舞台となったのは山梨のガレージ。「友人のご両親が縫製工場をしていてそちらの物置でした。ガレージのエイジングの雰囲気に一目ぼれ。使われなくなった資源にアイデアという魔法をかけて新しい価値を作る。そんなリノベーションに興味があったのですぐに結婚式の会場として使いたいとアイデアが湧いてきました」。まずは埃を落として掃除することから始めたという吉田さん。屋根は弟さんが高圧洗浄できれいに仕上げ、数か月前から週末に通い作業したそう。「友人のほか地元の方々がボランティアで手伝ってくれ、人の温かさに触れ感激しました」。ゲストが座る椅子や机などすべて一つ一つ思いを込めて仕上げていったそう。
会場のメインとなるボタニカルなボード装飾はフラワーアーティストの尾藤ゆうこさん（BITO）が制作。「ナウシカの地下室のイメージにしたいと伝えたところまさにイメージにピッタリ」で、まるで植物たちが映えてきたようなファンタジックな演出になった。
ウィッシュツリーのウエルカムボードはSPUR.JPのブロガーとして活躍中のイラストレーター山川春奈さんが。招待状やメニュー表などのおしゃれなペーパーアイテムは、友人の高瀬千尋さんが制作したロゴをいれ吉田さんがボタニカルなイラストをあしらってデザイン、パーティの統一感を出した。 特にこだわったのは全員分のイラストを描いてネームカードにしたこと。「大変な作業でしたらひとりひとりの顔を思い浮かべなら制作する時間もとても思い出深いものになりました」。
BITO http://bito-gc.com
イラストレーター 山川春奈さん http://hpplus.jp/spur/mypage/spur_bloggers_039/clip/
