世界が注目する19歳。コレオグラファーReiNaの才能

ReiNaって、いったい何者……!?NCT Uの「Make A Wish(Birthday Song)」のPVが公開され、一度見たら頭から離れないその独特な振り付けを手掛けたのが弱冠19歳の日本人ダンサーであると判明するやいなや、インターネット上に激震が走りました。今回シュプールでは、ダンス解説に定評のあるダンサー兼YouTuberARATA氏をインタビュアーにむかえ、その恐るべき才能の正体に迫ります!

photography: ISAC(SIGNO)
photography: ISAC(SIGNO)

撮影現場に現れたReiNaさんは、体から溢れんばかりのエナジーがみなぎっていました。撮影ではダンスを踊りながらカメラマンがシャッターを切っていったのですが、しなやかでパワフルな動きは世界を舞台に踊る人の「気迫」に満ちています。インタビューでひとたび口を開けば、生まれながらに世界を見据え、自分たちが世界を変えていこうと心から確信している、Z世代特有の説得力を備えています。いちばんぐっと来たのは、彼女のこんな言葉。
「私が自分の小さな部屋で考えたあの振りが、アーティストを通して世界中に広がり、地球の裏側にいる人までもがカバーダンスで踊っている。世界はつながっている、と実感できた瞬間でした」。
今回インタビュアーに迎えたのは、かねてからチャンネルを楽しく拝見していたYouTuberのARATAさん。ダンスに疎い編集担当は、それまでダンスというものにここまで「個性」がにじんでいるということに気づきませんでした。振りは決まっているわけですし、K-POPとなればなおのこと全員のレベルは高く、完璧に揃っています。しかしそんな中でも踊る人によってこんなにも違いが現れるのか、と最初に解説動画を見たとき目から鱗だったんです。ARATAさんはダンスに対して「言語」を与えてくれます。美しい比喩の数々やダンスの質感を表す語彙力などは、誌的ですらあります。
そんな二人による、対談、そしてNCT Uの「Make A Wish(Birthday Song)」解説。面白くないわけがありません。編集担当もインタビュー現場で「へぇ~そういう意味だったんですね!」と時折声をあげ、とっても勉強になりました。本誌ではきっちり秒数指定でご紹介しているので、ぜひプラクティス動画を再生しながらお楽しみください。

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