世界を舞台に活躍するモデルのCHIHARUさんが、NY・ロングアイランドシティでウェディングパーティを開催!夫・ダニエルさんと大切な家族、友人に囲まれたポジティブムード溢れる一日をレポート。サプライズを計画したエンゲージメントリングやエフォートレスな美しさを放つダニエル・フランケルのドレスなど、想いのこもったアイテムも見逃せない。

モデルCHIHARUが結婚! 心が通う温のタイトルイメージ

モデルCHIHARUが結婚! 心が通う温かなNYウェディング【ハッピーストーリーvol.96】

世界を舞台に活躍するモデルのCHIHARUさんが、NY・ロングアイランドシティでウェディングパーティを開催!夫・ダニエルさんと大切な家族、友人に囲まれたポジティブムード溢れる一日をレポート。サプライズを計画したエンゲージメントリングやエフォートレスな美しさを放つダニエル・フランケルのドレスなど、想いのこもったアイテムも見逃せない。

CHIHARUプロフィール画像
ファッションモデルCHIHARU

NY在住、世界を舞台に活躍するモデル。NYで出会った薬剤師の夫・ダニエルさんと2023年12月に入籍。2025年5月23日、NY・ロングアイランドシティの歴史的な建造物「The Foundry」にて、ゲスト100名を招いたウェディングパーティを開催した。

 

ゲストと親密に過ごす温かなウェディング

舞台に選んだのは、格式高い絵画と調度品に囲まれたレストラン「Q.E.D.CLUB」。

ウェディング当日の撮影はファッション&ビューティの分野で世界で活躍するフォトグラファー・Nick Krasznai(ニック・クラスナイ)氏にオーダー。

世界のコレクションに出演するなどNYを拠点に活躍するCHIHARUさんと、NYで生まれ育ち薬剤師として勤務するダニエルさん。ふたりが出会ったのは2020年の夏。初デートの時から無理をせず、ありのままの自分でいられる関係性に、CHIHARUさんは居心地のよさを感じていたのだとか。 

「彼とはデーティングアプリを通じて出会いました。初対面の日に自分たちの将来や子どもについて、住みたい場所や理想のライフスタイルなどを何時間も話せたくらい、リラックスしていたことを覚えています。ちょうどパンデミックが落ち着いて、お店が少しずつ開き始めた時期だったこともあって、デートの回数を重ねておつき合いが始まりました」。

交際から2年半後には同棲をスタート。そして2023年12月、ふたりで訪れた旅先のカナダ・ケベックでダニエルさんからプロポーズ。その後、1年半という時間をかけてふたりが準備をしてきたウェディングの舞台は、19世紀の工場跡を再生した歴史あるレストラン「The Foundry」。緑が広がるコートヤード、会場からマンハッタンの景観を望むロケーションが気に入り、花々が美しく咲く5月に開催を決定した。

イメージしたのは、ゲストたちと親密にコミュニケーションが取れる、心が触れ合うウェディング。プランナーに依頼せずふたりで丁寧に作り上げた、特別な一日に注目したい。

サプライズで彼が準備! 特別なリングと旅先でのプロポーズ

入籍を終えてハッピームードなモデルCHIHARUとダニエルさん

NYで運命的に出会ったふたりの、入籍日当日。カメラマンは、気心の知れた友人が担当した。

ゆっくりと時間をかけて、結婚式までのプロセスを大切にしていたふたり。カップルの段階でも、ダニエルさんの愛が伝わる素敵なエピソードが。 

「同棲を始めて約2年が経った2022年の夏、私の両親がニューヨークを訪れた際に、初めてダニエルを紹介しました。そのときに結婚の報告をしようと話し合っていたのですが、彼が突然『娘さんと結婚させてください』と、日本語で両親に伝えてくれたんです。その言葉を聞いたときは驚きと同時に、思わず胸が熱くなりました」。

その後「プロポーズはいつになるのか」と待ちわびていたというCHIHARUさん。そんなふたりの想いがひとつの形になったのは、2023年12月。彼からの正式なプロポーズは、旅先で訪れたカナダ・ケベックの雪の丘の上だった。「雨と雪が降る中、ダニエルから『人生を一緒に歩んでいきたい』と言葉をもらった時のことを思い出すと、今でも胸がいっぱいになります」。

オーダーメードで作り上げたエンゲージメントリングの写真

ロサンゼルス在住のジュエリーデザイナー、キャット・キムに直接相談をして作り上げたエンゲージメントリング。CHIHARUさんがダイヤモンドから選んだ特別な一本だ。

プロポーズの際に手渡されたエンゲージメントリングは、LA発の現代的なファインジュエリーブランド「キャット・キム」のオーダーメイドリング。実はこのリング、当初はダニエルさんがサプライズにしようとこっそり準備をしていたのだとか。

「2023年の春頃、彼が理由をつけて外出することが増えていたんです。怪しいと思って問い詰めたら『キャット・キム』に相談していたことがわかって。それからは私も一緒にブティックへ出掛けて、ユニークなダブルリングのデザインをベースに、ダイヤモンドやセッティングの高さ、リング幅を調整していきました」。 

CHIHARUさんが納得した後も、ダニエルさんはデザインのこだわりを追求。約半年の時間をかけ、特別なリングを完成させた。

アメリカで最も古い現役の市庁舎であるニューヨーク シティ・ホールで入籍を。ふたりの写真。

アメリカで最も古い現役の市庁舎であるニューヨーク シティ・ホールは、格式ある空間。ここで執り行われるミニマルな結婚スタイルは、ニューヨーカーらしい選択のひとつ。

そしてプロポーズからちょうど1年後、2024年12月にマンハッタンのニューヨーク シティ・ホールで婚姻届を提出し、夫婦となったふたり。ダニエルさんは洗練されたブラックスーツ、CHIHARUさんはスウェーデン・ストックホルム発のファッションブランド「トーテム」のワンピースをまとい、シンプルで上品な装いに。
手続きを終えたあとは、ニューヨークの街を舞台にウェディングフォトの撮影へと出かけ、かけがえのない一日を過ごした。

「ダニエル・フランケル」で魅せる究極のドレスルック

「ダニエル・フランケル」のソフトマーメイドドレスをまとった、CHIHARUさん

ディテールと素材そのものがドラマを生み、写真映えも抜群なドレス。

モデルという仕事柄、たくさんのドレスを着てきたCHIHARUさん。多くのドレスを試着するなかで最終的に選んだのは、NYを拠点とするブランド「ダニエル・フランケル」のソフトマーメイドドレス。

「以前に撮影で彼女のドレスを着たことがあって、その美しさが印象的だったんです。シンプルでありながら細部にこだわったデザインが式場の雰囲気にもフィットして、これだ!と決めました。背中のラインが綺麗なところもお気に入りです」。

「ダニエル・フランケル」のドレスがかけられた様子。しっとりとしたドレープ感と上品な光沢が特徴

しっとりとしたドレープ感と上品な光沢が特徴の「ダニエル・フランケル」のドレス。式中では自身で探した刺しゅうが美しいヴェールを着けて、コーディネートを完成させた。

ドレスを引き立てるのは、クリーンなムードが漂うホワイトブーケの写真

CHIHARUさんの誕生石でもあるエメラルドのネックレスはNY発のジュエリーブランド「サトミカワキタ」。挙式前日、ブライダルギフトとしてダニエルさんが贈った思い出のアイテムを身に着けた。

ドレスを引き立てるのは、クリーンなムードが漂うホワイトブーケ。白のカラーをアクセントに、大人っぽくすっきりとしたイメージに。ブーケと会場装花はダニエルさんの大学からの友人が営み、アニバーサリーの度に訪れるというフラワーショップでオーダー。

ゲストの祝福であふれた心温まるセレモニー

挙式中、ふたりのキスシーン。装花はCHIHARUさんが好きなグリーンとイエローをベースに、緑があふれるようなイメージでオーダー

装花はCHIHARUさんが好きなグリーンとイエローをベースに、緑があふれるようなイメージでオーダー。ふたりのこだわりで、一般的なアーチではなく、床置きタイプのアレンジメントをセレクトした。

雨のためにガーデンから急遽、屋内スペースに場所を移して行われたセレモニー。「緑があふれるように」とふたりが用意した装花のアレンジメントで、ガーデンのようなロマンティックなムードを高めた。 

「挙式の直前までニコニコしてたんですが、扉が開いて父と一緒に歩き始めた瞬間、感情があふれちゃって…思わず父に『できないかも』と言っていました。すると父が『大丈夫だよ』と励まして手を握ってくれて。また、フラワーガールを務めた姪っ子が大泣きしてくれたおかげで肩の力が抜けました」。

ゲスト同士の表情がよく見える挙式は、一体感が生まれ、温かなムードに。

急遽屋内となったセレモニー。ゲスト同士の表情がよく見える会場は一体感が生まれ、温かなムードに。

ふたりきりのプライベートな空間で行ったファーストルック(ファーストミート)の写真

ふたりきりのプライベートな空間で行ったファーストルックは、お互いの素直な感情を分かち合えた瞬間。

挙式前には「一番綺麗な姿を、誰よりも先に見たい」というダニエルさんのリクエストで、ファーストルック(ファーストミート)を行ったふたり。CHIHARUさんに肩を叩かれて振り返った彼は「天使みたい」と大感激。お互いにとって特別で、心に残るワンシーンとなった。

こだわりのお酒を用意。感謝を伝える和やかな祝宴

NY「The Foundry」での結婚パーティの様子

工場を改装したインダストリアルシックな「The Foundry」。歴史的なレンガの壁と、高い吹き抜けで開放感あふれる空間でのパーティは最高にロマンティック。

ふたりのお祝いに駆けつけたゲストはNYを中心に日本、韓国、ヨーロッパなど各国から集結。おいしい食事とお酒を楽しんでもらい、会話ができることを大切にプログラム。そのためお色直しはせずに、自由でリラクシングムードあふれるパーティスタイルに。装飾は会場の雰囲気がそのまま活かせるよう、グリーンをベースカラーにしたアレンジメントをフロアにディスプレイ。さりげなさを大切にコーディネートした。

モデルCHIHARUさんは、ゲストのテーブルで、気軽に会話を楽しんだ。

ゲストのテーブルで、気軽に会話を楽しんで。

あくまで「ゲストとの会話と時間を大切にしたい」との想いから、演出もプログラムも最小限に。ビールは日本と韓国、それぞれのブランドからセレクトし、ふたりのルーツを感じられるようなひと工夫も。特にオリオンビールは、爽やかな味わいがゲストにも好評だったとか。

さらに、こだわりが光るオリジナルカクテルも用意。ダニエルさんは、韓国の伝統的な果実・オミジャを使ったシロップとソジュを合わせた「オミジャソジュ」。ほんのりとした甘酸っぱさが、韓国らしさを感じさせる味わいに。CHIHARUさんは、自身が最も好きな日本発のカクテル、ウィスキーハイボールをセレクト。「少しでもルーツを感じてもらえたら」という想いをこの一杯に込めた。

フレッシュケーキの写真。生花をあしらった繊細なデザイン。

フレッシュケーキは生花をあしらった繊細なデザイン。クラフト感とセンスが光るアイテムたちが、式をよりパーソナルに演出。

ケーキカットで登場したのは、CHIHARUさんの知人が経営するケータリングショップにオーダーをしたフレッシュケーキ。パッションフルーツやアーモンド、マスカルポーネのクリームでスイートに仕上げられた爽やかなケーキは、彼の友人たちから「今までで一番おいしい」と絶賛だったそう。

CHIHARUさんのパーティドレス。友人であるウリオットのデザイナーに依頼しミニタイプに。

ウリオットのパーティドレスは、「若いうちに着ておきたい!」と、ミニドレスでの制作を依頼。存在感を放つドロップピアスは、アイルランド発でロンドンを拠点とする「シモーネ ロシャ」のもの。

披露宴は後半、ダンスパーティへとシフト。ドレスチェンジでまとったのは友人の「ウリオット(OORI OTT)」デザイナーに依頼した、ドロップウエストのミニドレス。10パターンくらいのスケッチを描いてくれた中から、スパンコールが華やかな一着をセレクトした。ブーケトスで盛り上がり、自由に踊って楽しむパーティは深夜2時まで続いた。

お父様とのダンスを披露し、ゲストが湧く楽しい場面も!

お父様とのダンスを披露し、ゲストが湧く楽しい場面も!

家族や友人の絆を再確認した一日に

入籍を終えてNYの街を歩く、モデルCHIHARUさんとダニエル。

当日は想定外の雨が降ってきたものの、テーブルのレイアウト変更をしたり、装花をぎりぎりまで自分たちでで仕上げるなどフレキシブルに対応したふたり。終わった瞬間に「全部これでよかったんだ」と自然に思えたというCHIHARUさん。“雨”もふたりのウェディングには欠かせない、思い出のひとつになったそう。

「ウェディング前は考えること、やることが盛りだくさんでストレスを感じることもありましたが、私たちのためにお祝いに来てくれた人たちの顔を見られて感無量でした。夢のように過ごした結婚式の5時間は、宝物の時間です」。 

ウェディングを終え、現在はイタリアへのハネムーンを計画中。また「モデルとしてのキャリアを続けながら、自然な流れのなかで子どもを授かれたら」とも語るCHIHARUさん。前向きなエネルギーをまとい、しなやかに人生の流れを受け止める彼女の未来を楽しみにしたい。

[WEDDING DATA]
会場:The foundry ドレス:ダニエル・フランケル  、ウリオット ヘア:Gonn Kinoshita メイクアップ:Akiko Owada 写真:Nick Krasznai