陶器のようなフローレススキンに映えるジバンシイのドレスと、ほのかにゴシックな香りのヘア&メイク。昨日行われた第88回アカデミー賞において、ベストヘア&メイクアップの呼び声高いのがルーニー・マーラ。『キャロル』での助演女優賞こそ逃したものの、レッドカーペットでの輝きはヒロイン級!? そんな彼女のレッドカーペットでのヘア&メイクを追っかけ。
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ルーニーのメイクを手がけたのは、アン・ハサウェイやキーラ・ナイトレイも御用達のケイト・リー。パーフェクトなポーセリンスキンに、往年の女優オードリー・ヘップバーンを思わせる毛並みを活かしたストレートな太眉。瞳の色に似合うスモーキーな目元にペールピンクのニュアンスチーク……。そしてなんといっても目を惹くのは、熟れたベリーのようなダークレッドのリップ! コツはあらかじめきちんとリップラインを描いてから、ヴェルヴェットマットな質感のリップを重ねること。きちんと輪郭を整えた暗赤色のリップは、50年代を舞台にした出演作『キャロル』のクラシックな世界観や、ルーニーのほんのりゴシックな魅力にしっくりとマッチ。コントラスト効果で、透き通るような白肌がより強調されている。
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立体的なフォルムで360度どこから見てもフォトジェニック! 「『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレイ役みたい」との声も上がった、タイトな3連お団子ヘアは、ブレード(編み込み)ヘアの名手アディア・アバジェルの手によるもの。アディアは、『ブルックリン』で最優秀女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナンのヘアも担当した。
先日行われたゴールデングローブ賞でも、ヘア&メイクの担当は同じメンバー。アレキサンダー・マックイーンの繊細なレースドレスに合わせたのは、深みのあるボルドーリップ。フェアリーな美貌が引き立つ、ふさふさのロングラッシュまつ毛も印象的。
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髪は、ハイ&ローのダブルポニーテールを編み込んだブレードヘアで立体的に。顔周りをジェルでタイトに撫でつけ、すっきりさせるのがポイント。
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ダークな髪色のルーニーのヘアメイクは、実は日本人にも取り入れやすい。大勢のライバルの中で埋もれず、誰ともかぶらない空気感で差をつけたいときに、挑戦してみて。