Y モンテフォルテはイタリア・ヴェネト州のワイナリー。ヤオコーでは、DOC(原産地呼称)を名乗る白ワインであるソアーヴェと、ソアーヴェ・クラシコを取り揃えてますが、私が選びたいのは、クラシコです。芳醇な香りとコクが感じられて、十分な飲み応えがある。軽すぎる白よりも、少し奥行きがある白が好きなので選びました。余韻も◎。
Z クラシコでも980円!! 洋梨のようなリッチな香りと引き締まった辛口のバランス、コレ好きです。今回のラインナップを見ても、ヤオコーの直輸入はイタリアワインが多いんですか?
A その件、ヤオコーの中の人に聞いてみました! 品揃えのメインは“イタリアワイン”が正解。その理由はワインと合わせて洋風メニューを考えるときに、家庭だと洋風=イタリアンに親しみがあるから、あえてイタリアワインにしているんだって!
Z 家庭でのオリーブオイルやパスタの常備は、今や当たり前ですもんね。我々の暮らしぶりは全部ヤオコーにお見通しだけど、むしろその掌で転がされたい……!
A ワイン漫画『神の雫』に登場し、一躍有名になったシャトー・モン・ペラのオーナーが手掛けるカジュアルなボルドーワインを発見! おつまみなしでも飲める、骨格のある味わいです。
Y もちろん価格が違いますから勝りはしないけれど、モン・ペラのDNAはちゃんと感じますね。おいしい。
Z ソーヴィニヨンブランって苦手な人もいるけど、これはスッと飲めそう。疲れた日とかに飲んだら、沁みるワイン。
Y ヤオコーデビューは、埼玉在住のライターさん行きつけの、ららぽーと富士見店の話を聞いたのがきっかけ。店内になんとワインセラーがあるとのこと。日によって仕入れが変わると思いますが、以前、私が訪れたときは、オーパス・ワンや、ラフィット・ロートシルト、オー・ブリオンらが鎮座していました。直輸入ワインの品質&プライスもそうですが、スーパーにそのレベルのワインがあるのはびっくりしました!
A これも中の人から伺ったのですが、ヤオコーのワインセレクトはワインをこれまで飲まなかった人やエントリーユーザーが受け入れやすい商品を中心に選んでいるそう。それなのに同時に玄人のツボも押さえているところがすごいです!
Y スペイン原産の赤ワイン葡萄品種カリニャン100%の赤ワイン。これを仕入れることに決めたヤオコーの担当者の方には、毎年お中元とお歳暮を贈りたいほど出合えて嬉しかったワインです。カリニャンは繁殖力がすごく高い葡萄で、味は少しイガイガしているのが特徴。ある時EUがカリニャンを栽培するのをやめ、他の品種に変えることに助成金を出したんです。それくらいカリニャンって憂き目にあっていたんですよ。ただカリニャンは、その繁殖力をセーブして、ちゃんと手間ひまかけてコントロールしたらおいしくなる品種なんです。そういうところに目を付けて造っているワイナリーがLGIなんです。そこをヤオコーが見つけたところに、さすがだなと!
A ヤオコー、かっこええ!!
Z 飲み続けても疲れない赤。赤ワインが苦手な人も飲みやすい気がします。
Y ヤオコーのチーズタルトが大好物なんですけど、そこにヤオコープレミアムのブルベリーコンフィチュールをさらに追い掛けしたところに、センサス カリニャンをぐびっといったら、もう……!
Y このワインは自分の中でスペインバルの象徴的な味わい。テンプラニーリョという葡萄品種で、スペインを代表する赤ワインですね。ピンチョスはもちろん、テンプラニーリョは天ぷらにも合うって言われていて! 油との相性が良いんですよ。
A 駄洒落が事実だった!(笑)
Y いわゆる唐揚げや春巻きといったスーパーのお惣菜売り場にある料理にフィットします。つまりヤオコーで完結する!
A 普段の食卓で親しめる、まさしくテーブルワインですね。今日はヤオコーオリジナルのメンチカツがありますから、どうぞご一緒に!
Z うわぁ、合う〜!ジューシーで、お肉屋さんのメンチカツみたい。ソースとかいらないですね。テンプラニーリョの果実味が油を爽やかに流してくれます。
Y スペインのアンダルシアに家を買いたいなって真剣に思ったほど、スペインバルでのワイン体験は自分の人生観を変えてくれました。午後の3〜4時には仕事を終え、サンセットと共にバルに行きこういうワインとタパスでイイ気分になって。そういう地中海ノリがすごく好きに。実現はしなかったけど、うちでバル気分を思い出させてくれる赤ワインですね。ぜひ皆さんにも推奨したいです!