
1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト、キース・ヘリング。ポップで軽快な作風ながら、ときには辛辣に社会を描写し、平和と自由のメッセージを発信し続けた作家として知られている。1990年に31歳の若さで亡くなるまで、核兵器のない世界を切に願ったヘリング。そんな彼の遺志を引き継いで活動を続けているのが、山梨県小淵沢にある中村キース・ヘリング美術館だ。戦後80年を迎え、これまで語られなかったヘリングと広島との関係が明らかになった今、改めて彼が伝えようとした平和への思いに迫る。
アートを通じて社会に問題提起を行う、中村キース・ヘリング美術館の取り組み
キース・ヘリングの作品に特化した世界で唯一の美術館として、山梨県八ヶ岳の麓に2007年に開館した、中村キース・ヘリング美術館。館長の中村和男さんが蒐集した約300点もの作品を収蔵・公開しているだけではなく、アートを通じて社会へ問題提起を行ったヘリングの思いを継承し、HIV・エイズの予防啓発や性的マイノリティの可視化、環境保護など、さまざまな社会問題に対するアクションや教育活動を行っている。
会場:ひろしまゲートパーク 大屋根ひろば
住所:〒730-0011 広島県広島市中区基町5-61
参加方法:予約不要・参加費無料
開催日時:2025年11月29日(土)10:00-17:00、30日(日)10:00-15:00 *雨天決行
完成記念撮影:11月30日(日)15:00






