エディット・ピアフ & テオ・サラポ/Edith Piaf and Theo Sarapo

wedding anniversary;1962.10.9

「だけどあなたは最後の人、そしてあなたは初めての人。あなたの前には誰もいなかったし、あなたといると素敵な気分」。

"Mais toi, t'es le dernier,Mais toi, t'es le premier ! Avant toi, 'y avait rien,Avec toi je suis bien !"

フランスの人気歌手エディット・ピアフは、20歳年下の夫と共演。©GettyImages

恋多き女として知られたフランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフ。彼女が最後に愛したのは、入院中の彼女を訪れボロボロになった髪を整えてくれた20歳年下のファン、テオ・サラポだった。ピアフは、ヘアスタイリストから俳優に転身した彼と1962年10月9日に、女優マレーネ・ディートリッヒの介添えで結婚。彼を一人前の歌手にすべく、最後の力を振り絞って歌のレッスンやデュエット公演に励んだものの、結婚からわずか一年あまりの1963年10月11日に47歳で帰らぬ人となった。遺されたテオは6年間かけてコツコツとピアフの遺した借金を返済し、間もなく亡くなったという。冒頭の歌詞は、ふたりが共演した「恋は何のために(A quoi ça serf l'amour)」という曲からの引用である。

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