【オンワード】が回収衣料品をリサイクル毛布に生まれ変わらせ、ラオス赤十字社へ寄贈

23区、自由区などを展開するオンワードが、自社の回収衣料品から生産したリサイクル毛布4,000枚を、ラオス赤十字社へ寄贈した。

今回で第13回目となる、リサイクル毛布による支援活動。自社の回収衣料品から生産したリサイクル毛布4,000枚を日本赤十字社の協力のもと、ラオス赤十字社へ寄贈した。2023年11月15日(水)には、オンワードの社員がラオス・ウドムサイにて、直接リサイクル毛布を手渡す寄贈式を行った。リサイクル毛布はラオス赤十字社からウドムサイ、フアパン、シエンクワーン、セーコーンの4つの県の貧困世帯や、孤児などが通う寄宿学校などに配布されるとともに、台風や洪水などの大きな自然災害時に緊急支援用の備蓄物資として活用される。

オンワード・グリーン・キャンペーン

ラオスは東南アジアに位置する多民族国家であり、およそ50の民族と言語が使用される多様性に富んだ国。近年では都市部で急速な経済成長を遂げる一方、多くの人が暮らす農村地帯や山岳地域は発展から取り残され、貧富の差が問題視されている。今回の寄贈先の一つであるウドムサイは、ラオス北部の山岳地域に位置するため乾季の気温が低く、寒さをしのぐ生活物資を必要とする貧困世帯が多く存在する。

オンワード・グリーン・キャンペーン

「ヒトと地球(ホシ)に潤いと彩りを」といったミッションステートメントを掲げ、地球と共生する経営を推進中のオンワード。その一環として2009年より、愛用されてきた衣料品を回収し、可能な限りリユース・リサイクルを行う“オンワード・グリーン・キャンペーン”を実施してきた。衣料品はリサイクルして固形燃料に再生し、代替エネルギーとして利用するほか、繊維製品の原料となるリサイクル糸を作り、毛布や軍手を生産。毛布は国内外の被災地や開発途上国へ。軍手は災害支援、森林保全、啓蒙活動などさまざまな場面で配布している。
また、まだ使用できる一部の衣料品については、環境コンセプトショップのオンワード・リユースパークにてチャリティー価格で提供。その利益を環境や社会貢献活動に役立てている。さらに2023年からは、Upcycle Action(アップサイクル・アクション)をスタート。不要になった衣料品から新たな価値を生み出し、ファッションビジネスを元気にすることを目指す活動を行っている。今後も、オンワードが行う支援活動や持続可能な未来への活動に期待したい。

オンワードホールディングス
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