみは細かく刻む(生地を薄めにのばすのでなるべく細かく)。②のボウルのひとつに加え、ゴムベラで生地に練り込む。途中手を使ってもOK。もう一方の生地には、カカオニブを練り込んでおく。

4

20×22㎝角の保存袋を2枚用意し、③の生地を分けてそれぞれ入れる。口を半分ほど閉じて空気を抜きながら生地を平らにのばす。めん棒や円筒形の瓶を使ってもよい。空気を抜いて口を閉じ、袋を重ねて冷凍。4〜5時間冷やし固める。この状態で、約1カ月冷凍保存可。

5

オーブンを170℃に温めておく。天板にオーブンシートを敷く。④の保存袋をキッチンバサミで切り開き、生地をナイフなどで16等分にカットしてそっと天板に並べる。くるみの生地には粗塩をふる。15~18分ほど焼いて取り出し、粗熱を取る。クリームチーズにドライブルーベリーを混ぜたものや、市販のつぶあん(すべて分量外)を添えてもおいしい。

ながお ともこプロフィール画像
Food Coordinatorながお ともこ

フードコーディネーター。オンラインストア、SOUPsではオリジナルの器のほか、テーブルまわりの愛用品も展開。「最近、自然塩のラインナップを増やそうと計画中。面白いジャンルなので、ぜひマニアになってほしくて」

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