【ザ・ノース・フェイス】【ダイワ】etc... 釣りがもっと楽しくなる! おしゃれなウェア&ライフジャケット

今、釣りが面白い! 野外アクティビティの盛り上がりに伴って、トライする人も増えている。今回は九州北西部・玄界灘を舞台に、モードなフィッシング・スタイルで海へと繰り出す。ダイワ、ザ・ノース・フェイスなどのアウトドアアイテムの着こなしに注目!
自然と戯れつつ、「道の駅 むなかた」の魚の流通をめぐる取り組みから、地球の未来についても考えたい。

ダイワのサロペット、ライフジャケット
サロペット¥15,730・ライフジャケット¥34,000・グローブ¥3,700/グローブライド(ダイワ) シャツ¥18,700・靴¥14,960/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(ザ・ノース・フェイス) 帽子¥14,300/ネペンテス ウーマン トウキョウ(サウス2 ウエスト8)

沖合でいざスタート! 海釣りはビギナーにもおすすめ

カモ柄のハーフサロペットは、夏の船釣りの心強い相棒。水や汚れを防ぎながら、しなやかな素材でアクティブに。シャツやハットはサファリライクなムードで揃えて。そして釣りをするときは常にライフジャケットの着用を。国土交通省の承認を意味する「桜マーク」があるものを選びたい。中にインフレーターとエアバッグが収納されており、こちらは着水すると自動膨張する設計。

コトナのブランケット
ブランケット¥50,600(コトナ)・帽子¥28,600(ノルディスク)/alpha PR キャミソール¥20,900/RHC ロンハーマン(RHC) デニム¥20,900/ビームス ウィメン 原宿(リー × マチュアリー) サンダル¥165,000/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)

釣りの合間には、ビーチで日光浴を楽しむひとときを

ブランケットは、太陽とリンクする色彩のパッチワークがポイント。インには肌ざわりのよいガーゼのキャミソールと、ラフなデニムを選んで。足もとのサンダルのコードが、モードなアクセントを添える。

ダイワ ピア39のパーカ
パーカ(メンズ)¥63,800(ダイワ ピア39)・ライフジャケット¥31,500・タックルバッグ¥6,200(ともにダイワ)/グローブライド ショーツ¥102,300/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー) ブーツ¥29,700/ハンタージャパン カスタマーサービス(ハンター)

ビーチ沿いの岩場から遠くを目掛けてキャスト

鮮やかなオレンジが際立つゴアテックスのパーカを主役に。ロングジャケットのスナップボタンをはずせばショートジャケットとして着用できる。足もとは防水のラバーブーツで滑りやすい岩場にも備えたい。沖合や堤防などでの釣りの際は、腰ベルトタイプのライフジャケットも、軽量かつ小型でおすすめ。竿はルアーの重みを活かし、大きく振りかぶってヒットを狙う。

ザ・ノース・フェイスのポンチョ
ポンチョ¥26,400・サンダル¥11,000/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(ザ・ノース・フェイス) トップス¥49,500・パンツ¥85,800/PARAGRAPH CO. LTD.(プラン シー) ベスト¥25,300/alpha PR(ノルディスク) タックルバッグ¥6,200・ライフジャケット¥31,500/グローブライド(ダイワ)

釣果を求めて、次のポイントへと向かう

釣れるポイントを探しに移動。爽やかなセットアップにはカーキのポンチョをオン。仕込んだキャンプベストは、多数配されたポケットでユーティリティも抜群。釣りをする日は、紫外線防止効果の高い日焼け止めを忘れずに!

ドリス ヴァン ノッテンのトップス
トップス¥70,400/ドリス ヴァン ノッテン ベスト¥19,800/ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店(エルエルビーン)

ドラマティックな、珊瑚色のミックス&マッチ

ピンクのラッフルは、水中にたゆたう珊瑚のような美しさ。ビビッドなアイラッシュとベストの色を呼応させて、ロマンティックな海辺の時間も堪能したい。小休憩を挟みつつ、釣りの時間は、まだまだ続く。

"未利用魚"を知っていますか? 魚を無駄にしない 「道の駅 むなかた」

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魚や商品のポイントが一瞬でわかるポップは、売り場のこだわり。オープンとともに来客で賑わい、午後にはほぼ売り切れることも

どんな魚のおいしさも正しく伝え、届ける

豊かな自然に囲まれた福岡県・宗像市。地元で獲れた魚介類や野菜が並び、九州で最大規模の売り上げを誇るのが「道の駅 むなかた」だ。特に人気を博すのは、鐘崎、大島、地島、神湊という4つの漁港から直送される水産物。着目したいのは、獲れた魚を、できるだけロスなく消費者のもとまで届けきる仕組みだ。たとえば“未利用魚”という、一般的には市場に並ばない魚も、ここには等しく並んでいる。「知名度が低く、流通に乗りづらい」「漁の目的外の魚種」「サイズが規格外」などの理由で、仕分けのコスト面から一律廃棄されてしまうことも。世界的にもフードロスが課題のなか、どんな取り組みをしているのだろうか。

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水産部門の伊藤美幸さん。開業から働き、この仕事を始めてから水産高校で学び、スキルを磨いた。図書館や海洋技術センターにも通う

教えてくれたのは、水産部門を取り仕切る伊藤美幸さん。あらゆる魚を熟知するプロフェッショナルだ。

「まず数年前から実施しているのは、“野締め”“活け締め”という区別。前者は早朝4時以前、後者は4時以降に獲れて締めた魚として、独自のラベルシールを貼っています。たとえば前夜に大量に獲れると、すべてを泳がせたまま持ち帰れないため、包丁を使わず氷で締めるんですね。ラベルを貼った当初は、漁師やお客さんからも戸惑いや懸念がありました。ですが、店頭のポップや会話で『お刺し身なら活け締め、煮付けなら野締めのほうが少し油が回っていておいしいですよ』と丁寧に説明をすると納得いただけますね」

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漁船名が一目瞭然の壁面

同時に、日頃なじみのない名前の魚についても、伝え方を工夫している。

「たとえばブリは出世魚(成長過程で名称が変わる魚)ですが、3㎏以下はヤズ、それ以上をブリとすることで、特徴や調理方法をそれぞれわかりやすく整理しています」

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扱うわかめはすべて天然。歯ごたえも色目もよい品質の高さから、皇室へ毎年献上されていることでも有名だ

また、大漁の折には目当て以外のものが釣れることもしばしば。

「漁師さんから『こんなの獲れたけど、どうする?』と相談の電話を受けるんですが、なるべくどんな魚も売り場に並べます。たとえば今年はタカノハダイが豊漁でしたが、鱗が硬くて剥がしづらいのが特徴。お客さんには、道の駅で3枚おろしをすると皮が剥ぎやすく刺し身にいいですよ、と提案したところ、好評でした。もちろん毒を持つ魚は避けて、安全は徹底しています」

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それぞれの漁師が自ら値つけをし、パック詰めした魚が揃う。年間200種類以上が登場する

5月〜6月のピーク時には、200〜300パックが売れ残ることも。そのため、2年前に加工品もスタート。

「道の駅に導入した大規模な設備で、即座にアルコール冷凍するんです。アクアパッツァやアヒージョ、ブリ大根など、ヒット商品も多く人気ですね」

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買った魚やイカなどをその場で捌いてもらえるカウンター。多いときは1日200名以上からのオーダーがある

手間もコストもかかるが、“新鮮さ”だけではない、新たな訴求点に。

「未利用魚をはじめとする、魚への関心も上がっていると感じます。知らない魚がおいしかったら、次も食べてみたいと思いますよね。そのきっかけ作りは私たちの仕事。さらに最近は温暖化の影響で、獲れる魚種も変わっています。かつては1日最高約1200パックが売れたヤリイカも、去年は400パックほど。状況の変化に対応しながらも、私たちはずっと『きちんと売る』ことを大事にしています」

INFORMATION

道の駅 むなかた

●福岡県宗像市江口1172
☎0940−62−2715 ◯営9時〜17時 ㊡第4月曜(祝日の場合は翌日)、お盆、お正月 ※オープン情報などはSNSでも配信
Instagram: @michinoeki.munakata Twitter: @rs_munakata

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