世界初、ステラ マッカートニーのDNAを体現するカフェ併設ストア

個性あるショップがひしめく阪急うめだ本店「グリーンエイジ」のなかでもひときわ目を引くのが、「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー」だ。使われなくなったステレオやキーボードなどの音響機器をアップサイクルしたウォールデコレーションに、アンプケースをモチーフにした什器。さながらライブハウスのようなストア空間は、過去にブランドがイベントを開催してきた、ゆかりのあるレコーディングスタジオやレコードショップに着想を得た。

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抜群のインパクトを誇るブランドロゴのネオンサインは、過去にストアのウィンドウディスプレイで使用していたものを再利用。照明にはエネルギー効率の高いLEDを採用している。

アップサイクルによるウォールデコレーション以外にも、床にはヴィンテージのカーペットが敷かれていたり、過去にストアのウィンドウディスプレイで使われていたネオンサインを再利用したり。新しいものを極力使わずに、迫力あるサステイナブルな空間を作り上げた。

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ストア限定のレディ トゥ ウェアやキャンバストートバッグのほか、右側の棚にはデザイナーのステラ・マッカートニーがセレクトしたジャパンメイドのジャムやジュースも。

店頭には、音楽ライブのフライヤーやレコードのジャケットをイメージしたオリジナルプリントのオーガニックコットンTシャツやフーディなど、ほかでは手に入らないエクスクルーシブなアイテムが並ぶ。デザイナーのステラ・マッカートニー自身がキュレーションしたグローサリーやヴィーガンキャンドルなどのライフスタイルグッズがそろうのも、ここだけの魅力だ。

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ステラがキュレーションしたヴィーガンキャンドル「アーメン」は日本初上陸。パッケージには、ステラ マッカートニーのヴィーガンレザーバッグの素材でもあるキノコの菌糸体が使われている。ステラのお気に入りはジャスミンの香り。

そして注目すべきは、ストアに併設されたステラ監修による世界初のカフェ。カウンターを飾るネオンサインの「ベジ アウト(VEG OUT)」は、菜食主義者であるステラにちなんだ“ヴィーガン(VEGAN)”と、ゆっくり過ごすことを意味する“チルアウト(CHILL OUT)”を掛け合わせた造語だ。2016年の広告キャンペーンで打ち出されたステートメントでもあり、ここでも過去のイベントで使われたネオンサインがリユースされている。

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ストアに併設された、ブランド初となるカフェ。

カフェで提供されるのは、ヴィーガンスイーツやドリンク。野菜や果物をふんだんに使ったスムージーやソイラテ、フェアトレードの豆を使ったコーヒーなど、飲みごたえのあるフォトジェニックなメニューがそろう。

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写真左から、サツマイモパウダーでステラ・マッカートニーの顔を描いた「ステラテ(¥1,000)」と、ケールとバナナを使ったスムージー「ステラスター(¥1,500)」。ブランドのアイコンバッグ「S ウェーブ」のモノグラムをあしらったカップにはリサイクル素材が使われている。
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ガラステーブルの中に敷き詰められているのは、ザ・ビートルズのファンクラブ会報誌とカセットテープ。

壁にはレコードが飾られ、そのすぐそばにはターンテーブルが一台。来店客はここで好きなレコードを聴きながら、くつろぎのひとときを過ごすことができる。ふとガラスのテーブルに視線を下ろすと、そこにはザ・ビートルズのファンクラブ会報誌やカセットテープなど、ファン垂涎のレアグッズがずらり。そしてモダンなチェアはどれもステラ本人のプライベートコレクションというから驚きだ。まるで彼女の自宅に招かれたかのようなインティメイトな空間が、来店客を温かく出迎えてくれる。

クルエルティフリーファッションに音楽、畜産物を使わないヴィーガンフード。ブランドのDNAが凝縮した「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー」は、まさに“ステラの世界”そのもの。本人も「ブランドと私自身がこれまで歩んできた軌跡をセレブレートする場所。音楽は私にとっての生きがいであり、すべてです」と期待を寄せる。今後は、ステラが厳選したコレクターズアイテムも順次展開される予定だ。

ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー
STELLA'S WORLD by Stella McCartney
大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 8階
営業時間 10:00〜20:00

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