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08.女性にも似合うメンズの香り

ジェンダーを超えて、まといたい香り

フレグランスがジェンダーを超えていく今、メンズの香りを女性がまとうことも、もはや当たり前に。そんな中、香水ラバーズが選んだメンズの特徴は、どこかアロマティックだったり、自然のニュアンスがあること。

1位 シャネル ブルー ドゥ シャネル オードゥ パルファム

シャネル ブルー ドゥ シャネル オードゥ パルファム、クリード シルバー マウンテン ウォーター オーデパルファム、エルメス テール ドゥ エルメス オードトワレ

左から、シャネル ブルー ドゥ シャネル オードゥ パルファム 100ml ¥21,230/シャネル クリード シルバー マウンテン ウォーター オーデパルファム 100ml ¥55,000/インターモード川辺 エルメス テール ドゥ エルメス オードトワレ 100ml ¥18,480/エルメスジャポン

あらゆる可能性への扉を開く色、「ブルー」から着想を得た、アロマティック ウッディのノート。シトラスやスパイス、ジンジャーのめくるめくトップノートは、やがてセダーを主役にしたウッディノートへと移ろい、あらゆる束縛から解き放たれた自由を表現。

「夜闇のようなスパイシーなシトラスから始まる鮮烈さが、女性のハンサムな一面を引き出す。ムスキーなウッディへと変容していく過程もドラマティックで、クワイエットな服装などに合わせると、アンニュイで“男前”なムードが添えられ、モダンな意外性をまとえる」(渡辺さん)

「強く、エレガントな人物像を描く香りは、女性がまとうとハッとするようなギャップを演出。“黒というには青く、青というには黒い”と評されるボトル同様、爽やかさと濃密さが交差。31 LE ROUGEの深紅のルージュとの掛け合わせが、気合いが入る日のお守りです」(編集H)

「透明感があり、トップの爽快なシトラスと、深みのあるウッディが重なりあうバランスが絶妙。凛とした気持ちになれるので、自分を鼓舞したいときのとっておきとして。ミッドナイトブルーのボトルもスタイリッシュで、そこにあるだけで空間が引き締まります」(YOSHIDA)

シャネル
https://www.chanel.com
0120-525-519

2位 クリード シルバー マウンテン ウォーター オーデパルファム

アルプスの凛として凍てつくような空気にインスパイアされた、フレッシュでコンテンポラリーな香り。シトラスのトップから、ティーノートとソルティなオゾンを感じるハートノートへと移ろう爽快な展開。高揚感と活力を与え、冷涼感を呼び込むように。

「アルプスの山頂にたどり着いたなら、きっとこんな澄み切った冷たい風に包まれるんだろう。そんな爽快でクリーンなノート。中盤からティーに混じってフローラルも出てくるし、ラストも温もりと透明感を感じるムスキーノートなので、女性にも推したい」(平さん)

「夏山の雪解け水を思わせるような、ひねりのある大人の清潔感が感じられる香り。ティーの落ち着きもあり、メンズの定番ではあるけれどクセは強くないので、女性がつけるとかえってきりりとした輪郭が際立つ感じがいい」(中野さん)

インターモード川辺 フレグランス本部
https://creedfragrance.jp/
0120-000-599

3位 エルメス テール ドゥ エルメス オードトワレ

大地のエッセンスと空のエッセンス。「大地と空気、水の間で生まれた」という香りは、ミネラルでウッディなノートをベースに。シダーの力強さとグレープフルーツの爽快感に、シレックス(火打石)のノートを合わせて。人間と大地の絆をも表現。

「風景の中に自分を溶かしながら、確かに輪郭を残す香り。このウッディの名作は媚びず、飾らず、それでも心を奪う。女性がまとえば、ただそれだけでひとつのモードなスタイルになる」(山根さん)

エルメスジャポン
https://www.hermes.com
03-3569-3300