パリを誘惑したフジタの「乳白色の肌」

新プロダクトでつくる名画のベースメイクアップ
「日本画の胡粉のような白を取り入れた『乳白色の下地』による裸婦で知られる、藤田。その肌が醸し出すアンニュイでデカダンスな雰囲気は、パリの人々のエキゾチシズムやファムファタル願望を刺激し、大いに熱狂させました」(池上さん)。
 体温を感じさせない透明感は、赤みの気になる部分にブルーやラベンダーの寒色系コントロールカラーをプラスして表現。和洋折衷なハーフマット質感に倣い、しっとりと肌に密着し光を透過する新世代のパウダリーをまとって、ほの青く光るモダンな乳白色の肌が完成。

1 粉体をスキンケア成分で包み、潤いと軽さを両立。ダブルウェア モイスチャー ステイ イン プレイス パウダー メークアップ N SPF30・PA+++ ¥7,000/エスティ ローダー
2 ラベンダーで透明感アップ。スタンプ コントロールカラー 200 ¥3,000/アナ スイ コスメティックス
3 しなやかに密着し、やわらかな光を放つ肌に。ザ パウダーファンデーション SPF20・PA++ ¥5,000/コスメデコルテ
4 黄ぐすみを補正し澄んだ肌に。プリズム・プライマー 01 SPF20・PA++(30㎖)¥5,900/LVMHフレグランスブランズ(パルファム ジバンシイ)

『没後50年 藤田嗣治展』

日本から世界に羽ばたき、エコール・ド・パリの寵児となった画家の足跡を振り返る最大規模の回顧展。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の肌」を持つ裸婦像が、10点以上も一堂に会する。初来日の作品も。
会期/〜10月8 日 会場/東京都美術館 03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

FEATURE
HELLO...!