SPUR1月号では「ファッション多様化時代のほんもの選び」を大特集。「ほんもの」は人それぞれ違うかもしれませんが、誰もが納得する憧れの「ほんもの」ブランドのひとつは、エルメスではないでしょうか? 馬具職人からスタートしたエルメスの物語は、竹宮恵子先生の漫画『エルメスの道』に詳しいので、未読の方はぜひページを開いてみてください。世界大戦を含む数々の難局を耐えぬき、職人たちの熱い思いが連鎖していく様に本を持つ手が震えるほどです。
1月号では180年以上の歴史を誇るメゾンの今をA to Zでご紹介。例えば、AはAllure(外見、魅力、馬の歩法)と題し、どこよりも早く、発表したての2022年春夏コレクションをピックアップ。レディスプレタポルテ部門のアーティスティック・ディレクター、ナデージュ・ヴァンへ=シビュルスキーが目指した新世界を垣間見ることができます。
写真のレザーアイテムは、Fのコーナーです。ファーストエルメスとして相応しい革小物はバッグ、手帳、財布をセレクト。繊細な職人の手仕事を長く味わえる逸品揃い。さらに、Gでは2021年に誕生から20周年を迎えた東京の銀座メゾンエルメスにフォーカス。上階のアートギャラリーやミニシアターが発信するカルチャーは、毎回見逃せません。
企業としての理念から、出合えたら奇跡ともいうべきケリーバッグのお話、最新のコスメティックのニュースに、生活を彩るウィットに富んだアイテムまで。360度エルメスを楽しめるこの特集は、保存版間違いなし!
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。