相手の笑顔を想いながら。誰かのためのグッドラックな贈りもの

今日も相棒が健やかに過ごしていますように。たとえ、そばにいても離れていてもバディのことはいつも気にかけているはず。自分のためではなく、かけがえのない仲間のためにお金を使い、モノを探すということ――。私たちはその意味を今まで以上に強く感じ始めている。バディ同士のルポとともに「贈りもの」の最新形を紹介したい。

ハンバート ハンバート
佐野遊穂さんから佐藤良成さんへ贈る

FIELE FRAGRANCESのJUNIPERUS

公私をともにする佐藤良成さんと佐野遊穂さんによる音楽デュオハンバート ハンバート。誕生日が1週間違いというふたりは、最近遊穂さんから良成さんに香水を贈った。

「私から贈る場合は、実用的なものを選びます。もともとふたりともモノが欲しくなるタイプではないので、ギフトを選ぶのって難しい。以前もこの香水を使っていて、もうすぐなくなりそうだし、私もときどき借りているので、これがいいかなと思って選びました」(遊穂さん)。「僕からのギフトは割と攻めたいんです。香水とかストールとか。買い物って、楽しいけれど、自分だけのためのものだと少し罪悪感がありますね。ギフトなら相手が喜んだり、驚いたりすることにワクワクできるので、好きなんです」(良成さん)。また、知人やスタッフと贈りものをし合う機会も増えているのだそう。「外出自粛期間中に私たちが音楽活動を再開できない状況を思いやって陣中見舞いと書かれた贈りものを受け取ったこともありました。お互いに不自由な思いをしている状況を励まし合うように、スタッフたちとギフトを交換しているんですよ」(遊穂さん)

ウッディな香りを求めて、佐藤良成さんはこの香りにたどり着いたのだそう。動物性原料を使用せず、天然由来の成分を重ねて作られる。“JUNIPERUS”はネパールで育つヒマラヤの木であるジュニパーを使用し、深い瞑想に誘うよう。

フレグランス(50㎖)¥14,000/スーパー エー マーケット 青山(フィエール フレグランス) ボウブラウス¥120,000/ブラミンク

ライフスタイルグッズ
バディを元気づける“生活のあれこれ”

ブラックバードのインセンス

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インセンス「AI」¥4,600/ミッド タウン プロジェクト(ブラックバード)

調香師であるニコール・ミラーが手がけるパフュームとインセンスのブランド。各プロダクツには、宇宙旅行など、未知なる世界を想起させる物語が込められている。「AI」はゼラニウムとバラ、鉱物を思わせる硬質でモダンなムード。知的なあの人に。

ヴァイタル マテリアルのハンドジェル

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ハンドジェル(右から)ローズ・レモン 各¥1,800/ヴァイタル マテリアル

世界中のどこで生活をしていても、これからは手を清潔に保つ衛生用品が欠かせなくなる。「ヴァイタル マテリアル」の定番ハンドジェルは、アルコールで除菌できるだけでなく、保湿成分が含まれている。レモンとローズの香りで手にもやさしい。

ディオールの草花プレート

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「ディオール ガーデン」のデザートプレート〈Φ21〉¥12,500/クリスチャン ディオール(ディオール メゾン)

アンティークのような陶器に素朴な野花が力強く咲く。マリア・グラツィア・キウリがデザインした2020年春夏のコレクションを再解釈。エネルギッシュなフルーツを並べて、疲れた友人のビタミン補給のおともに。

muskaの一点ものぬいぐるみ

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「ホーリークリーチャー カクタス」〈パール、ロードナイト、ラピスラズリ〉¥7,000/第六夜(muska)

ジュエリーブランド「muska」で出合ったのはユーモラスな表情のサボテンのぬいぐるみ。ジュエリー製作中に生まれた天然石の端材を刺しゅうされている。一点ものなので、バディや自分のラッキーアイテムとして愛でたい。

グッチのインテリアコレクション

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マグカップ¥31,000/グッチ ジャパン(グッチ)

在宅勤務のデスクまわりを華やかに彩るなら折衷主義的な「グッチ デコール」に注目を。マグカップにはネコのモチーフとスネークのハンドルを配して、どこかマジカルな表情を浮かべている。蓋がついているので、温かいコーヒーをいれて優雅なブレイクタイムを。

SOURCE:SPUR 2020年9月号「誰かのためのグッドラックな贈りもの」
photography: Keisuke Kitamura(model), Satoshi Yamaguchi(lifestyle goods)  styling: Yumeno Ogawa hair & make-up: Momiji Saito〈eek〉 model: Ura edit: Michino Ogura cooperation: UTUWA

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