太りにくく二日酔いになりにくい!オスカー女優の飲酒術

パーティや忘年会などで宴席が続くと、翌朝の二日酔いはもちろん、右肩上がりの体重も気になってくるもの。そこで参考にしたいのが、ジャンクフードやお酒が大好きで「ダイエットは無理」と公言してきたオスカー女優ジェニファー・ローレンスの飲酒術。2年連続で「最も稼いだ女優」(米Forbes誌調べ)に輝いた彼女に、太りにくく二日酔いになりにくい飲酒の作法を伝授したのが、トレーナーのダルトン・ウォンだ。


2年連続で最も稼いだ女優に選ばれた、ジェニファー・ローレンス。©GettyImages

ジェニファーが「食べ方や動き方、美味しいけれどヘルシーに生きる術を教えてくれる」と信頼を置くダルトンがアドバイスする、賢い飲酒ルールは以下のとおり。ジェニファーとトレーナーのダルトン。Photo by instagram@dalton_wong22

【お酒の種類別選び方一覧】
人生を楽しく彩るお酒。ストイックに我慢するよりも、選び方や飲む量を工夫して賢く付き合おう。糖分が少ないものや添加物の少ないものを選び、なるべく小さいグラスで飲むのが鉄則!
(×はよくないもの、○はまあOKなもの、◎はいい感じ!なもの)。

シャンパン
キールロワイヤル(シャンパンにクレーム・ド・カシスを混ぜたカクテル)はカロリーが高いので×。フレッシュオレンジジュースで割ったミモザは○。シャンパンの中でも、糖分を加えてない「ウルトラブリュット」は◎。細いフルートグラスで飲むと、量が少なくて済む。

赤ワイン
グリューワイン(ホットワインや香辛料で作るカクテル)は砂糖が多いので×。普通の赤ワインは抗酸化物質が豊富で○。毒性物質による二日酔いが防げるオーガニックワインは◎。ソーダや水で薄めて飲む「アルゼンチンスタイル」の飲み方は頭痛防止に効果的。

白ワイン&ロゼワイン
レモネードで割ったスプリッツァーは糖分過多なので×。普通の白&ロゼワインにも赤ワインほどではないが抗酸化物質が含まれていて○。炭酸水や氷で割ったスプリッツァーは、水分不足を防いで翌朝の頭痛を防ぐので◎。

 ビール
ジョッキ一杯のビールは、糖分とグルテンとイーストのカクテルみたいなもの。ビール腹とはよく言ったもので×。瓶ビールは手元で量を調整できるので○。クラフトビール醸造所直結のお店で飲めば、添加物が少ないため二日酔いになりにくく◎。

蒸留酒
薄めてカクテルとして飲むタイプのあらかじめブレンドしてあるものは、砂糖が入っていることが多く×。ダークな色の蒸留酒(ラム、ウィスキー)は醸造時に発生する副産物が二日酔いの原因になりやすいが、ロックで飲めばまだ○。ウォッカやテキーラなどの透明な蒸留酒は、純度が高く二日酔いになりにくい。ソーダやフレッシュなライムジュースで割ればなお◎。オーガニックなら言うことなし。

カクテル
クリーミーなシロップ入りのタイプ(ホワイトロシアン、ロングアイランドアイスティー、マイタイなど)は太りやすく×。マルゲリータ、モヒート、カイピリーニャなどの透明な蒸留酒がベースのカクテルは○。さらに、透明な蒸留酒にフレッシュハーブやライムジュースを混ぜた、砂糖無添加のカクテル(ミントジュレップ、ジンリッキー)は◎。

【翌朝の時間差迎え水で二日酔いを撃退】

飲酒後は脱水症状になりやすいため、水分補給が必須。朝起きて頭が痛かったら、ナトリウム・電解質・クエン酸を段階的に補う「迎え水」作戦を試してみて。最初は普通の水を飲み、さらに塩水、ココナッツウォーター、レモン水を時間差で飲んでいく。朝食を食べて、コーヒーで締めくくるころには、だいぶ気分が回復しているはず。
二日酔いの朝に試したい、迎え水作戦。Photo by instagram@dalton_wong22

酔った上での振る舞いはさておき、二日酔いや太り過ぎならば飲み方次第で防ぐことができる。楽しく飲んで跡を濁さないジェニファー流の飲酒術、この年末に是非お試しあれ。

いい気分に酔って、パパラッチに割り箸芸を披露したジェニファー。©amanaimages