SPUR10月号の「ニュー・アイデンティティと生きる」テーマでは“正体不明”の4組を取材しています。扉を飾ってくれたのは、こちらのChecking Invoices。「Anonymous duo based nowhere」というプロフィールのもとinstagramのフィードには、レオパードや蛍光色の全身タイツの上からハイブランドを装い、ユーモラスなポージングの投稿が並びます。ミラノを拠点としたスタイリストとセットデザイナーの2人組、なのですが正体は秘密。今の状況だからこそ伝えたいこと、そして「匿名だからこそ、あらゆる障壁がなく自由な表現ができる」と語るインタビューも必読です。今回は、SPURのために新たに滞在中のギリシャで数カットを撮り下ろしてくれました! そのうち1カットを公開。
ほかにも、誌面では3組の「ニュー・アイデンティティ」を実践する人々をご紹介。Clifford Jagoは、フォトグラファーを中心としたプロジェクトなのですが、架空のスタイリストを名乗っています。バーチャル・ウェアブランドのTRIBUTE BRANDには、サイバー空間で新しい自分へと拡張してくれる可能性が。LAを拠点としたデニムブランド、69はデザイナーの正体を明かさずに「ポジティブなエトス(精神)」を掲げて、オリジナリティある世界観を展開しています。インタビューでは、それぞれ架空の自分を生きること、そのメリットや可能性、目的なども語ってくれています。ぜひご一読ください!