ホームパーティで感動を分かち合える逸品から、相手の日常をほんのり幸せにするフード、格上げ調味料まで。大切な人に贈りたい口福な逸品を、食いしん坊がナビゲート。
ホームパーティで感動を分かち合える逸品から、相手の日常をほんのり幸せにするフード、格上げ調味料まで。大切な人に贈りたい口福な逸品を、食いしん坊がナビゲート。
とっておきのギフト
食通たちが全幅の信頼を寄せるハレの日の食卓を彩る至福の味は？
METZGEREI KUSUDA（メツゲライクスダ）のお肉のシュトーレン
▶︎ ワタナベマキさん（料理研究家）
ドイツやフランスで研鑽を積んだ店主が作るシャルキュトリーは、至極丁寧に作られていて種類も豊富。「ホリデーシーズンに登場する、お肉でできたシュトーレンは唯一無二で、本当に素晴らしい。一年に一度の感謝を込めて、お世話になった方に贈ります」。パテは豚肉や鴨肉、鶏肉、シルクのようになめらかなフォアグラ、レーズンなどのドライフルーツやナッツ類をミックス。ひと口ごとに表情が異なる食感やジューシーな味わいに惚れぼれ。ココナッツパウダーのオリエンタルな香りが見事に溶け合う。
約500ｇ￥11,000／メツゲライクスダ https://shop.metzgerei-kusuda.com ※売り切れ次第終了
吉田牧場のチーズ
▶︎ KAORUさん（フードディレクター）
岡山県の吉備高原で完全放牧によって牛を育てる「吉田牧場」。丈夫で健康な牛から搾るミルクを、熟練の技で乳製品へと昇華する。「ブラウンスイス牛から作られること自体が珍しい国産のモッツァレラは、サイズ感やクオリティもハイレベル。素材を生かして、旬の野菜か果物、おいしいオリーブ油、塩とパンでシンプルに食べるのがおすすめ。リコッタははちみつと相性がよいのと、加熱にも向いているのでパスタ料理のソースに使っても」。注文はメールにて問い合わせを。
（写真右）リコッタ 1パック 300ｇ前後￥1,230・（左）モッツァレラ 1個 約200ｇ￥1,080／吉田牧場 yoshidabokujyou@gmail.com Instagaram: yoshida_dairy_farm
おおば製パンのおまかせパンセット
▶︎ 広沢幸乃さん（ライター）
「遠方ゆえに足を運びづらいパン店もお取り寄せならぐっと身近に。こちらがあるのは函館から1時間近く車を走らせた大自然の中。北海道産の有機小麦やライ麦、八雲町熊石産の塩。時には発酵バターや平飼い卵、近郊で栽培された旬の果実を加え、骨太な天然酵母パンや焼き菓子を作っています。薪窯で焼成することで素材のポテンシャルが引き出され、純度の高い香りと味に。大地の恵みを感じます」。
写真はパンドカンパーニュ、食パン、クロワッサン、リュスティック、スコーン（3個）、季節限定のアップルパイとマロンパイ入り。注文はInstagramのDMから。約￥4,000／おおば製パン Instagram: ooba.sei.pan
wineshop TAIのおまかせワインセット
▶︎ 門前直子さん（フリーランス エディター＆ライター）
代々木上原の人気フレンチ「メゾン サンカントサンク」の1 階がバーだった際、店長を務めていた田井良樹さんが、徳島に移住してオープンしたワインショップの「おまかせワインセット」。ナチュラルワインの中でもぶどう以外の原料を使用していないものをできる限り精査。やさしくやわらかい飲み心地で、飽きのこない味わいを中心にセレクトしている。「田井さんのおまかせなら信頼度絶大！ ワイン1本ずつに添えられた手書きのコメントが魅力です」。
4本セット￥16,500／wineshop TAI https://wineshoptai.com/
ごはんタイムのお供
調理法や味つけがマンネリぎみの食卓に、ときめきをくれる逸材は？
じき宮ざわの焼き胡麻豆腐
▶︎ ワタナベマキさん（料理研究家）
「京料理店『じき宮ざわ』の看板メニューを自宅で楽しめるのがうれしい。洗練されたおいしさです」。胡麻と本葛で作る焼き胡麻豆腐をオーブンで約10分加熱するだけ。熱々にすることで胡麻の香りが際立ち、とろんとした食感に。付属のだしをきかせたほんのり甘い胡麻ソースと煎り胡麻をたっぷりかけて召し上がれ。
3個入り￥1,890／じき宮ざわ https://jiki-miyazawa.com/store/
カナモト食品の信州 こだわりキムチ
▶︎ 田井將貴さん（ØC tokyo」 シェフ）
安心安全に食べてほしいという思いから生まれた長野県発のキムチ。肉厚の白菜は、土づくりからこだわった自社栽培。着色料や化学調味料を加えず、イワシの塩辛や辛くない唐辛子を混ぜた自家製ヤンニョムに漬け込むことでうま味も十分。「好きな味のキムチです。納豆と一緒に海苔で巻いてもおいしい」。
320ｇ 4個セット￥2,500／カナモト食品 https:// kodawarikimchi.stores.jp/
肉の安田屋の豚肉の味噌漬け
▶︎ 吉田佳世さん（スタイリスト）
山間部ゆえ、保存食文化が根づいた埼玉県の秩父。味噌漬けもその一つで、大正5年創業のここは、今も職人が手作業で行う。「ガーゼに包まれているクラシックな佇まいもいいんです」。代々受け継いだ味噌によってうま味を引き出した豚肉は柔らかく、驚くほど味わい深い。残った味噌は、炒め物や煮物など、別の料理の調味料として使っても。
10枚入り 約680ｇ￥2,970／肉の安田屋 http://yasudaya-shop.com/
日本のイタリア料理屋 fudo（フウド）のしめのめし
▶︎ 長谷川あかりさん（料理家・管理栄養士）
「京都のレストラン『日本のイタリア料理屋 fudo』がとてもおいしく、お土産に＂しめのめし＂を購入したところ大当たり。ご飯にのせたり、パスタにからめるだけでごちそうに。食材の組み合わせが面白いのも魅力です」。
（右から）アンチョビ入りの「青じそわさびジェノベーゼ」、「しば漬けアラビアータ」「雲丹海苔いかすみ」を含む全6味。90ｇ各￥972〜／日本のイタリア料理屋 fudo https://www.mono-kyoto.jp
アリアケスイサンの紫彩
▶︎ 広沢幸乃さん（ライター）
栄養分の豊富さから＂豊穣の海＂と呼ばれる有明海で海苔漁師として活躍する古賀哲也さん。開発に約3年かかった「紫彩」は、初摘みの海苔だけを用い、本来の味と食感を壊さぬよう、裁断せずにそのままの姿で乾燥させた。「ミネラル分が豊富で、磯の香りやうま味が繊細かつエレガントに弾けます。好きすぎてあらゆる料理の仕上げに加えるほど」。
1袋 15ｇ￥750／アリアケスイサン http://ariakesuisan.com/
癒やしのドリンク
ワインや日本酒、コーヒーにティー。ひと息つく時間に寄り添う精鋭をセレクト。
阿部酒造のあべシリーズ
▶︎ 河野なみこさん（「73 Showroom」プレス）
新潟県柏崎市で1804年から続く酒蔵。星つきレストランからのラブコールも絶えない。「酸とうま味がしっかりしていてバランスが絶妙な日本酒。能登半島地震で被災してしまったので、支援の気持ちも込めて手に入れたい」。
「純米吟醸」720㎖￥2,420／阿部酒造 https://www.abeshuzo.com/
Fattoria AL FIORE（ファットリア アル フィオーレ）のワイン
▶︎ 吉田佳世さん（スタイリスト）
蔵王連邦の麓、宮城県川崎町でぶどうの栽培からワイン造りを行う。真摯なものづくりに定評があり、「おいしく、飲み心地がよく、みんなに愛されるワイン」。
千夢ワイナリーとのコラボレーションで、発泡タイプの「Mille FIORE 2023」750㎖￥3,455／Fattoria AL FIORE https://www.fattoriaalfiore.com/
ROYAL BLUE TEAの京都宇治碾茶 The Uji
▶︎ 長谷川あかりさん（料理家・管理栄養士）
稀少な手摘みのてん茶を使用。特殊技術により加熱殺菌しないため、強いうま味や甘みを余すところなく引き出す。「ワイングラスで飲むと、香りや色をより感じられます」。お茶の概念を覆す華やかでリッチな飲み心地。
750㎖￥7,560／ROYAL BLUE TEA https://www.royalbluetea.com/
BLUE TOKAI COFFEE ROASTERSのスペシャルティコーヒー
▶︎ ワタナベマキさん（料理研究家）
インドのニューデリーで創業したスペシャルティコーヒーブランド。インド各地の農園から高品質な生豆を仕入れ、焙煎、抽出までを一貫して行う。「コーヒー好きに数種セットで贈ります！」。
シータグンドゥ 100ｇ￥1,080／BLUE TOKAI COFFEE ROASTERS https://www.bluetokaicoffee.jp/
SOUPsのオリジナルティースパイスミックス
▶︎ 奥田香里さん（「TEA & TREATS」主宰）
長尾智子さんが手がけるオンラインショップ。2種のシナモン、ジンジャーやカカオニブなど約10種のスパイスをブレンド。「単体ではスパイスティー、『キャンベルズ・パーフェクト・ティー』とセットで贈ればエキゾチックなミルクティーになります」。
40ｇ￥1,242／SOUPs https://soup-s.shop/
BEAU PAYSAGE（ボーペイサージュ）のフレーバーティー
▶︎ 門前直子さん（フリーランス エディター＆ライター）
日本を代表する人気ワイナリーが＂ワインを飲む人と飲まない人がともに楽しめるように＂と開発。レシピは紅茶専門店「Uf-fu」の大西泰宏さんが担当。「ワインのチェイサーにするのもおすすめ」。「シャルドネブレンド」のほか2種。
40ｇ￥4,860／BEAU PAYSAGE https://beaupaysage.stores.jp/
味を格上げする名品
味の要や決め手になる調味料やスパイス。少量でワンランク上のおいしさを実現！
Yuka HoshinoのOHH! MISO 〜腸活味噌〜
▶︎ 河野なみこさん（「73 Showroom」プレス）
テキスト違い
900ｇ￥8,800／fitness life plan https://hoshinoyuka.base.shop
プルストカフェ＝風味制作所のP.マスタード
▶︎ 伊東朋惠さん（スタイリスト）
手作りで無添加、マスタードの粒が大きくプチッと弾ける食感も魅力。アップルビネガーに加え、隠し味にはちみつや醤油をプラス。「洋食はもちろん、和食や中華にも合います」。
230ｇ￥1,100／FarmMart & Friends ☎070−1381−8042 ※ほかの取り扱い店はhttps://pullstcafe.wordpress.com/を参照
Noma Projectsのマッシュルームガルム
▶︎ 門前直子さん（フリーランス エディター＆ライター）
予約が取れないレストラン「noma」の味を自宅でも。発酵マッシュルームと米麹、オーツガルムを合わせた植物性の液体うま味調味料。「現地でシェフに聞いた『Best for Anything!』の言葉通り、スープや炒め物など何にでも使っています」。
250㎖￥3,600／Noma Projects https://nomaprojects.com/ ※エースホテル京都で開催中のポップアップ「Noma Kyoto 2024」（〜12月18日）でも販売
やまつ辻田の大からから 極上七味 西高野街道から
▶︎ 田井將貴さん（「ØC tokyo」 シェフ）
「大阪府の実家近くにある和風香辛料の店の一品。唐辛子や山椒、柚子や青海苔、胡麻などを独自のセオリーで配合しているのが特徴です。いろいろ試しましたが、ここの七味がひいきなしに最も香りが高く、調合の加減が見事。すがすがしい若緑色の石臼挽きの粉山椒も、日本一のクオリティですね」。
12ｇ￥540／やまつ辻田 https://yamatsu-tsujita-shop.com
SPICE KINGDOMのシチリア岩塩&ハーブスパイス
▶︎ 吉田健太郎さん（「DINER」ディレクター）
「老舗のスパイスメーカーが手がけた、家庭用ブレンデッドスパイス。カルパッチョやサラダにひとふりするだけで、レストランの味になります」。まろやかな岩塩に、香り豊かな4種のハーブやマスタードシード、レモン果汁パウダーなどをブレンドしている。
20ｇ￥476／SPICE KINGDOM https://spicekingdom.jp
梶田商店の天然丸大豆醤油 巽（たつみ）濃口
▶︎ 長谷川あかりさん（料理家・管理栄養士）
料理のプロにも愛用者が多い、愛媛県にある味噌と醤油の醸造元。無添加、天然醸造で通常の約6倍の歳月をかけて完成する醤油は「芳しい香り、濃いうま味、深いコクが魅力。少量で味が決まり、確実に料理のクオリティが上がります」。
720㎖￥1,555／梶田商店 https://www.kazita.jp/
