ボディシェアリングってなんだろう?(編集M)

SPUR5月号の「ボディシェアリングのある未来」は、工学者の玉城絵美さんのインタビューを読んだことがきっかけで始まった特集です。ボディシェアリングとは、他者と体の感覚を共有するという新しい概念ですが、玉城さん曰く、この研究が進めば、体の動きだけでなく、人生の体験そのものを共有できるようになるとのこと。本特集では、もしボディシェアリングが実現したらどんなことができるだろう、と想像しながら撮影をしました。既に一部の技術は製品として市販されていて、写真の「ファーストブイアール」を使えば、自らの手の動きでVR空間を自在に操作することが可能です。

「ボディシェアリングの研究が進めば、東京の研究室にいながら山登りが楽しめたり、病院のベッドにいても犬と遊んだりできるようになるかもしれません。場所や時間、性別や年齢などに関係なく、誰もが自由にいろいろな経験ができる――そんな平等な社会を作りたいと思っています」と玉城さん。豊かな未来のために日夜研究を行う玉城さんのインタビューも必読です。

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