日本の肉食文化の歴史にその名を刻む、老舗へ今こそ。ただひたすらに、ともに“肉”を追いかけたい相手とおなかを空かせて!

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国宝級の肉を食べたい! 東京の【老舗肉料理】4選

日本の肉食文化の歴史にその名を刻む、老舗へ今こそ。ただひたすらに、ともに“肉”を追いかけたい相手とおなかを空かせて!

銀座吉澤(肉処)

銀座吉澤(肉処)

"不滅の和牛"を部位別に焼肉スタイルで

昨年、創業100周年を迎えた和牛卸専門店。初代は松阪牛を世に広めたことでも知られ、現在は国内外へとマーケットを拡大中。自社ビルの移転に伴いオープンした『肉処』では、厳選した和牛をさまざまな調理法で提供する。王道のすき焼き、しゃぶしゃぶのほか自慢の正肉を堪能できる焼肉コースも。きめこまやかな肉質、上品で清らかな脂に胃袋をギュッとつかまれる。

銀座吉澤(肉処)

ミスジやランプなど和牛の5種の部位を食べ比べ。「焼肉コース」(12,000円)はサラダやユッケ、締めには盛岡冷麺も登場する。

銀座吉澤(肉処)
銀座吉澤(肉処)

東京都中央区銀座1の20の8 吉澤銀座一丁目ビル2F
☎03−3542−2981
◯営11 時~14 時(LO) 17 時~21 時(LO)
㊡日曜、祝日
テーブル 20 席
※ディナーはせいろ蒸しコース12,000円 なども

鳥割烹 末げん

鳥割烹 末げん

脈々と受け継がれる鶏鍋の滋味に喝采!

幼少期から家族と店に通った三島由紀夫が"最後の晩餐"に訪れたことでも有名。当時と変わらぬレシピでつくられる鶏鍋は女将をはじめ、スタッフが目の前で調理する。砂肝、レバーを野菜と一緒におろしポン酢でさっぱりと。合鴨などを配合したつくねの滋味にも心が温まる。改装前の店の床板を用いた玄関からも創業以来、大切に守られてきた老舗の"味"を感じる。

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奥久慈しゃもを使った「わ」(1人前15,730円。注文は2名から)。先付や前菜、締めの雑炊も含まれるコースはゆっくり楽しみたい。

鳥割烹 末げん
鳥割烹 末げん

東京都港区新橋2の15の7
☎03−3591−6214
◯営11時30分~13時30分 17時~22時
㊡日曜、祝日
全35席 ※個室は2名~20名。12,430円のコース以上のみ利用可

桜なべ 中江

桜なべ 中江

不景気を"蹴とばす"スタミナ馬肉に舌鼓

かつては吉原に繰り出す男衆が精をつけるために立ち寄ったという、日本の食肉文化を語るに欠かせない"下町の雄"。最盛期は界隈に20軒もの桜(馬)肉の専門店があり、武者小路実篤や岡本太郎もこの店をひいきにしたそう。中江専用に肥育した純国産馬肉を使った桜鍋はロースやヒレなどの部位を用意。滋養に富んだ鍋をウマが合う人と囲めば、たちまち馬力がつくはず!

桜なべ 中江

初めて訪れるなら「桜鍋 極上桜肉ロース」(3,480円)を。割下の隠し味には江戸甘味噌を使用。締めは卵とじにするのがおすすめ。

桜なべ 中江
桜なべ 中江

東京都台東区日本堤1の9の2
☎03−3872−5398
◯営17時~23時30分(LO22時30分)、11時~15時30分(LO14時30分) 17時~23時(LO22時/土・日・祝)
㊡月曜ほか不定休
掘りごたつ席30席、テーブル28席、畳座敷20席
※ヴィーガンメニューあり

鳥茂

鳥茂

モツべきものは金メダル級のやきとん店

洋食店のシェフとして働いた初代が戦後「生きる活力になるものを」と屋台からスタート。現在は3代目がその暖簾を守っており、連日予約が取れないほどの盛況ぶりを見せている。鮮度抜群の豚の内臓肉を、部位の個性を引き出しながら炭火で焼き上げる技はまさに国宝級。活気あふれる空間で唯一無二の串焼きを味わえば、肉に勝るスタミナ食なし、と強く実感する。

鳥茂

絶妙な火入れに誰もが思わず言葉を失うレバーは、コースのトップバッター。お好みでレモンを搾って。「特選コース」(1人前6,500円)

鳥茂
鳥茂

東京都渋谷区代々木2の6の5
☎03−3379−5188
◯営16時30分~24時
㊡日曜、祝日ほか不定休あり
1階カウンター16席、個室1・(最大 10名まで) 2階カウンター23席、テーブル 40席
※支払いは現金のみ

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