ファッションブランドの海外セールスなどをメインにフリーランスで活躍中の杉江早弥香さん。オーストラリア出身のパートナーと2年越しで叶えたウェディングは、ふたりの大切な家族・友人たちが久々に再会を喜ぶ貴重な時間に。モードなドレスルックや話題のレストランでのカジュアルなパーティスタイルをぜひ参考にして。
Profile:杉江早弥香さん
オーストラリア出身でファッションブランド勤務のパートナーDennisonさんと2020年に結婚。コロナ禍を経て、2022年11月27日、日本橋兜町のレストランにて、国内外からのゲスト約70名を招待したウェディングパーティを実施した。
センシュアルなディテールで魅せる大人のドレスルック
自分らしいドレススタイルを追求すべく杉江さんがたどりついたのは、知人でありデザイナーの椿千怜さんが手がけるオーダーメイドのドレス。自由に会場を歩き回ることを想定し、動きやすく、パーティのムードにもマッチするナチュラルな雰囲気にこだわってオーダー。杉江さんの体を美しく引き立てるベアトップが印象的だ。
「自分にとってはパーフェクトなドレス! デザイン画の段階から何時間も話し合い、シルエットや胸元のディテールなど、ミリ単位で相談に乗ってもらいました。フィッティングや修正を重ね、体にぴったりフィットするイメージ通りのドレスが出来上がった時の感動は忘れられません」。
ヘアメイクは、ファッション誌や広告、ショーなども手がけるヘアメイクアップアーティストの畑江千穂さんに依頼。ドレスやパーティの雰囲気にフィットする、ナチュラルでありながら特別感のあるスタイルを完成させた。ダウンヘアのトップには杉江さんが都内のウェディングショップで見つけたというビジューのティアラをセット。「リハーサルでバランスを見ながら、完成させていきました」。ウェディングシューズは、自身のワードローブからミュウミュウのパンプスをセレクト。
テーマカラーはワイナリーをイメージしたホワイト&グリーン
ブーケ・装花は以前から杉江さんが通っており、花束やアレンジメントのほか、店舗やイベントの空間ディスプレイなどを手がける「LAND(ランド)」の川村あこさんにオーダー。当初はオーストラリアのワイナリーでのウェディングを想定していたこともあり、レストランの大きな窓から差し込む自然光に映え、ガーデンを彷彿とさせるホワイト&グリーンをテーマカラーにした。
レストランの雰囲気を活かしたミニマルなディスプレイ
自然光が降り注ぎ、気持ちのよいレストランの雰囲気をそのままに、装飾は極力シンプルに抑えたディスプレイに。
「前日から、近隣のホテル K5(ケーファイブ)に宿泊をして、当日の朝、家族や友人に手伝ってもらいながらテーブルにクロスを掛けたり、グリーンやキャンドルを飾り付けしたりしました」。
久々の再会に歓喜! 食事と会話を楽しむ心地のよいパーティ
目指したのは、家族、親しい友人とリラックスしてお祝いできるパーティ。ナチュラルワインが好きなふたりが普段からよく通う、日本橋兜町にあるレストランで、インティメイトな立食パーティを特別に実現した。
パーティは「セレブラント」の資格を持つ友人の進行によるふたりの誓いと、友人のスピーチからスタート。中盤はファーストダンスの披露や、友人DJによるBGMでダンスを楽しむなど、ラフで自由なムードのパーティとなった。
「家族や親しい友人などが海外・国内から集まってくれて。オーストラリアに住む彼の家族とも久しぶりに再会できて、ゲストと自由に会話を交わせたことが何よりの思い出となりました」。
今回のウェディングは、オーストラリア在住のパートナーの家族が来日できるタイミングに合わせて急遽準備をした、という杉江さん。別日には家族と共に和装でのウェディングフォトも撮影したそう。
「家族、友人と幸せな時間を共有したのは本当に久しぶりのこと。お世話になったみなさんに、感謝の気持ちを伝えられるよい機会となりました」。
コロナ禍を経て大事なものはなにか?を考え、生き方のシフトチェンジも検討中という杉江さん。ふたりのスタートに立会ってくれた大切なゲストとスペシャルな時間を胸に、新たなステージが始まりそうだ。