ボナール視点で見いだす、肌の奥の血色

新プロダクトでつくる名画のベースメイクアップ

 「見たままの景色の奥に潜む色を表現するナビ派の発想と、浮世絵に影響された平面的な構図で、見る者の視神経の限界を試すボナール。彼の描く肌は、もはや肌色ではなく、肌の奥にある色や肌に映り込む色を強調したカラーに染まっています」(池上さん)。

 多彩な色を幾層にも重ねた、ボナールの奥深い肌の表現は、ツヤを強調するポイントを自在に操るハイテクファンデーションに託して。肌の内側を流れる熱い血潮を表すレッドチークが、「現実を超える、真実の美」を実現する。

1 最もツヤが欲しい、頰の高い部分に効果的に輝きをプラスするプロダクト。エリクシール シュペリエル つや玉ファンデーション SPF28・PA+++ ¥3,500〈編集部調べ・10月21日発売〉/資生堂
2 肌ノイズを光で調整。リテクスチャリング ファウンデイション SPF25・PA++(25㎖)¥4,500/イプサ
3 シアーなざくろ色。ブラッシュ カラー インフュージョン ポメグラニット ¥3,200〈9月19日発売〉/ローラ メルシエ ジャパン
4 パフでエアリーにまとう、深紅のノンパールチーク。チーク カラー パウダー 02 ¥3,500/レ・メルヴェイユーズ ラデュレ

 

『オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展』

印象派の師ゴーギャンの薫陶を受け、ジャポニスムの影響のもと特異な作風に行き着いたボナールの回顧展。見たままの光景を、再構築するその作品は見る者を挑発し、「視神経の冒険」へと誘う。
会期/9月26日〜12月17日 会場/国立新美術館 03-5777-8600(ハローダイヤル)

 

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