オールジャンル、体当たりで取材した 2019年、NEWな噂に猪突猛進!

年末の慌ただしさが一段落したら、2019年のアップカミングなニュースを網羅しておきたい。各界のインサイダーたちに取材した、とっておきのトピックを厳選。猪突モー子と駆け抜けて!

2019年へ向かって一目散に駆け抜ける乙女。新しいモノのチェックに余念がなく、ミーハーに世界各地を飛び回る。モーちゃんと呼ばれたい。

ASIA
カルチャーもビューティも、世界の中心はアジアだ!

独創的なメロディラインが巷を席巻!

ここ数年で、徐々に注目を集め始めたアジアの音楽シーン。ソウル出身のマルチアーティスト、イ・ランは、美しい歌声やユニークな歌詞、独特な視座で話題に! また、同じく韓国で活動する正体不明の宅録アーティスト空中泥棒(a.k.a.公衆道徳)も、印象に残るスペイシーなメロディラインで一気にインディーシーンをリードする存在になった。「日本のシティポップに影響を受けたインドネシアのIKKUBARU、ジャンルレスな楽曲を発表している台湾のElephant Gymなど、各国のアーティストが頭角を現しアジアのミュージックシーンが盛り上がってきました。今後は特に宅録インディーポップ、ポストロック、ドリームポップあたりのジャンルが、シーンを牽引しそうですね」(橋本貴洋さん・more recordsスタッフ)

イ・ラン

シンガーソングライターや映像作家として、多岐にわたり活躍。日本ではオリジナルアルバム『ヨンヨンスン』と『神様ごっこ』を2016年に発売し本格的に活動を開始した。

空中泥棒(a.k.a.公衆道徳)

名義を《空中泥棒》としてのセカンド・アルバム『Crumbling』が発売されたばかり。

IKKUBARU

"インドネシアのシティポップ"を表現するために活動。日本人アーティストへの楽曲提供やコラボレーションも多数。

Elephant Gym

高雄出身のスリーピースバンド。フューチャーソウルやオルタナティブロックなど幅広い楽曲を制作。

インドネシア生まれのコスメがモダンだ!

ここ3年ほど東南アジアのローカルビューティブランドが急増中。LAYN Cosmeticsもそのひとつだ。「インドネシアの美はとても保守的。社会が与える規範を壊して、女性自身が心地よく使えるサステイナブルな製品を作りたい」(Angelaさん・LAYN Cosmetics)という信念を共有した4名により2017年に設立。「絶妙な色みとマットな質感が今の気分にフィット。東南アジアでは基礎化粧品への関心が高いようですが、カラーメイクアップの分野はこれからより伸びそうです」(Rie Shiraishiさん・メイクアップアーティスト)

1「ZSA ZSA LIPSTICK」(約¥1,500)。一本でリップ、チーク、アイシャドウとマルチに使え、5色展開でどんな肌色にも似合う。購入はWEB(arajakarta.com)などから
2 Rie Shiraishiさんがメイクアップを施したビジュアル

ネクスト・プーケットの呼び声高い穴場ビーチ

アクセスのよさと、非日常感は旅先を選ぶうえでのキーポイント。その両方を満たすネクストビーチが、プーケット国際空港から北へ車で1時間ほどの場所にあるカオラック! 「日本から行きやすいのに、ツーリストがすごく少ないんです。海のほかに国立公園もあり自然が豊かなのもうれしい。大型ホテルのカオラック ラグーナ リゾートはもちろん、レトロなリゾートホテルも雰囲気抜群!」(天野準子さん・ライター)

カオラック

砂浜は白くきめ細かなパウダーサンド。穏やかな海ではカヌーやSUPを楽しめる。喧騒から離れられるため、欧米から訪れる観光客も。

ニューアイコンはピュアかクールか

「注目の若手といえば、ハリウッドで活躍中のべトナム出身の女優ラナ・コンドル!」(辰巳JUNKさん・ライター)。彼女とはタイプの異なるスターがアンジェラ・ユン。香港出身で圧倒的な透明感で人気に。「ピュアな佇まいなのにハイブランドをさらりと着こなす存在感がすごい!」(矢内麻友さん・スタイリスト)。さらにモデルのジアン・ファン・リーなど「スナップ写真から底知れないセンスを感じた!」(編集I)というモードな逸材も。次世代アジアンズが急成長中!

Lana Condor

Netflix配信映画ではノア・センティネオと主役を好演しブレイク。Netflixオリジナル映画『好きだった君へのラブレター』独占配信中

Jiang Fang Lei

独特なバランスのスタイルでフォロワーは少ないながら期待大!

Angela Yuen

モデルとしてブランドアンバサダーなども務める。現在オダギリジョーと共演した映画『宵闇真珠』が公開中

SOURCE:SPUR 2019年2月号連載「2019年、NEWな噂に猪突猛進!」
photography: ©Getty Images, ©AFLO illustration: Emi Ozaki text: Mai Ueno

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