いまや海外では当たり前になっている、スカイプを使ったオンライン通話やテレビ会議。かつて、人気シェフのレイチェル・レイのトーク番組にスカイプ出演した女優グウィネス・パルトロウは、寝起きのような髪型と化粧気のない顔で、ワイングラス片手に「私、パジャマ姿よ」と登場し、どよめきを誘った。44歳の誕生日にスッピンセルフィーを投稿するグウィネスならいざ知らず、家でノーメイク部屋着でくつろいでいるときに急に呼び出しがかかり、応答をためらうユーザーも多いようだ。
©ABC
そんなスカイプ時のメイク問題を解決してくれそうなのが、資生堂が日本マイクロソフトと連携して開発した、Skype for Business向けアプリ「Tele Beauty」(テレビューティー)だ。このアプリは、画面をクリックするだけで、オンライン会議の画面に表示される顔に自動でメークをしたり、顔色補正を行なえるというもの。資生堂のメイクシュミレーション技術を使って、実際にはスッピンなのにもかかわらず、相手の画面上にはまるでメイクしているかのような顔が映し出される発明品だ。©youtube/SHISEIDO 資生堂
自然な印象の「Natural」から、流行を反映した「Trend」、できる女風のキリッとした「Cool」、可愛いイメージの「Feminine」の4種類から仕上がりのイメージを選んで、ワンクリックでフルメイク完了。もちろん、微妙な濃度を調整する機能もついている。
©youtube/SHISEIDO 資生堂
現在は試用期間中のこのアプリ、将来実用化がすすめば育児中の在宅勤務など多様な働き方を応援してくれるはず。ちょっと応用すれば、遠距離恋愛中のちょい盛りにも役立ってくれそう?Photo by instagram@gwynethpaltrow