2020.03.21

中村倫也さんだから成立するモード、その舞台裏!

3月23日発売のSPUR5月号。中村倫也さんがハイブランドをまとって登場します。パリやミラノで発表されたランウェイルックを、中村さんがどう着るかはぜひ誌面をご覧いただきたいのですが、舞台裏を詳細にレポート!  登場するルックは、写真右からディオール、メゾン マルジェラ、ロエベ、グッチ、ヴァレンティノの5スタイル。ラグジュアリーなだけではなく、デザイナーの強い意志がこめられた服です。役柄に応じた唯一無二のアプローチに定評のある中村さんは、ときに着る人を試すようなファッションと、どう対峙するのか。ワクワクするようなマッチアップが実現しました!

現場に入って衣装にすぐ着替えるという職業柄、ふだんは動きやすい服装が多いという中村さん。スタジオ入り当日の私服は赤をポイント使いしたシンプルなニットスタイルで、ベレー帽がキュートなスパイスに。「実はハイブランドって僕の生活の中にはなくて」と仰りながらも、各衣装についてスタッフから説明を聞く際や、撮影に入る1カットごとに、目指す写真のムードをしっかりと確認されている姿が印象的。

1カット目のヴァレンティノ。互いに探り合うようなカメラマンとのセッションを経て、自由なポージングが次々と繰り出されます。自然体だった撮影前のムードはどこへやら、目にはワイルドな力が宿り、カメラを射抜きます。ロエベのニットチュニックでは、穏やかな太陽光を感じながらリラックス。ディオールのセットアップでは、見ている方がドキッとするカットが誕生。メゾン マルジェラのルックでは、着替えていただいたものの、やや待ち時間が生じ、ラフに座っていらした中村さん。その佇まいがあまりにも服と合っていたので、ポージングとして採用となりました! グッチのセットアップは、都内の某建物の屋上にてシューティング。ジャンプをお願いしたところ、柵を飛び越えていってしまうのでは、と錯覚するくらい大きな飛躍を見せてくれました。

ストレートに「クール」「可愛い」ではない繊細な表情のうつろい。インタビューから、演じる役のバックボーンを熟考しながら緻密に組み立てる方だと改めて感じましたが、まさにそんな一面を垣間見ることができました。

中村倫也さんだからこそ、表現し得た5つの男性像。「見たことのない中村倫也」。誌面でぜひ堪能してください!

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