近藤春菜さんに、幸せのかたちを聞きました

3月末をもって、5年もの間サブMCを務めていた情報番組『スッキリ』を卒業したばかりの、ハリセンボンの近藤春菜さん。忙しい朝のひととき、当たり前のようにそこにいた姿が見えないのは、未だにちょっと慣れません。そんな長年親しんでいた番組内で、近藤さんがスタッフに対して珍しく声を上げたシーンを覚えている方はいるでしょうか。アラフォー独身女性である近藤さんがあたかも「今、幸せではない」という前提で企画が作られていたことに対して、はっきりと放送で異議を唱えたんです。「『幸せって他人が決めるものじゃなくて、自分で決めるものじゃない?』っていう思いからあの発言になりました」とインタビューでも語ってくれた通り、その言葉に「結婚するから幸せなのか」「付き合っていたら幸せって誰が決めたのか」と共感の声が噴出。「今、幸せなんですよ」と自らが体現する近藤さんの姿から、やっぱりまだまだ窮屈な社会で生きる勇気をもらったように感じた人は、きっと少なくないんじゃないでしょうか。そこから今回のSPUR6月号の企画「近藤春菜と幸せのかたち」の実現に繋がりました。

photography: Masumi Ishida
こちらのフーディはPRADAのもの。photography: Masumi Ishida

インタビューでは、近藤さんを形成する価値観やその変遷についてじっくりと聞きました。固定観念が強く悩んだ時期、他人との関わりからアップデートされた人生観。卒業を目前に控えた『スッキリ』では交流のあった人たちから愛のある卒業メッセージが寄せられるシーンも多く、人徳の厚さも改めて目の当たりに。それはひとえに近藤さんが周りの人に心を開き、話をして、無心の愛情を注いできたからなのだなあと、取材を終えた今も深く思います。

ファッションページでは、事前のアンケートで伺ったパーソナルな“幸せの瞬間”をテーマにビジュアル化(余談ですが、このアンケートにも丁寧な字でたくさん答えを綴ってくださり、素敵な人柄をひしひしと感じました)。たとえばテーマのひとつに選んだのは、この冬あまりの多幸感に開眼したという「あったかい湯船に浸かり、布団乾燥機で温めた布団に潜り、推しの動画を見て就寝」というシーン。想像するだけで幸せを感じませんか?(笑) どんなイメージになったかは、ぜひ誌面をご覧ください! フォトグラファー石田真澄さんがフィルムで切り取った、思わずこちらも笑顔になるようなページに仕上がっています。ページを見た読者の皆さんがまたそれぞれの“幸せの瞬間”にも思いを馳せてもらえたら嬉しいです。恋をしても、しなくても。当たり前のことですが、人の数ほど幸せのかたちがありますよね。

TikTokSPUR撮影での模様も!)やInstagramなども頻繁に更新され、新たな挑戦もしていきたいと語る近藤春菜さん。これからの活動も本当に楽しみです!

さらに今回本誌企画と連動したスペシャル動画も制作。テーマにちなんで、歌もオリジナルで制作しました。春菜さんのパーソナルな幸せのシーンが、夢のごとく徒然と流れて行きます。和やかだった撮影現場のムードや、近藤さんのチャーミングさが伝わるムービー、ぜひご覧ください。

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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!