北海道ワインにフォーカスした「うち飲み向上委員会vol.20」に続き、ワイン好きライターの門前がお届けします。ワイン好きとはいっても(もちろん)何でもよいわけではなく、自分なりに選ぶ際のポイントがいくつかあります。今回は、そんなポイントを満たす優秀な“お値打ち”ロゼワインたちをご紹介!
なぜ今月ロゼをピックアップするのかといえば、ずばり、色が華やかだから(笑)。じめじめして少し憂鬱な梅雨シーズンも、きれい色のワインで気分をあげて乗り切りましょう!というわけです。ロゼというほかに、今回セレクトした基準は3つ。私が普段のうち飲み用ワインを選ぶ際にも重視しているポイントです。
まずは、農薬や化学肥料を使わずに栽培した葡萄を使用するなど、できるだけ「ナチュラルな造り」。そして、「遊び心のきいたエチケット(ラベル)」。「えっ、見た目!?」と思われるかもしれませんが、飲む前の第一印象も大事かなと。手土産にもぴったりですし、エチケットがちょっとしたカンバセーションピースにもなってくれます。最後に「コストパフォーマンス」。デイリーに飲める価格も重要ですよね。ナチュラルな造りで、センスのよい見た目で、お手頃。……なかなかわがままですが(汗)、世の中にはそんなリクエストを満たしてくれる素晴らしいワインがあるんです!(造り手さんに感謝!!)
今回は「ナチュラルな造り」「センスのよい見た目」「お手頃」と、三拍子揃った“お値段以上”の価値があるロゼを紹介しました。どれも¥2,000以下とは思えない、丁寧かつ真摯に造られたクオリティの高いワインたち。どのシリーズもロゼのほか白と赤が揃っているので、全種類コンプリートしても楽しいですよ(笑)。
どれも魅力的で選び難いですが、「ベストうち飲み賞」は果実味、酸味、コクをバランスよく備えた「シャポー・ムロン・ロゼ 2020」にしたいと思います。
改めて、軽やか&フレッシュでありながら旨みやコクも備えたロゼはうち飲みにぴったりだなとしみじみ。自宅ではレストランのペアリングのように一皿ごとにワインを変えるのは難しいので、1本で軽めからボリュームのあるお料理にまでマッチしてくれる存在はありがたいですよね。お財布にも優しい今回の3本、忖度抜きで力強くおすすめします!!
【うち飲み向上委員会メンバー】
門前直子(もんぜん なおこ)
食べること&飲むことが大好きなフリーランスエディター/ライター。エンゲル係数がやたら高いものの、日々見て見ぬ振り。セレクトショップ「ガリャルダガランテ」から昨年スタートしたライフスタイルライン「カーサ ガリャルダガランテ」では、期間限定で販売するフード&ドリンク(ワインや日本酒、シードルなど)のセレクトを担当。https://www.instagram.com/gkgkmgmg/?hl=ja


