そこには愛しかなかった。『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』

©「劇場版おっさんずラブ」製作委員会
予告編の情報の多さに「えっ!?」「えっ!?」と15回ぐらいつぶやいてしまいますよね。©「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

2018年の個人的な思い出のひとつに「“おっさんずラブ”にハマった」というトピックがあります。「キャストもいいし、なんか面白そう」と気軽に観始めた深夜ドラマに気づけば笑い、泣き、仕事が手につかないほどでした(特に第6話と最終回の間の1週間!  最終回では自分でも引くほどに「牧くん……本当に良かった……」と号泣)。「あのベンチ」見たさにテレ朝夏祭りにも行きましたし、DVDも買った。なんなら仕事の時に天空不動産(ドラマの舞台となる会社です)のクリアファイルを使ったりと、まあ完全なるいわゆる「OL民」と化しておりました。


「おっさんずラブ、映画化!」の報が飛び込んできたとき、 ご多分にもれず私も歓喜の涙を流しました。さらにワクワクがつのったのが、その後発表された映画版の追加キャスト。沢村一樹さんと、志尊淳さん。イケメン二人が追加されて五角関係ってどういうことよおいおい! と毎週少しずつ投下される情報にやきもきしつつ、ドキドキしつつ、ありがたいことに今回志尊さんを取材する機会に恵まれました。
自分に息子ができて初めて触れた文化の一つが「スーパー戦隊シリーズ(日曜朝の戦隊モノ)」なのですが、中でも「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014〜15年)は初めて1年通しで観た作品だったので、すごく思い出に残っています。ちなみに志尊さんに加え、横浜流星さんも出演していたんですよね。勝手に「お久しぶりです、その節はどうも……(注・初対面です)」という気持ちで取材に向かわせていただきました。

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ナイス笑顔のおふたり!©「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

お会いしたのは何媒体ものインタビューが詰まっていた日で、朝から分刻みのスケジュールで動いていらっしゃったと思うのですが、インタビュアーの質問に明るく、そして真摯に答えている姿が印象的でした。今回の『おっさんずラブ劇場版  〜LOVE or DEAD〜』では笑顔の可愛い新入社員・山田正義(正義と書いて読みはジャスティスです)を演じていた志尊さん、誌面の写真は逆にものすごくクールなムードがいい! とリクエスト。フォトグラファーの指示に応えての挑むような眼差し、めっちゃくちゃかっこいいので是非誌面をチェックしてみてください。映画撮影時のエピソードもお話しいただいたのですが、そちらも「えっ……田中圭さんが思わずそんなになるほどのシーンって何なの……!!」と来月公開の映画への期待が高まる一方なので必読です。

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本作の他にも放映中の7月クールのドラマ、『HiGH&LOW』の映画新作、NODA・MAPの舞台など、ますます役者としての幅を広げ、そして演じることを楽しんでいる様子が印象的。映画撮影の現場でのスタッフさんたちへのリスペクトの視線も素敵だと思いました。今回の『おっさんずラブ劇場版 〜LOVE or DEAD〜』、その現場ではキャスト、スタッフ含め全員の愛と熱量がすごかったとのこと(今まで私たちにいわゆる「公式」が応えてきてくれたことを考えるとさもありなん)。そ・し・て!!!!もちろんストーリーにもものすごく「愛」があふれているようなので、〝民〟の皆さんもまだそうでない皆さんもこれは本当に必見かと……私、8月23日公開初日に行きます!
「応援上映」があれば本気で馳せ参じる所存です!(笑)

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