秋冬シーズン、足もとのバランスはますますハイボリュームにシフト。スタイリングのまとめ役であるブーツを一新すれば、テクニック要らずで旬の着こなしが完成する。狙うべき5タイプの厳選カタログから、新しい装いへともに踏み出す一足を見つけて
ここではSPUR10月号から一部の内容をお届け。
〝足に重心 がニュースタンダード シン・ボリュームブーツ
武骨さが気分の王道ブラック レースアップブーツ
「フェンディグラフィー」コレクションのアイコニックな一足。きらめくロゴモチーフが、ラグジュアリーなムードを添える。センシュアルなシアードレスに合わせて、ハードな存在感とのコントラストを楽しんで。足をしっかりとホールドするミドル丈で、どこまでも歩いていけそう。
ベーシックな造形に、裾広がりなソールが特徴的。背面には、エンボス加工のロゴ入りのループストラップが。
パリを拠点とするシューズブランド「both」。上部にシルバーのフックを採用し、ほんの少しひねりを加えた。
2022AW「アヴァン・プルミエール」コレクションより、ミリタリーの要素を再解釈した一足。ソール側面の大胆なリブや大ぶりなレースホールが、武骨なエッセンスをファッショナブルにアップデートする。
エクストリームなソールで大胆なフォルムに。普遍的なデザインを誇張し、ツイストをきかせた。
ゴールドのバックルつきストラップが付属し、華やぎを添える。サイドファスナー装備で、着脱もスムース。
アッパーには牛革を、くるぶし部分には柔らかなシープスキンを使用。ウィングチップの細かな装飾がエレガントさを加える。
チャンキーなソールが特徴の「KATE」シリーズより。コバ部分にホワイトカラーのステッチを配し、重厚感のある佇まいに軽快なニュアンスをひとさじ。カーフレザーのなめらかな質感が心地よい。
ディテールで差がつく サイドゴアブーツ
クラシックなレザーブーツを、機能的な厚底のラバーソールと掛け合わせたハイブリッドな一足。意外性のある掛け合わせが、メゾン マルジェラらしいモダニティを薫らせる。パフィーなスカートにシャツと一体型のニットなど、さまざまな素材を盛り込んだ着こなしでエスプリをきかせて。
独特のツヤを持つバケッタレザーを使用し、エッジをきかせた。ソールはブラウンカラーで抜け感を演出。足首に沿うシルエットで脚長効果も期待できる。
ショート丈のデザインで、着脱しやすい。オーセンティックな一足は、どんな着こなしにもなじむ万能さが魅力。
タフなソールも、やわらかなライトベージュのボディでどこか品のある佇まいに。マンネリ化したコーディネートにニュアンスカラーで変化を加えたい。
スペイン発のファクトリーブランド「レメ」。モカシンシューズの要素を取り入れ温かみのある表情に仕上げた。本革ながら手に取りやすい価格帯。
マルニの名作スニーカー「PABLO」をベースにデザイン。なだらかに膨らむワイドな靴底など、コロンとしたフォルムがチャーミング。軽量化したソールで、足どりも自然と軽やかに。柔らかなナッパレザーを使用している。
なめらかなアーモンドトゥの美しいフォルムに惚れぼれ。着こなしが新鮮に映える大胆な白色も、足もとなら取り入れやすい。
SOURCE:SPUR 2022年10月号「シックな名品は"先買い"するべし! 秋ブーツは、ボリューム主義が最適解」
photography: Mai Kise (model), Asa Sato (still) styling: Michie Suzuki hair & make-up: Eriko Yamaguchi model: Uni 〈mille management〉 cooperation: ZOO pro
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